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「Windows」を長年使い続けてきた筆者は、「Windows 95」から始まり、個人でも仕事でも各バージョンを経験してきた。「Mac」や「Linux」への乗り換えを考えたこともあったが、結局はWindowsを使い続けてきた。しかし、その忠誠心は年月とともに揺らぎ、近年では特にその傾向が強まっている。筆者だけでなく、同じように感じているユーザーも少なくない。 元Microsoftのプログラマーであり、WindowsのタスクマネージャーやZIPアーカイブツールの開発に携わったDave Plummer氏は、最近のYouTube動画でWindowsについて「ひどい」と率直に語った。ただし、単なる批判に終始するのではなく、その理由を丁寧に説明している。 Plummer氏によれば、Windowsは初心者からパワーユーザー、開発者まで、あらゆる層に対応しようとするあまり、過度に簡素化され、ユーザーの手

印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます USBポートの色には、それぞれ意味があることをご存じだろうか。USBデバイスをお持ちなら、ポートの色をよく見てほしい。実は、色によってそのポートの性能や機能が示されているのだ。標準化された色分けによって、デバイスの世代やデータ転送速度、電力供給能力などが一目で分かるようになっている。 多くの人がこの事実に気づいていないのも無理はない。ほとんどのUSBデバイスは、互換性のあるポートであれば問題なく動作するが、最適な性能を発揮するには、適切なポートを選ぶ必要がある。例えば、あるデバイスの動作があるポートではスムーズで、別のポートではそうでないと感じたことがあるなら、それは気のせいではない。おそらく、片方はUSB 3.0に対応しており、もう片

Googleの「NotebookLM」は、リサーチ、情報の整理、ドキュメントの内容に関する対話、要約の生成、フラッシュカードの作成、カスタムレポートの作成などに役立つツールとして、驚くほど人気を集めている。NotebookLMを使えば、自分のソースを追加し、人工知能（AI）を使ってソース間の関連性を明らかにできるため、ソースに対する理解がさらに深まる。また、NotebookLMはアップロードされたソースのみを扱うため、ユーザーは自分でソースを管理できる。 NotebookLMの最大の問題は、クラウドサービスであり、ローカル環境で実行できないことだ。ローカルにインストールしたAI（「Ollama」など）と連携させることは可能だが、その組み合わせでは使える機能が限られる。 では、プライバシーを重視しながら、自宅のネットワークでNotebookLMのようなツールを使う必要がある場合は、どうすれば

OracleがOpenAIと、5年間で約3000億ドル（およそ45兆円）という前代未聞のクラウド契約を結んだと報じられた。この動きは、単なる契約金額の話にとどまらず、企業のIT部門が今後のクラウドおよびAIインフラ戦略を考える上で、重要な転換点を示している。 まず、Oracleの立ち位置である。従来、データベースや統合基幹業務システム（ERP）を中心としたプロバイダーとして位置付けられていたが、この契約を機に、AI時代のクラウドインフラプレーヤーへの転換を印象付けた。この契約には、米国内で「Stargate」データセンターの追加容量4.5GWを開発することで合意していることも含まれている。

Googleの「NotebookLM」と「Deep Research」はどちらも、あらゆるトピックについて、ウェブサイトやユーザーの手元にあるドキュメントなどのファイルを利用した調査を支援してくれる、便利なツールだ。そしてGoogleは今回、複雑あるいは困難なオンラインでの調査を自動化する手段として、この2つを統合しようとしている。 それが米国時間11月13日に発表された、NotebookLMにDeep Researchを統合する新機能だ。これによりNotebookLMは、ユーザーからの質問に解答しようとする過程で、ユーザーに代わってウェブを徹底的に調べる。このツールは多数のサイトをブラウズして調査結果を厳選し、最も信頼性が高くて正確なソースを回答に盛り込もうとする。さらに調査が完了すると、NotebookLMはユーザーが情報をダブルチェックできるように、自らが調べた情報源すべてを記載した

印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます アスクルは11月14日、10月19日に発生したランサムウェア攻撃による情報流出の可能性について新たに発表した。 同社のグループ会社であるASKUL LOGISTが運営するサードパーティー・ロジスティクス（3PL）サービス（物流サポートサービス）を利用している取引先企業に関する情報、当該企業のエンドユーザーの情報が外部に流出した可能性があるという。 なお、メールアドレスおよびクレジットカード情報の委託は受けていないとしている。 11月14日時点において、流出の恐れがある情報を悪用した被害の発生は確認していないが、今後それらの情報を悪用した「着信」「なりすまし・フィッシングメール（SMS）」「ダイレクトメール（DM）」などが送付される恐れが

