パニック、怒り、失望──。トランプ米政権が外国人労働者抑制の一環として打ち出した、高度な専門技能を持つ人向けの就労ビザ「H-1B」の巨額手数料が大きな波紋を生んでいる。ウィスコンシン州ケノーシャで2017年4月撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque) パニック、怒り、失望──。トランプ米政権が外国人労働者抑制の一環として打ち出した、高度な専門技能を持つ人向けの就労ビザ「H-1B」の巨額手数料が大きな波紋を生んでいる。ホワイトハウスが大統領令が署名された翌日に同制度について「軌道修正」したが、ビザ保有者や企業の混乱は続きそうだ。 19日に署名された大統領令では、H-1Bビザの従業員を雇用している企業に年10万ドルの手数料を課すとしていた。ラトニック商務長官は同日、手数料は毎年徴収することになると述べたが、詳細をまだ検討中と説明した。 ハイテク、金融などH-1Bビザ保有者を多

