サンフランシスコ発--Linuxサーバの2大ベンダーであるRed HatとNovellは、仮想化環境を実現するソフトウェア「Xen」を製品に組み込み始めたばかりだが、早くも、さらに高レベルのオプションを追加する計画を打ち出した。 Xenは、「仮想化」という発想に基づいて1つのマシン上で複数のオペレーティングシステム(OS)を同時に動かす「hypervisor」ソフトウェアだ。仮想化によって企業は1台のサーバをより効率的に利用でき、経費の節減にもつながる。そして、新たに加わるオプションは「container」と呼ばれるもので、1つのOSをあたかも複数のように見せるという、さらに高いレベルでの仮想化へのアプローチとして注目を集めている。 現在、containerをLinuxに組み込むプロジェクトとしては、「Vserver」と「OpenVZ」の2つが進行中だ。OpenVZはSWsoftが後押しし

