ビジネス・モデリングからアプリケーションの設計・実装・テストに至るソフトウエア開発の全工程を、一人もしくは少人数の技術者が自律的に連携しながら効率的に進める「ソフトウエア・セル生産方式」の確立を目指す研究会が発足した。名称は「アジャイル・ソフトウェアセル生産方式WG(ワーキンググループ)」。 コンサルティング会社の一(いち)で副社長/専任コンサルタントを務める大槻繁氏が同WGのリーダーを、ソフトウエア・セル生産方式を提唱している京都高度技術研究所顧問の松本吉弘氏がコンセプトリーダを務める。このほかマイクロソフトや日本IBM、野村総合研究所などから約20人のメンバーが参加し、8月30日に第1回会合を開催した。早ければ来年をメドに「ドキュメントを日本語および英語でまとめ、世界に向けて情報を発信していく」と、松本氏は話す。 ソフトウエア・セル生産方式は、ハードウエアのセル生産方式に対応したもので

