こんにちは!広告事業本部でユニットマネージャーをやっている上森です。 本記事では、Datadog から CloudWatch への移行によって、月額$300から$40に、約87%のコスト削減に成功した話をご紹介します。 また、外形監視の手段選定に悩んでいる方、現在の監視コストを抑えたい方に向けて、CloudWatch Synthetics というコスパに優れた選択肢をお伝えしようと思います。 背景 私のチームでは直近でサービス運用コストの削減に注力しており、EC2, RDS のスペック適正化や …
Mac Studioを借りたのでいろいろクソデカ言語モデルを試したところ、GLM-4.5-Airがいいなとなってます。 試したモデルこちら。 モデル パラメータ数 アクティブ thinking 画像 時期 URL GPT-oss 120B 120B 5B o x 2025/8 OpenAI hf link Qwen3 235B-A22B-2507-thinking 235B 22B o x 2025/8 Alibaba hf link Qwen3-VL 235B-A22B-thinking 23…
競プロでは、どんなに非効率なコードを書いたとしても、要求された時間内に正しい答えが出せれば正義です。 なので、基本的には速いコードを書くことにそこまでこだわる必要はないです。 とは言っても速いコードを求めることは無意味ではなく、犯罪解法で計算量の悪いコードを押し通した結果、レートに直結することも稀にあります。 あとは単純に楽しいです。 AtCoderの過去問題やyosupo judgeのFastestを狙っているうちに、徐々に知見が溜まってきたので、思い出したものから雑多にメモしていきましょう。…
NTTドコモビジネスが開発しているSBOM管理ソリューション「Threatconnectome」において、Trivyと同じ脆弱性データベースを使用しているにもかかわらず、特定のパッケージで脆弱性検出漏れが発生した事例を紹介します。 はじめに 1. Trivyにおけるパッケージの分類について バイナリパッケージとソースパッケージについて バイナリパッケージ ソースパッケージ バイナリパッケージとソースパッケージの分類の意図 Trivyにおける脆弱性検出の仕組み Threatconnectomeにお…
こんにちは。NTTドコモビジネスの露崎です。本ブログではvLLMの本家コミュニティのブログで紹介されたvLLMのモデルのゼロリロード切り替え機能の概要に加えて本機能をContainerベースで検証した結果について紹介します。 はじめに モデルのゼロリロード切り替え機能が取り組む課題 vLLM Sleep Mode Sleep Level 動作確認 環境構成 利用モデル 実験1. API利用状況の確認 vLLMの起動 Sleepによるモデルの停止 WakeUpによるモデルのリロード 実行結果とパフ…
システムを運用していると時折直面するのが「移行作業」です。 新しい技術に触れられるのは楽しいです。一方、大量のコードの書き換えはちょっと辛いですよね。単純な置換で済めばよいのですが、そううまくはいかないことがほとんどです。 今回はこの書き換えを Claude Code を活用して楽に、精度良く実施したお話です。 データ基盤チーム/Unit9(エビデンス創出プロダクトチーム)エンジニアの坂元です。このブログはデータ基盤チーム/Unit9 ブログリレー 1 日目の記事です。 背景 はじめの一歩 独り…
はじめに こんにちは。ZOZOTOWN開発本部フロントエンドの菊地(@hiro0218)です。 2021年、ZOZOTOWNはフロントエンドリプレイスを開始しました。現在、ホームページや商品一覧ページなど主要なページのNext.js化が完了し、運用フェーズに入っています。詳細は以下の記事を参照してください。 techblog.zozo.com 開始当初、他社事例を参考にしながら、よくある課題を未然に防ぐディレクトリ構成を設計しました。本記事では、約4年にわたる運用で改善を重ねてきたディレクトリの…
はじめに 「今日も、何もできなかった」。夜の部屋で、私はその言葉を呟く。また。今日も。 仕事をしなかったわけではない。むしろ一日中、何かをしていた。画面を見つめ、キーボードを叩き、メッセージを返し、タブを切り替え続けた。体は疲れている。目も疲れている。頭も疲れている。確かに疲労感はある。なのに、達成感がない。忙しかったのに、何も完了していない。この矛盾が、私を苦しめる。 朝、デスクに座った瞬間から、地獄が始まる。Slackを開くと未読の赤いバッジが十件以上浮かんでいる。「全部返信しなければ」。次…
