このドキュメントでは、デベロッパー向けの Gemini Code Assist ツールについて説明します。ツールを使用すると、デベロッパーは IDE を離れることなく外部サービスに接続して、タスクの取得、設計ドキュメントの要約などを行うことができます。このツールは、無料で利用できる個人向けの Gemini Code Assist、Gemini Code Assist Standard エディションと Enterprise エディションで利用できます。
IDE の Gemini Code Assist チャットで特定のツールにプロンプトを送信するには、プロンプトを@TOOL_NAME で始めます。IDE でツールを試すには、ツールのスタートガイドの説明に従って操作します。制限事項
Gemini Code Assist ツールには次の制限があります。
- ツールは VS Code と JetBrains IDE でのみ使用できます。
- ツールで、外部サービスでリソースを作成、編集、削除するオペレーションは実行できません。
- 各ツールでサポートされるユースケースの数は制限されています。推奨されるユースケース以外ではエラーが発生する可能性があります。
- プロンプトの先頭にはツール演算子（
@）を使用し、その後にツール名を続ける必要があります。
使用可能なツール
次の表に、使用可能な Gemini Code Assist ツールを示します。
| プロダクトまたはサービス | 利用可能な Gemini Code Assist のエディション | サンプル プロンプト | サービスのドキュメント |
|---|---|---|---|
| Atlassian Rovo | すべてのエディション | @AtlassianRovo get tasks assigned to me |
Atlassian Rovo |
| GitHub | すべてのエディション | @GitHub list issues assigned to me |
|
| GitLab | すべてのエディション | @GitLab list open pull requests assigned to me |
|
| Google データベース | Standard と Enterprise | @GoogleDatabases add a function to get customers by ID in @File |
|
| Google ドキュメント | すべてのエディション | @GoogleDocs list my docs |
Gemini Code Assist でコーディング中にドキュメントを読む |
| MongoDB | すべてのエディション | @MongoDB how can I optimize my query? |
MongoDB のドキュメント |
| Neo4j | すべてのエディション | @neo4j How do I configure the Java driver? |
Neo4j のドキュメント |
| New Relic | すべてのエディション | @NewRelic how do I install the python agent? |
Google Gemini Code Assist 用の New Relic エージェント |
| Redis | すべてのエディション | @Redis what is Redis Cloud? |
Redis のドキュメント |
| Sentry | すべてのエディション | @Sentry list issues in project my-project |
Sentry.io のドキュメント |
| Snyk | すべてのエディション | @Snyk tell me about my vulnerabilities |
Snyk ユーザー向けドキュメント |
ツールによるデータの使用方法
各ツールには、独自の非公開チャット履歴とコンテキストがあります。ツールを使用する場合、プロンプトとツールの回答はそのツールの操作時にのみ使用され、他のツールはこの情報にアクセスできません。
各ツールのチャット履歴と取得したデータを分離することで、使用しているツールのみがデータにアクセスできるようになります。Gemini Code Assist がデータを処理する方法の詳細については、Gemini Code Assist がデータを使用する方法をご覧ください。
認証
Gemini Code Assist ツールを使用するには、次の要件を満たす必要があります。
- Google Cloud で認証を行い、ID とアクセス権限を確認します。
- 各ツールでアクセスする Google サービスまたはサードパーティ サービスまたは API を認証します。