Sony α77 (SLT-A77VQ)

(777──2 つで十分ですよ?)
カメラ・レンズの情報が満載の海外サイト・DxOMark にて、Sony α77 の映像素子をテストした結果が発表されていました! 早い!
DxOMark – Sony A77, measurements and review of the world-first 24 MP APS-C camera
英文で分量の多い文章に圧倒されますね!
肝心のテストは、リンクの先に 3 つも用意されています。α77 を含む 合計で 7 台分のテスト結果を比較する──のは大変なので、テストから漏れた Sony α900 を加えた 8 台分のテスト結果を表でまとめました。
下で表にする 8 台は、以下のとおりです。
- Sony α77
- Sony α55
- Sony α 580(日本では未発売)
- Nikon D7000
- Canon EOS 7D
- Canon EOS 5D MarkII
- Nikon D700
- Sony α900
α77 は、どんな結果になったんだろう──。
Reviewer: あじもす @asiamoth,
センサ・テストの内容
下の 3 つの比較テストを──
- DxOMark – Compare cameras: Sony SLT A77 vs Sony SLT A55 vs Sony Alpha 580
- DxOMark – Compare cameras: Sony A77 vs Nikon D7000 vs Canon EOS 7D
- DxOMark – Compare cameras: Sony A77 vs Canon EOS 5D Mark II vs Nikon D700
──まとめた表は、こちらです。
| ↓項目 / カメラ→ | α77 | α55 | α580 | D7000 | 7D | 5D2 | D700 | α900 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総評: α77 は色の再現域が素晴らしく広い! | ||||||||
| 全体のスコア | 78 | 73 | 80 | 80 | 66 | 79 | 80 | 79 |
| 色深度 (bits) | 24 | 23 | 23.8 | 23.5 | 22 | 23.7 | 23.5 | 23.7 |
| ダイナミック・レンジ (Evs) | 13.2 | 12.4 | 13.3 | 13.9 | 11.7 | 11.9 | 12.2 | 12.3 |
| 許容できる感度の上限 (ISO) | 801 | 816 | 1121 | 1167 | 854 | 1815 | 2303 | 1431 |
ご覧のとおり、α77 に搭載されているセンサは、色深度の項目が 1 番です! ダイナミック・レンジも上位に入っている。
フルサイズの Canon EOS 5D MarkII や Sony α900 と比べても、α77 は大差がありませんね!
──高感度での撮影を除けば。
ただし、α77 には最大4.5段分の手ブレ補正効果を発揮する、ボディ内蔵手ブレ補正機能がありますよ!
このメーカ公称どおりなら、低い ISO 感度のまま低速度で撮影しても、手ブレを気にする必要はなさそうです。
発売予定日の 2011 年 10 月 14 日が楽しみになってきましたね!
SLT-A77VQ | デジタル一眼カメラ“α”(アルファ)[Aマウント] | ソニー
おわりに
上の表ですぐに分かることは、フルサイズのセンサは高感度での撮影に強い──ということです。カメラ通なら何度も聞いてきた「常識」ですね。
ところが、APS-C センサの Nikon D7000 は全体的にバランスが良い! しばらくは APS-C クラスのトップにいるでしょう。
Nikon D7000 – 名機 D90・D300S を古い機種に変える小型の狼 | 亜細亜ノ蛾
残念なことに、D7000 と肉薄しているα580 は、日本では売られていません。なんと もったいない! タイミングが良ければ、オークションで見つかりますけどね。
わが愛しの 7D は「えへへっ」という結果でした。
しかし、このカメラの使い勝手の良さは、プロ用の機種しか比較になりません。手になじむ感じが たまらない。自分の手や目を拡張する感覚です。『HUNTER×HUNTER』の読者なら、「周」の 1 文字で通じるはず。
そろそろ 10 万円を切るか!? という価格に なってきた 7D も、絶対の おすすめです!
追記
2012-05-12T14:29:20+09:00 追記
キヤノン用・ニコン用のレンズを合計 80 本以上(!)も集めて、おすすめを紹介する記事を書きました! ここに挙げた最高級のカメラに合わせるレンズとして、ぜひ参考にしてくださいね。