あの日見たパターンの名前を僕たちはまだ知らない. よくある一覧 + 詳細画面を作りたい 例えば TODO アプリで, /todo にアクセスしたらタスクの一覧を, /todo/42 にアクセスしたら一覧は表示したまま ID = 42 のタスクの詳細を表示する, というよくあるパターンの画面を作りたい. 世の中の実例としては Asana や, URL の形は異なりますが GitHub の Projects なんかがこういう感じですね. /todo で一覧, /todo/42 で一覧 + 詳細 技術…
こんにちは!「ぐるなびウエディング」開発チームの滝口(@ytakiguche)です。普段はサーバーサイド開発を担当しています。 私たちのチームは現在、オンプレミスで長年稼働してきた PHP のシステムをAWSクラウドへ移行し、同時に TypeScript で全面的に書き換えるという、大きな挑戦の真っ只中にいます。 この記事では「フロントエンドとバックエンドの言語統一」をテーマに、その過程で明確になった技術的課題と、それらに対する我々のアプローチについてお話しします。
Hello there, ('ω')ノ 1. きっかけは“なんとなく”の調査 研究者は特に大がかりな準備をしていたわけではなく、Slackのサブドメイン(slackb.com)を確認中に「もしかして…」と気軽に試したのが始まりでした。 👉 ハッカー的思考ポイント 「大手サービスでも古い脆弱性は残っているかもしれない」という直感を持ち、深く掘らずともまずは試してみることが重要です。 2. CL.TE型リクエスト・スマグリングの実行 彼が投げたリクエストはシンプルでした: POST / HTTP/1…
初めてのGo言語 第2版 ―他言語プログラマーのためのイディオマティックGo実践ガイド作者:Jon BodnerオライリージャパンAmazon ちょっとしたコマンドラインツールを書くのに今までGoで書いてなかったなーと思って、最近の情報にアップデートされたリファレンスが欲しくなったので、初めてのGo言語 第2版を買ってきた 表紙に「他言語プログラマーのためのイディオマティックGo実践ガイド」と書かれているものの、そこまで何か他言語との比較が書かれている訳ではなく(たまにさらっと言及される程度)、…
はじめに ワークショップが始まる三十分前、会場の隅で、一人の若者がノートPCの画面を凝視していた。 ブラウザには二十を超えるタブが開かれている。Dockerの公式ドキュメント、Kubernetesの公式リファレンス、Qiita、Zenn、個人ブログ。静かな会場に響くのは、マウスホイールを回す音だけで、彼は次から次へとタブを切り替えながら、何かを探すように、あるいは何かから逃げるように、ドキュメントを読み続けていた。読んでいた、という言葉はきっと正確ではなくて、目で文字を追っているだけで、その言葉…
最近、コーディングエージェントを用いた開発で、ある一つの習慣を導入している。それは、性質の異なる二つの大規模言語モデル(LLM)、CodexとClaudeを、一つのコードベースに対して交互に使い分けるというものだ。これを個人的に「コードベースの交互浴」と呼んでいる。温浴と冷浴が心身を整えるように、このアプローチもコードベースの品質向上に役立つのではないかと考えている。 具体的な手法はシンプルで、1週間の最初の数日はCodex (GPT-5-Codex)を使いコードを開発、残りはClaude Co…
ちょっと前の Kyoto Tech Talk #8 というイベントで「AIに実況させる」という発表をしたので、もうちょっと詳細な情報も補足しつつ紹介します。 AIに実況させる / AI Streamer - Speaker Deck きっかけ 対戦ゲーム(ポケモンSVランクバトル)の上達につなげたい気持ちで激安USBキャプチャボードを入手してプレイを録画できるようになったのがけっこう前のこと。録画に使うOBSをちょっと設定すれば配信までできることがわかったので試しに配信をしてみると、だんだん実況…
本記事でわかること はじめに 背景・課題 目的 GitHub Actionsを用いたSpec Kitで仕様駆動開発を試してみる 仕様駆動開発とは Spec-Kitとは Claude Code GitHub Actionsについて オセロ対戦アプリを作ってみた Issue連携とSub-issueの活用 問題点と所感 テスト駆動開発の無視 まとめ 参考資料 本記事でわかること この記事では、AIエージェント時代の新しい開発手法として注目される「仕様駆動開発」を、 Claude Code GitHub…
