一般的な話題 こんな装置見たことない!化学エンジニアリングの発明品 2013/9/25 一般的な話題, 化学者のつぶやき, 製品情報 投稿者: Tshozo 一般には成熟したと思われる化学エンジニアリングの世界、そこには未だ未だ驚愕に値する発明の種は埋まっているのであります Tshozoです。今回、その発想力と技術の切り口に久々に感動した化学関係の装置がありますので紹介させていただきます。 元ネタは日刊工業新聞社殿が長年主催されている「発明大賞」。今年で39年目を迎える長寿企画で、「優れた発明考案により、我が国産業の発展と国民生活の向上に業績をあげた企業及び個人またはグループに贈られる賞」という趣旨のものです。そのリストを見ると機械マニアが狂喜しそうな、数々の素晴らしい発明品が生み出されています。 ▲発明大賞ロゴ 発明大賞サイトはこちら → ● 今回受賞リストはこちら→ ● 日刊工業新聞社
この件、つい最近うちの教授から話が出たばかりなので、その内容をそのまままとめます。 多分、知っている人はみんな知っているのだと思いますが、自分は知りませんでした。 「奥の間」のリンクの内容もわかりやすいですね。 : 出版社のビジネスモデルは、 書籍のみだった時代はほしい雑誌だけ購入するシンプルな形態だったが、 電子化したのでコピーが容易になりそのぶん利益確保が不確実になるという口実で 曖昧に「1流から5流までセットメニューで何億円です」として売っている。 一部以外はjunkばかり。ほしい物を買うにはセットを買わないといけない。 ケーブルテレビのシステムと同様。 振り返って雑誌の内容というのはなにか? TeX入稿が主流の今、それは出版会社の作ったものではない… 研究者が大学内で自分らで頑張って編集して出したものが大学に売られている… (日本なら)国の税金で作ったものを、論文掲載の御札つけをす
Ns(ノシル=2-Nitrobenzenesulfonyl)基といえば、アミンの保護および活性化の役割を果たす非常に頼もしい保護基です。ご存じの通り、菅敏幸先生、福山透先生によって開発された保護基です。 Kan, T.; Fukuyama, T. Chem. Commun. 2004, 353. DOI: 10.1039/b311203a 言うまでもないと思いますが、Ns基はチオフェノールなどのチオールを求核付加させると、Meisenheimer錯体を経由して脱保護されます。この脱保護の反応条件は、多くの場合、他の保護基とオルトゴナルに脱保護することができます。 Ns基は2位にニトロ基を持ちますが、保護、アルキル化、脱保護のどの観点からしても、ニトロ基の位置は4位でも良い気がします。むしろニトロ基は4位にあった方がNMRの芳香環領域が見やすくて良い気がします。 一般的な表記ではないかもしれ
2013年4月、JEOL RESONANCEは、世界初となるゼロボイルオフ超伝導マグネットを用いたNMRシステムの実用化に成功した。 ヘリウムの供給不安を払拭する画期的な装置誕生までの軌跡を追う。 消えないノイズ 会議室の空気は重かった。 2011年度からスタートしたヘリウムの補充が不要なNMRの開発プロジェクト。すでに2年が経とうとしていたが、どうしても信号にノイズが混じる。 考えられる手はすべて打ってきたが、有効な手だてはおろか、ノイズの発生原因にさえ、たどり着けない。 「あと考えられるのは、これくらいでしょうか?」 出てきたアイデアは、ずいぶん的外れに思えた。 「それは、まず関係ないんじゃない?」 「まあ、いいよ。ここまで来たら、とりあえずやってみようよ」 そのやりとりを聞きながら、開発チームのリーダーである 技術部統括部長 末松浩人は、ため息をついた。数ヶ月後に迫っていた大規模な学
平成24年11月30日 科学技術振興機構(JST) Tel:03-5214-8404(広報課) 産業技術総合研究所 Tel:029-862-6216(報道室) 筑波大学 Tel:029-853-2040(広報室) JST 課題達成型基礎研究の一環として、産業技術総合研究所 ナノシステム研究部門 大谷 実 研究グループ付と筑波大学 岡田 晋 准教授らは、イオン性分子注1)を2層のグラフェン注2)表面に吸着させることによりグラフェンを半導体化できることを理論的に提示しました。また、吸着させるイオン性分子の種類を制御することにより、半導体化された2層グラフェンの伝導特性を制御できる可能性があることを理論的に示しました。 グラフェンは炭素原子が蜂の巣状に6角形のネットワークを形成したシートで、原子1層からなる究極の薄さと、そのシート上に高移動度の電子が存在することから、世界的に注目されている新材料
