自分で言うのは気が引けるが、おそらく私(サンジュン)は「老害プロレスファン」なのだろう。今でもプロレスが好きではある一方で「今のプロレスが好きか?」と言われたら、素直に頷けない自分がいる。 そんな老害プロレスファンが「今のプロレス」を観に行ったらどんな感情を抱くのだろうか? それを確かめるべく同じく老害プロレスファンである当サイトのGO羽鳥と2人で、聖地「後楽園ホール」へと足を運んだ。 ・プロレス歴 私がプロレスにドハマりしていたのは、小学校高学年から高校を出てちょいくらいまで。プロレス的なトピックで言うと「G-1クライマックス」の初開催から格闘ブーム到来でプロレス暗黒期が始まるくらいまでの間である。 当時、私は新日本プロレスが「キング・オブ・スポーツ」であることを疑ったことはなく、長州力こそが世界最強であると心の底から信じていた。10.9東京ドームの2階席から、のどが破けるほどの「長州コ