「データドリブン」から「エージェントドリブン」に MarkeZine編集部(以下、MZ):まず、AIエージェントとは何か、従来の生成AIとは何が違うのか、基礎的なところから教えてください。 山崎:「生成AI」は、幅広い分野の「作業」や「質問」に対して、自然言語で対応するもの。一方AIエージェントは、単なる「チャット」の応答ではなく、複雑なタスクについて、目的達成のための手段を自律的に考え、そのための様々な作業を人間の指示なしで取捨選択し、実行していくことができる高度なシステムのことを指します。 AIエージェントのさらに先に、異なる目的や役割をもつ複数のエージェントが対話しながら人間を支援する「マルチエージェント」という概念もあります。これらのエージェントは、単にタスクを自動化するのではなく、プロセス全体において必要なアクションを考案し、相互に働きかけながら業務をこなします。AIエージェント