機能性金属錯体にとって不可欠たる要素の一つに、「配位子(リガンド)」があります。 これは金属元素にくっつき(配位し)、その性質・機能を実に千差万別なものへと変えてしまえる化合物です。特に精密たる機能チューニングを行うには、配位子のチューニングが必要不可欠となります。金属それ自体の修飾場所・修飾手法は限られているため、有機化合物で出来た配位子を様々に変えてやる必要があるからです。 さて、性能の良い配位子には特別な通称がつけられ、化学者の間で共有されてゆきます。多くの場合化合物名(IUPAC名)の略称、もしくは開発者人名から取った通称が付けられるのが通例ですが、中には配位子デザインの「コンセプト」や、配位子がもたらす未来像、すなわち「夢」を託した名前を持つものがあります。 そんなオリジナリティに富む名前を持つ配位子とその由来を知ることは、現場にいる化学者たちの思想が垣間見えてなかなか興味深いも
化学の世界は広し歴史は長しで、「これはちょっと・・・」と発声を躊躇してしまうような名前の化学物質があります。 今回はそういう「妙な名前の化合物」のうち、特にアダルト風味・下ネタテイストただようシロモノをご紹介しましょう。 小ネタとして使うなら、TPOは選んでくださいね。お酒の席ならシャレで済みそうですけども・・・(笑) アルソール ピロールやホスホールの類縁体で、ヒ素を含む5員芳香族複素環化合物です。 なぜにこれがお下品な名前?・・・日本人には分かりづらいかも知れませんが、これはブリティッシュ・スラングの“Arsehole=ケツの穴” に発音がたいへん似ているのです。なのでうっかり発声しようものなら、欧米人には噴飯モノらしい。 加えて図ったかのように環状化合物というのは、こりゃもう何かの因縁があると捉えられても、全く不思議ではないですな(笑) スペルマン、スペルミン、スペルミジン スペルマ
不定期に描く、科学大好きフラスコちゃん第7回です。 会社で配置転換があり異動させられました。この漫画の監修をつとめてくださっていた方も異動になり、監修者がいない状態でのフラスコちゃんです。 気にしない、たかが漫画ですしその程度大したことではない・・・はずです!; フラスコちゃんのおともだちの登場です。 自分の実験に没頭して家にも帰らず泊り込み、、、そんなケミカル女子。 でもまわりが心配するので寝食はちゃんと取ってほしいものです;;(カ○リーメイトは食事ではないです;;) メガネが大きいのは顔を描くのが面倒だからです! 思いつきで描いたので今後も出てくるかはわかりません。 不定期に描く、科学大好きフラスコちゃん第6回です。 未知への探求者、化学の神の殉教者、いわゆる化学者(研究者)の方へ。 異論反論は大いに認めます、受け入れます、ギャグ漫画です、描かずにはいられませんでしたv 大丈夫です、こ
実験テクニックのまとめ作ろうぜ@化学板 Wiki ライフハックならぬラボハックを収集して共有しようというWikiです。 明文化して伝授されることはないし、実験テクニックというわけで文字だけでというのは困難ですが、実験をうまくやったり研究室での生活に役立てばいいと思います。同時に研究室に伝わる理由不明のローカルルールを打破し、合理的で便利な実験手法を共有したいという願いも込められています。 有機合成系のテクニックに偏っていますが、有機合成以外のテクニックも歓迎です。また研究室生活で心や体を壊さないように、ちょっとしたコツも教えあいましょう。 現行スレ 実験テクニックとかのまとめwiki作ろうぜ!2 http://matsuri.5ch.net/test/read.cgi/bake/1525626820/ 前スレ:実験テクニックとかのまとめwiki作ろうぜ!@化学板 http://matsur
独立行政法人物質・材料研究機構 慶應義塾大学先端生命科学研究所 NIMSは以前、鉄系超伝導関連物質の鉄テルル化合物を酒中で煮ると超伝導体に変わることを発見したが、今回、慶應義塾大学 先端生命科学研究所との共同研究により、酒中に含まれる超伝導誘発物質を同定し、その誘発メカニズムを明らかにした。 独立行政法人 物質・材料研究機構 (理事長 : 潮田 資勝、茨城県つくば市、以下NIMS) は、鉄系超伝導関連物質である鉄テルル化合物〔Fe(Te,S)系〕を酒中で煮ると超伝導体に変わることを発見した (平成22年7月27日 NIMS - 独立行政法人科学技術振興機構 (以下JST) 共同プレス発表) 。今回、慶應義塾大学 先端生命科学研究所 (所長 : 冨田 勝、山形県鶴岡市、以下慶應大先端研) との共同研究により、酒中に含まれる超伝導誘発物質を同定し、その誘発メカニズムを明らかにした。 慶應大先端
紙の繊維を千分の1まで細かくした「セルロースナノファイバー」を使って透明な紙を作る技術を、大阪大学産業科学研究所の能木雅也准教授が開発した。ガラスより軽くて丈夫なうえ、プラスチックより熱に強いことから、広い範囲での利用が可能。材料は紙とまったく同じで、化石や鉱物資源に頼ることなく製造できる。処分も容易で、環境への影響も小さいことから、紙の歴史を変える新素材として注目される。 紙の材料である植物繊維そのものは透明で、紙が白いのは、繊維同士の隙間で乱反射が起こるためだ。透明な紙は、普通の紙と基本的な構造は同じだが、植物繊維を普通の紙の千分の1という15ナノメートルまで細かくし、繊維同士の隙間を限りなく狭め、乱反射を消すことによって生まれる。 これまでも試作は可能だったが、製造過程で生じる表面の凹凸を手作業で研磨しなければならず、実用化の壁となっていた。能木准教授が開発したのは、のり状にした繊維