1. Bitwarden 「Bitwarden」は筆者が長年愛用しているパスワードマネージャーだ。Linuxデスクトップクライアントが提供されているだけでなく、サーバーインスタンスをローカルLAN上でホストして、プライバシーをさらに強化できる。 Bitwardenには、パスワードマネージャーに必要な機能が全てそろっている。例えば、ランダムパスワード／パスフレーズ生成ツール、2要素認証（2FA）のサポート、パスキーの保管庫、共有、フォルダー、生体認証ログイン、自動入力ログイン、ブラウザー拡張機能などを利用可能だ。 さらに、業界をリードするエンドツーエンド暗号化も採用しているため、保管庫ののぞき見を防げる。 筆者は多くのパスワードマネージャーを試してきたが、Bitwardenを手放すことは想像できない。 Bitwardenは無料で使用できる。追加機能（「コレクション」や「Bitwarden認証

筆者は、何十年にもわたり、デスクトップコンピューティング、ノートPC、ハンドヘルド、IoT、開発、サーバーなど、あらゆる目的で「Linux」を使用してきた。これらのニーズに対応するため、考え得るほぼ全てのディストリビューションを使用してきたが、それらのOSで実行できる機能には常に感銘を受けていた。 先ごろ、筆者はあるホームサーバーOSをレビューし、大きな衝撃を受けた。それが「umbrelOS 1.5.0」である。このDebianベースのLinuxディストリビューションは、Umbrelが開発しており、64ビットコンピューターと「Raspberry Pi」コンピューターの両方で利用可能だ。 umbrelOSの主な機能 umbrelOSには多数の機能が搭載されている。主な機能は以下の通りである。 自動的に暗号化されるバックアップ 「Files」（ファイル）の「Rewind」（元に戻す）機能 ネッ

「Windows」の「設定」アプリや「コントロールパネル」内にあるオプションや機能を探すのは、非常に手間がかかる作業である。特定の設定を見つけようとしても、どこにあるのか分からないことが多い。こうした課題を解決するために、利用可能なオプションを一カ所に集約するツールとして「Super God Mode」が存在する。 このツールは「God Mode」の後継のような名前だが、動作の仕組みは異なる。Super God Modeのバッチファイルを実行すると、Windows 10またはWindows 11の環境を読み取り、主要なアプリ、機能、設定へのショートカットを含む一連のフォルダーが作成される。特定のフォルダーを開き、目的の機能のショートカットをクリックするだけで、その機能を表示または実行できる。さらに、ツールに含まれるスプレッドシートには、対象となる全ての機能とそのアクセス方法が一覧化されてい

パスキーの仕組みはどうにも分かりにくい。暗号鍵や認証システム、それに「FIDO2」や「WebAuthn」といった難しい名前の規格が関わってくるからだ。ついていけなくなるのも無理はない。 だが、ちょっとした秘密がある。細かい仕組みをすべて理解する必要はない。たった1つのルールに従うだけで、パスキーを使ってセキュリティを強化できるようになる。そのルールとは、ウェブサイトやアプリからパスキーの作成を勧められたら、とにかく承諾するというものだ。顔認証や指紋認証、PINで本人確認を済ませるだけで、すぐに利用を開始できる。筆者はこのルールに従った結果、今では30個ほどのさまざまなパスキーを持っており、ウェブサイトやオンラインサービスへのログインが非常にスムーズになった。 使い勝手が極めてシンプルだとはまだ言えないが、たいてい問題なく利用できる。実際、最もややこしい作業は、パスキーの保存場所を決めること

1997年に初めて「Linux」を使い始めた頃、避けて通れないことが1つあった。それは、いずれ必ずrootとしてログインするか、rootアカウントに切り替える必要があるということだ。筆者もそうしていた。しかも、かなり頻繁に。 ソフトウェアをインストールしたり、/etc内の設定ファイルを変更したり、サービスを起動・停止したり、OSをアップグレードしたりと、管理者権限が必要な操作のたびに、rootアカウントを使っていた。 当時は、それがどれほど危険な行為であるかを理解していなかった。もっとも、当時はsudoという便利な仕組みが存在していなかったのだから、無理もない。 大惨事はすぐそこに 幸運なことに、筆者は長年rootアカウントをそのように使っていても、大きなトラブルに見舞われることはなかった。rootとしてログインしたり、切り替えたりしても、特に問題は起きなかった。 だが、それは単に運が良か

