Linux関連のコア開発者から聞くところによると、ストレージのI/Oアーキテクチャはネットワークに比べ、10年くらい遅れていたらしい。長らくハードディスクという相当に遅いデバイスが相手だったので、それほど気にしなくても済んでいたという。 ところが、最近のフラッシュメモリ等々の急速な広まりで、ソフトウェア部分も強化が進んでいるようだ。1つの論理デバイスに対してCPUのマルチコアを活用するというネットワークでは今や当然となっている仕組みがストレージにもようやく搭載されつつある。Multi-Queue(マルチキュー)と呼ばれている。 Linuxの仕組みとしては、BLK-MQ(Multi-Queue)とSCSI-MQである。Linux以外のOSでは良く分からないが(きっとあると思います)、少なくともLinuxではシングル論理デバイス(LUN)当たり1M IOPS(100万IOPS)を実現すべく、搭
Linux Storage Filesystem/MM Summit 2014からの便り:Linux Kernel Watch(1/2 ページ) お久しぶりです、Linux Kernel Watchが帰ってきました。3月に行われた「Linux Storage Filesystem/MM Summit 2014」の主なトピックを紹介します。 皆さん、お久しぶりです。私は今ボストンで、米レッドハット常駐という立場でRed Hat Enterprise Linux(RHEL)開発に携わっています。 今回はサンフランシスコ近郊のナパバレーで2014年3月24~25日に行われた「Linux Storage Filesystem/MM Summit 2014」(以下LSF/MM)の中から面白かったトピックをピックアップしてお届けしたいと思います。 LSF/MMはLinux Foundation主催で行
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