実はデザインに微妙な違い、ヤマハが楽器に合わせて5つのロゴを使い分ける深い理由 ヤマハのシンボル「3つの音叉」マーク、その知られざる歴史をひも解く ピアノやギターなどの楽器にはじまり音響機器やゴルフ用品まで幅広い製品を扱うヤマハ。同社の企業ロゴは一時期いくつかの表記パターンが存在していたが、2010年頃から1つのパターンへ集約を進めた。一方で、現在同社の製品に刻印されているロゴを見ると、いくつかのパターンが見受けられる。こちらはあえて統一せず、楽器などによって戦略的に表記を使い分けているという。その狙いはどこにあるのか。創業130年を超えるヤマハ、同社のロゴの歴史を追っていく。 会社設立の翌年には「音叉(おんさ)」がシンボルに ヤマハのロゴは現在、三本の音叉を表した「音叉マーク」と「YAMAHA」の文字を組み合わせたものが使われている。「三本の音叉は技術・製造・販売の三部門の強い協力体制を