世界のAI開発競争は常に変化しており、今回は、中国の新興AI研究所であるMoonshotが発表した新モデルによって、その流れが大きく動いた。 北京に拠点を置くMoonshotは米国時間11月6日、「Kimi K2 Thinking」という推論モデルを公開した。同社によれば、このモデルはOpenAIの「GPT-5」やAnthropicの「Claude Sonnet 4.5」を主要なベンチマークで上回っているという。評価項目には「Humanity's Last Exam」、ウェブブラウザーを用いて難解な情報を抽出する能力を測る「BrowseComp」、そして推論能力を評価する「Seal-0」が含まれている。なお、Kimi K2 Thinkingのコーディング能力はGPT-5やSonnet 4.5と同等であるものの、特筆すべきほど優れているわけではない。

筆者は、いまだかつて耳にしたことのない「Linux」ディストリビューションが次々と発見されることに、常に驚きを覚えている。1999年からLinuxについて執筆している経緯から、ほぼ全てのディストリビューションを取り上げてきたはずである。しかしながら、それでも必ず1つか2つ（時には5つ）見逃していたものが見つかるのだ。 このような知名度の低いディストリビューションの中には、特に注目に値しないものも存在する。一方で、実際にはある程度注目されるべきディストリビューションもある。さらに、知名度は低いものの、極めて優れていたり、少なくとも非常に興味深かったりするディストリビューションも存在するのだ。そこで、本記事では、おそらく読者が一度も聞いたことのないであろう、筆者がお気に入りのLinuxディストリビューションを幾つか紹介する。 それでは、知る人ぞ知るディープなディストリビューションを見ていく。

ロンドンのCanonical本社で開催された「Ubuntu Summit 25.10」において、同社の創設者で最高経営責任者（CEO）を務めるMark Shuttleworth氏と、「Ubuntu」エンジニアリング担当バイスプレジデントのJon Seager氏が、Ubuntu Linuxの次期長期サポート（LTS）リリースである「Ubuntu 26.04 LTS」（「Resolute Raccoon」）のビジョンと計画について説明した。 両氏が今後の展開について米ZDNETに語った内容を紹介しよう。 Ubuntu 26.04のビジョンに関するShuttleworth氏の発言 Shuttleworth氏は、自身がオープンソースの真の信奉者であると米ZDNETに語った。Canonicalはこれまでも、そしてこれからも、ユーザーが「あらゆる領域でオープンソースを利用できるようにする」企業だという

「Windows」のタスクマネージャーは、実行中のアプリ、サービス、プロセスを表示し、どれがメモリーを大量に消費しているかを確認して、必要に応じて終了できる便利なツールである。しかし、現在タスクマネージャーに影響を及ぼす新たな不具合が発生しており、ツール自体が通常以上にメモリーを消費する原因となっている。 この不具合は、Microsoftが米国時間10月28日に公開した「Windows 11」向けの10月のプレビュー更新プログラムに起因している。このアップデートでは、スタートメニューなどの主要機能が強化され、複数のバグが修正されたが、同時にタスクマネージャーに新たな不具合が持ち込まれた。Windows Latestがこの問題を報告している。 このアップデートをインストールした環境では、タスクマネージャーを起動すると、現在実行中のアプリやバックグラウンドプロセスの名称、CPUやメモリーの使用

個人アカウントで弱い、あるいは漏えいしたパスワードを使用すること自体が問題であるが、職場でそれを使用することは、本人だけでなく企業全体を危険にさらすことになる。パスワードマネージャーの1Passwordが発表した最新のレポートによれば、この行為は重大なセキュリティ脅威と見なされている。 2025年版の年次レポート「The Access-Trust Gap」において、1Passwordは、パスワードレス認証への移行が進む中でも、依然としてパスワードが問題を引き起こしている実態を明らかにした。このレポートは、米国、カナダ、英国、ドイツ、フランス、シンガポールの6カ国における5200人の労働者を対象としたオンライン調査に基づいている。調査対象には、一般的なデスクワーク従事者だけでなく、ITおよびセキュリティの専門家も含まれている。 「自社のセキュリティチームが十分な保護を提供する上で最も影響を与