こんにちは。 ファインディ株式会社でテックリードマネージャーをやらせてもらっている戸田です。 現在のソフトウェア開発の世界は、生成AIの登場により大きな転換点を迎えています。 GitHub Copilot や Claude Code など、生成AIを活用した開発支援ツールが次々と登場し、日常的なワークフローに組み込まれつつあります。 今では当たり前のように日常の開発業務で生成AIを利用している一方で、生成AIに意図したコードを出力してもらえないという声も耳にします。 そこで今回は、生成AIとのV…
はじめに 構成 ログ送出 ログ保管 GuardDuty 関係 分析 結果確認 実際の運用 分析系 行動系 おわりに はじめに MNTSQ はそのサービスの性質(「契約」の集約、一元管理、活用)上、セキュリティの維持と向上が至上命題です。よってセキュリティ改善において強いモチベーションが存在します。 今回の取り組み以前にも AWS ベストプラクティスに沿った AWS アカウントの管理や各種ログの収集は行われていましたが、収集済みログの活用やセキュリティ系の AWS 各サービス運用には改善の余地が多…
この記事は、CYBOZU SUMMER BLOG FES '25の記事です。 クラウド基盤本部の新井です。 この記事では、DB へのアクセスを伴う Go の単体テストについての私たちの考え方、そしてそれを実践するために開発・公開したライブラリをご紹介します。 DB のモックとその問題点 DB へのアクセスを伴う Go のプログラムをどのように単体テストしたいとき、最初に思いつくのは go-sqlmock などのツールを使って DB をモックする方法です。 サンプルコードでは、次のようなテストを書…
type そのもの、 あるいは _type のようなsuffixを持つ名前を変数や、構造体・クラスのメンバーや、データベースのcolumnなどに付けてしまうことがしばしばあると思うのですが、個人的にはあまりこれはやらない方が良いのではないかと考えています。理由としては type はいくつかのプログラミング言語において予約語になっており、そのセマンティクスにおいて特別な役割を果たすことが多い。 Ruby on RailsにおいてはDelegated Typesという機能において、 _type とい…
はじめに こんにちは、データシステム部MA推薦ブロックの佐藤(@rayuron)です。私たちは、主にZOZOTOWNのメール配信のパーソナライズなど、マーケティングオートメーションに関するレコメンドシステムを開発・運用しています。 早速ですが、先日ZOZOマッチというサービスをリリースしました。 corp.zozo.com 新規サービスのアルゴリズム開発では、既存サービスと異なり、ユーザー行動データが存在しない状態からスタートします。本記事では、ZOZOマッチのレコメンドアルゴリズム開発において…
こんにちは、taroです! 今回は、直近の新機能の開発でどのようにAIを活用したのかを紹介します。 といっても「設計から実装まで全てAIを使って爆速で開発できました!」という内容ではありません。 AIを試しつつも基本的には人間が設計して実装しつつ、AIを活用できた部分を場面別に紹介する内容です。 「お!これは良さそう!」と思うものがあれば、ぜひ明日の開発からお試しいただけると嬉しいです。 開発したのは管理画面SaaS「ベースマキナ」の「ビジュアルエディター」という機能で、 簡単に言えばフォームで…
RHELのスペシャリストソリューションアーキテクトの田中司恩(@tnk4on)です。 2025年7月、Red Hatは、企業・組織内の開発者向けに、Red Hat Developer Programを介して「Red Hat Enterprise Linux for Business Developers」という新たな無料サブスクリプションを発表しました。 developers.redhat.com Red Hat Enterprise Linux (RHEL) は、安定性、信頼性、セキュリティを…