理化学研究所(理研)は、高分子材料を構成する基本単位物質(モノマー)であるスチレンとイソプレン、ブタジエンそれぞれに対して、高い選択性を示す2種類の希土類重合触媒とチェーンシャトリング試剤を組み合わせ、すべてのモノマーを高度に立体制御した共重合体の合成に成功したことを発表した。同成果は、理研基幹研究所 侯有機金属化学研究室の侯召民主任研究員、西浦正芳専任研究員、潘莉特別研究員、張坤玉特別研究員らによるもので、ドイツの化学会誌「Angewandte Chemie International Edition」(オンライン版)に近日掲載される予定。 プラスチックや合成ゴムに代表される高分子(ポリマー)材料は、広く一般で用いられているが、それらの機能は構成単位物資(モノマー)の組成や立体構造に大きく依存している。そのため、新たな機能を有する高分子材料の合成を目指し、モノマーの組成や立体構造を制御で
計測機器ベンダ大手Agilent Technologiesの日本法人であるアジレント・テクノロジーは、「Agilent 7200 Q-TOF (四重極飛行時間型) ガスクロマトグラフ質量分析 (GC/MS) システム」を発表した。 アジレントの「Agilent 7200 Q-TOF ガスクロマトグラフ質量分析システム」 同装置は、同社のガスクロマトグラフ「Agilent 7890A GC」の性能と、Q-TOFアナライザのスペクトル分解能を兼ね備えたもので、合わせて同社が提供してきた信頼性の高い分析結果を得るための機能なども搭載されている。 機器の設定から最終レポートに至るまでTOFおよびQ-TOF分析を円滑化できる設計となっているデコンボリューション・ソフトウェア「Agilent MassHunter」を用いることで、TOFモードにおける化合物の分析を円滑化することが可能となる。特に分析が
こんにちは、コリーです。 やっぱりカツにはキャベツが必須だと思うのですよ! 今日のお昼の色彩の残念具合に絶望した! 今日のアプリは「MolPad」。 皆さん、構造式ってご存知ですか?おそらく中高の化学の時間に習った方が多いかと思います。 物質の分子構造を表す化学式の一種で、化学の中では非常に重要な存在です。 本アプリは、その構造式を描くための「構造式エディタ」の一種です。 これが結構書きやすい!構造式を書くには多くの線を引くので、タッチパネルのメリットが生きています! 書きやすさのための細かい点も良く作り込まれていて、必要な方は少ないかもしれませんが良作アプリです! 起動すると真っ白いキャンパスが現れます。ここに構造式を書いていきます。 取り敢えず線を一本引いてみました。 引いた線の端から続きの線を書くことが出来ます。 線の端を長押しで位置の移動も行えます。 引いた線の真ん中を長押ししてか
三菱マテリアルと電気化学工業は4月26日、三菱マテリアルが技術確立した カーボンナノファイバー(CNF)を含むリチウムイオン2次電池用導電材料などの研究開発および販売について、共同で事業化の検討を進めていくことを決定したことを発表した。 三菱マテリアルはCOガスを主原料としたCNF合成に関する技術開発に成功し、市場性などの検討を行っていた。同CNFは、従来の炭化水素系CNFに比べてタールなどの不純物が少なく、低温での合成が可能であるといった特長があり、従来品に比べ品質面およびコスト面での優位性がある。 一方、電気化学はカーバイド生産時に副生するCOガスを含み安価に安定供給できる電炉ガスを有しているほか、その利用方法について多くの知見を有していることから、両社で量産化に向けコスト競争力のある同CNF製造について検討を進めることを決定したという。 なお、当面はパイロットプラントを利用した市場開
接着剤ツールファースト 電話・Faxでのお問い合わせ 0120-37-3785 (平日AM9:00~PM5:00) メールでのお問い合わせ [email protected] サイトに載っていない商品や質問など、お気軽にお問合せください。 接着作業時に、誤って手や衣服などに、接着剤がついてしまうことがあります。 ここでは、そのような場合における接着剤の除去法について述べていきます。 接着剤除去の基本 接着剤は、どんな条件下でも、安定した強力な接着強さを発揮するように、研究開発が進められてきたため、容易にははがれません。また、接着剤は被着材の間に隠れてしまうので、仮に接着剤を溶かしたり弱めたりできる溶剤やはく離剤があっても、接着剤層に触れるのは非常に困難です。また、はく離剤を使うとき、被着材自身が溶けたり変形する可能性があります。被着材の変形などの問題を無視すれば、一般的に接着剤の組成分が溶
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