正常に動作する「Linux」システムを常時運用したいなら、スナップショットは不可欠である。スナップショットとは、ある瞬間におけるシステムの状態を保存したものであり、手動または自動で作成される。そして、システムを以前の状態に戻したいときに使用される。 スナップショットとバックアップの違い スナップショットとバックアップの違いを理解しておくことは重要だ。スナップショットがある時点におけるシステムの状態をキャプチャーしたデータのコピーであるのに対し、バックアップは復旧のために別途保存される特定のデータの完全な複製である。それぞれの目的を見ると、スナップショットが迅速な復旧やテスト、仮想環境を想定しているのに対し、バックアップは長期的なデータ保護や災害復旧のために作成される。 本記事では、Linuxでスナップショットを作成する方法について説明する。その前に、知っておくべき非常に重要な点が1つある。

印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます はじめに 日本企業に共通する課題――それは「基幹システムが変われない」ことである。長年の機能追加や属人化によってブラックボックス化したシステムは、いまや事業変革を阻む最大の壁となっている。経済産業省が警鐘を鳴らした「2025年の崖」の年を迎え、老朽化したシステムを放置することによるリスクは現実のものとなりつつある。 刷新の必要性を理解しながらも、経営・業務・ITの三者の認識と目的のズレが、刷新に向けた共通のビジョンを欠如させてしまい、現状維持を選び続ける構造が定着してきた。問題は単なる老朽化ではなく、組織の文化や構造そのものに根付いた「変われないIT」という現実である。本稿では、その背景に潜む要因を掘り下げたい。 レガシーシステムが生ん

印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます Googleの「NotebookLM」は、情報整理機能やワークフローの改善により、人気の高いAIツールの1つとなっている。しかしこれまで、このツールの弱点として、統合されたチャットボットの応答スタイルやワークフロー文書の整理方法をユーザーが自由にコントロールできない点が指摘されていた。 こうした課題に対し、Googleは米国時間10月30日、NotebookLMのチャット機能に新たなカスタマイズ機能を追加したとブログ投稿で発表した。これにより、ユーザーはチャットの役割や口調、目的を自由に設定できるようになり、より自分に合った体験が可能になるという。 具体的には、チャット機能内の設定アイコンをクリックし、チャットにどのように振る舞ってほし

筆者は「Vinari OS」の存在を最近まで知らなかった。しかし、実際に試してみたところ、知名度こそ低いものの非常に優秀なディストリビューションだと感じた。Vinari OSは、PCを使うに当たって、インストール後の設定や必要なソフトウェアのインストールに煩わされたくない初心者ユーザーに最適だ。制限の多い「Windows」から脱却して、もっと良さそうなOSに乗り換えたいと思っているユーザーにとっては、特に魅力的な選択肢だろう。 Vinariの公式ウェブサイトには、「『Vinari OS 5.0.0 KRYPTON』は、厳選されたプリインストールツール群を備えており、すぐに使い始めることが可能だ。ユーザーは多機能な『LibreOffice』スイートでドキュメントを簡単に作成したり、洗練された『Geary』メールクライアントで連絡を取り合ったり、『Firefox』で快適なウェブブラウジングを楽

Microsoftが2021年に発表した「Windows 11」には、新しい厳格なハードウェア互換性テストがある。その1つが「Trusted Platform Module」（TPM）の搭載を確認するテストで、具体的には「TPM 2.0」規格に準拠している必要があった。 TPMとは 簡単に説明すると、TPMは安全性の高い暗号化プロセッサーだ。セキュリティ関連のタスクの処理や、暗号鍵の管理に特化したマイクロコントローラーであり、攻撃者がシステムに侵入する能力を可能な限り低減する。「Windows」では、このハードウェアが「Secure Boot」「BitLocker」「Windows Hello」など、さまざまなセキュリティ関連機能に使用されている。 しかし、コンピューターセキュリティ関連の話題の例に漏れず、詳細な説明はもう少し複雑だ。 TPMアーキテクチャーは、Trusted Comput

筆者は先ごろ、OpenAIの新しいAIブラウザー「ChatGPT Atlas」を使ってWalmartで買い物を済ませた後、競合製品との比較に関心を持つようになった。例えば、Microsoftは「Edge」向けに大規模なAIアップデートを展開したばかりである。 「Copilot Mode」の登場により、Edgeは画面上のさまざまな情報に対して、複数のタブを横断的に比較・検討できるようになった。さらに、数日前に調べた内容を記憶し、購入などのウェブサイト上の作業もユーザーに代わって完了できるようになった。このような機能の進化を目の当たりにし、筆者はEdgeのCopilot ModeがAtlasよりも優れている可能性があるのではないかと考え始めた。 筆者の古いオイルヒーターは寿命が近づいており、より強力でエネルギー効率の高い製品を探していた。しかし、「ベスト」リストには関心がなく、実際にその製品を

