【ニューヨーク共同】米連邦最高裁は5日、米グーグルのスマートフォンの基本ソフト(OS)「アンドロイド」が、米ソフトウエア大手オラクルが持つ著作権を侵害していないとの判決を言い渡した。10年余りにわたる訴訟で、グーグル側が勝訴し、巨額の損害賠償の支払いを回避した。 オラクル側の訴えが認められると、ソフト開発に大きな影響を与える可能性があるとして、IT業界で注目されていた。下級審では判断が分かれたが、最高裁は、米著作権法で認められている「公正使用」(フェアユース)に当たるとの判断を示した。
Googleは、Java APIを使用してモバイルOS「Android」を構築していることをめぐるOracleとの法的な争いにおいて、優勢に立った。 Oracleは、著作権ライセンス料を支払わずに37件のAPIパッケージを使用しているとしてインターネット大手Googleを提訴し、数十億ドルのライセンス料支払いを求めていた。しかしGoogleは、自社による同APIの使用が「フェアユース」に相当すると米連邦裁判所の陪審員団に認めさせることに成功した。 この評決はGoogleにとって大きな勝利である。陪審員団がOracleの主張を支持していたとすれば、この訴訟における次の段階では、Googleが支払うべき対価の査定が始まるところだった。Oracleは、90億ドル以上の賠償金を求めていた。その額は、米国における著作権関連の評決でこれまでに認められた賠償額をはるかに超えている。 しかし、何年にもわた
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