はじめに 金融IT本部 2年目の坂江 克斗です。 ネットワーク分野に興味があり、業務を進めていくうちにネットワークセキュリティに関して腹落ちする部分が増えてきたため、概要をまとめて記事にしました。 初学者の視点で疑問に感じる部分も含め、基本的な概念から丁寧に解説できればと思います。 経歴 大学-大学院 建築⇒制御工学 IT知識はほぼ無し 入社1~2年目 AWSインフラの業務 資格 IPA: 基本情報、応用情報 AWS: CP, SAA, SAP, ANS, SCS はじめに 経歴 セキュリティの…
カーニハンのUNIX回顧録作者:ブライアン・カーニハン丸善出版Amazon UNIXの歴史や、現代のコンピューティングにもたらした成果、みたいなテーマを扱った本はたくさん出版されているし、自分もよく読んでいる気がする。 UNIXやAWKの開発に携わったことで有名なブライアン・カーニハンのUNIXの開発に関する回顧録が出版されていたので、早速買って読んでみた。 www.maruzen-publishing.co.jp 第1章 ベル研究所 第2章 最初のUNIX(1969年) 第3章 第1版(197…
【11月6日】一部を加筆修正 https://www.threads.com/@tomyjapan8/post/DQHUz9vCTdn スレッズで以上の様な投稿が拡散していた。「臓器を抜き取らたであろう下半身だけの遺体」が果たしてどのような遺体かは謎だが、それはともかくとして。現在、韓国では中国人に対するビザなし入国が始まったころによって嫌中発言がネットであふれており、政治問題にもなっていたりする。この嫌中のネット上の動きの中ではインスタグラムのストーリー機能を使用して子供、男女関係なく拉致して…
こんにちは。CTO室データソリューションチームの開です。 この記事は「エンジニア達の人生を変えた一冊」として、弊社エンジニア達の人生を変えた本を紹介していきます。エンジニアとしてのキャリアや技術的な視点に大きな影響を与えた一冊とは?それぞれの思い入れのある本から、技術への向き合い方や成長の軌跡が垣間見えるかもしれません。 今回は私・開と、松村さん、田頭さんの3名のエンジニアが、人生を変えた一冊を紹介します。 まず私から、データエンジニアとしてのアイデンティティを確立させた一冊を紹介させていただき…
ペネトレーションテストを担当してますWHIです。 皆さんペネトレーションテストしてますか? オンプレのActive Directoryだけで満足してませんか? 昨今のOA環境のインフラ情勢として、従業員向け端末の管理はADに代わってEntra IDやその両方を同期するハイブリッド型に移り変わりつつあります。 ペンテスターもそのような変化に追従して日々新しく採用される技術スタックへのペネトレーションテスト能力の研鑽が望まれる時代です。 OSCPなどを受講した方はわかってくれるかと思いますが、いち早…
はじめに TypeScriptで型を定義する際、interface と type のどちらを使うべきか。これは、多くの開発現場で一度は議論になるテーマではないかと思います。 世の中の多くのドキュメントや記事では、クラスへの implements のしやすさや、interface が持つ「宣言のマージ(Declaration Merging)」の利便性が紹介されることもあり、interface の利用が推奨されるケースもよく見かけます。 しかし、特にサーバサイドアプリケーションや、ある程度規模のあ…
皆さん、こんにちは。カミナシの認証認可ユニットでソフトウェアエンジニアをやっているトモ=ロウです。 この記事は、共通ID基盤の構築について解説した連載記事の後編です。まだ前編を読んでいない方は、ぜひそちらからご覧いただくことをお勧めします。 前編はこちら: スタートアップがゼロから作る共通ID基盤:立ち上げ〜ID統合まで道のり(前編) 後編では、真の共通ID基盤を完成させるための最後の関門である、「ログインフローの統一」と「ユーザー管理機能の統一」への道のりをご紹介します。 「ID統合」というワ…
LayerX のバクラク事業部の AI・機械学習部で機械学習エンジニアをしている島越(@nt_4o54)です。こちらはLayerX AI Agent ブログリレー 31 日目の記事です。 昨日は松村 (@yu__ya4)による「Langfuse の Experiment Runner SDK を利用した AI エージェント機能の性能評価と実験管理」でした。 無事にこのブログリレーも日付換算で一ヶ月を突破しました。過去のブログ記事も知見が溢れているので、是非ご覧ください! はじめに LLM 以前の…