印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます GitHubは米国時間10月28日、開発者向けカンファレンス「GitHub Universe 2025」でAIエージェントを統合・管理する次世代プラットフォーム「Agent HQ」を発表した。これは、開発者がいつでもどこでも、単一の統一されたワークフロー内でタスクを指揮・追跡できる環境を実現するものになる。 同社によれば、現在、新規開発者の約80％が「GitHub Copilot」を利用し始めており、AIは開発体験に欠かせない存在となっている。一方で、市場に点在するAIツールの断片化が課題として浮上している。Agent HQはこの課題に対応するため、Gitやプルリクエスト、Issueなど、開発者が日常的に使用するGitHubの基本機能に

「PowerPoint」や「Googleスライド」でスライドショーを作成する際、何をどう書けばいいのか、視覚的にどう表現すればいいのか悩んだ経験はないだろうか。そんなとき、今ではAIの力を借りることができる。そして、まさにその手助けをしてくれるツールのひとつが「Google Gemini」である。 現在、GoogleのProアカウント向けに提供されている新しいAI機能が、Geminiの「Canvas」ツールを通じて利用可能になっている。近いうちに無料プランにも展開される予定だ。Canvasは、ウェブページやコンピューターコード、プレゼンテーションを構築しながら視覚化できる便利な機能であり、今回のアップデートにより、テキストによる説明やアップロードしたドキュメントなどをもとに、Geminiがプレゼンテーションを自動生成してくれるようになった。 Googleは米国時間10月24日のブログ投稿で

Googleの主力AIチャットボット「Gemini」のウェブドメインである「gemini.google.com」への訪問数が、過去1年間で2倍以上に増加したことが、データ分析企業Similarwebの最新調査で明らかになった。 Similarwebによれば、Geminiのウェブページは現在、オンライン生成AIツール全体のウェブトラフィックの12.9％を占めており、2024年の6.4％から大きく伸長している。一方、「ChatGPT」のウェブ利用は依然として他の主要チャットボットを圧倒しており、全体の約74％を占めている。ただし、この数字は1年前の約87％から減少しており、市場における支配力が徐々に弱まりつつある。 ただし、Similarwebはその測定方法に限界があることも認めている。チャットボットの主要ウェブアドレスへの訪問数は、必ずしも実際の利用状況を正確に反映しているわけではない。特に

Linuxは長年、比較的古いPCとさまざまなハードウェア（GPUやサウンド、ネットワークなど）だけを対象としていると考えられてきた。しかし、Linux開発者たちは進歩を続け、その認識が誤りであることを証明してきた。 現在では、新しいハードウェアでも完璧に機能するLinuxディストリビューションが幾つか存在する。読者のニーズに対応できるディストリビューションがきっと見つかるはずだ。 では、Linuxディストリビューションが最新のハードウェアで問題なく動作するのは、なぜなのだろうか。まず、カーネルだ。標準のカーネルのハードウェア検出能力も向上しているが、新しいテクノロジーに特化したカーネルが存在する。「Hardware Enablement」（HWE）や「Zen」といったカーネル、さらには最新のメインラインカーネルも新しいハードウェアに最適だ。さらに、NVIDIAと「AMD Radeon」の両

研究者によって「『YouTube』上で確認された最大級のマルウェア作戦の1つ」とされる悪質な動画ネットワークが発見された。 Check Pointの研究者たちは米国時間10月23日、「YouTube Ghost Network」と名付けられた詐欺の実態を明らかにする報告書を発表した。このネットワークは1年以上にわたって追跡されており、YouTube上にホストされた3000本以上の悪質かつ詐欺的な動画がその中心を成している。 YouTube Ghost Networkの仕組み このネットワークに含まれる3000本以上の動画は、「高度なマルウェア配布ネットワーク」の一部とされており、視聴者の興味を引くチュートリアル形式のコンテンツが特徴である。内容は、無料またはクラックされたソフトウェア、ゲームのハックやチートなどを提供するというもので、「Adobe Photoshop」「FL Studio」