米バージニア(Virginia)州でおもちゃを選ぶ女性(2007年11月21日撮影、資料写真)。(c)AFP/Saul LOEB 【12月16日 AFP】米玩具メーカー大手マテル(Mattel)が中国で製造した玩具から有害物質が検出され、米国39州が同社を提訴していた裁判は、マテルが総額1200万ドル(約10億8000万円)の賠償金を支払うことで和解した。複数の米政府関係者が15日、明らかにした。 1年3か月を経てようやく解決にこぎつけたこの問題は、マテルおよび傘下のフィッシャープライス(Fisher-Price)製玩具の塗料から基準値を超える鉛が検出されたもの。両社は玩具を自主回収している。 同問題の調査・調停を指揮したマサチューセッツ(Massachusetts)州のマーサ・コークリー(Martha Coakley)検事総長によると、和解金1200万ドルは原告の39州に割り当てられる。