本記事は ネットワークウィーク 8日目の記事です。 💻 7日目 ▶▶ 本記事 ▶▶ 9日目 🌐 はじめに NLBはなぜ暖機運転が不要なのか? AWS HyperPlaneとは 1セルあたりの性能(2018年時点) AWS HyperPlaneが支えるAWSサービス AWS HyperPlaneの仕組み マルチテナントとノイジーネイバー対策 AWS HyperPlaneの構成 パケット処理の流れ Topが停止した場合 Flow Masterが停止した場合 おわりに 参考資料 はじめに ドーモ、浮田…
こんにちは。LayerX のバクラク事業部 AI・機械学習部でサマーインターンをしていました足利です。サマーインターンについてはこちら。 note.com こちらはLayerX AI エージェントブログリレー、29日目の記事です。 エンジニアにとって最も身近なAI AgentはClaude Codeなどのコーディングエージェントだと思います。 この記事では、コーディングエージェントに適した検索システムという切り口から、AI Agentをより良く設計するためのポイントについて考えてみたいと思います…
おとといくらいにDeepSeek-OCRというのが出てました。 https://github.com/deepseek-ai/DeepSeek-OCR ただのOCRじゃなくて、「テキストを画像にしたほうがトークンサイズを小さくできるのでは?」というのをやっていて、テキストを画像にしてトークン化したものをテキストトークンに戻すというのをやってたらOCRになったという感じですね。 LLMの開発効率化に革新? 中国DeepSeekが「DeepSeek-OCR」発表 “テキストを画像化”でデータ圧縮:I…
ANDPAD フロントエンドエンジニアの小泉( @ykoizumi0903 )です。主に Vue で開発を行っています。 2025 年も終わりに近づいていますが、ここ 1 年のホットなトピックといえば、何とも言っても AI コーディング。 これまでの開発スタイルでは考えられない速度が出せるため、いかに AI を使いこなすかがエンジニアの生産性を大きく左右するようになっています。1 年前の今頃は、まだ Cline も Claude Code も GitHub Copilot Agent Mode …
お試しで、Goのエラーハンドリングを省略するための try というライブラリを作っているので紹介します(最後にちょっとした告知があります)。 github.com これを使うと、よくある if err != nil を次のように記述できます。 // HandleとCheckは必ず同じスコープに書いて下さい cp, err := try.Handle() if err != nil { // 下のCheckでエラーが発生したらここに飛ぶ log.Fatalln("Error:", err) } s…
こんにちは、エンジニアの倉澤です。普段は「カミナシ 教育」の開発に携わっています。 kaminashi.jp 今回は、10月に熱海で開催された開発合宿で Claude Codeの「サブエージェント」を教えてもらったので、それについて記事を書いてみました。 AIエージェントを使いこなすためのヒントになれば幸いです。 ちなみにこのブログは開発合宿の最後の仕事として合宿中に執筆しています。 合宿についてはきっと誰かが詳細なブログを書いてくれると思うのでそちらをお待ちください。 去年の合宿の様子はこちら…
はじめに こんにちは。カケハシで開発ディレクターをしている笹尾です。 こちらの記事は『Musubi AI 在庫管理開発チームの品質向上ハンドブック』の PDF 版公開の記事となります。 (ダウンロードのリンクは記事の後半にあります) 今回公開するハンドブックはMusubi AI 在庫管理開発チームが日々のプロダクト開発・保守・運用の中で実際に利用・実践している取り組みをまとめたものです。一部にカケハシ特有の状況に基づいた記述もありますが具体的なプロダクト情報は最小限に留めて記載されています。 こ…
本記事は ネットワークウィーク 5日目の記事です。 💻 4日目 ▶▶ 本記事 ▶▶ 6日目 🌐 はじめに AWS・Azureの基礎的ネットワークサービス AWSのネットワークサービス Azureの基礎的ネットワークサービス 基本的な特徴を比較してみて 初期設定を比較してみる AWSのネットワーク制御リソース初期設定 Azureのネットワーク制御リソース初期設定 各社の初期設定への考察 最後に はじめに こんにちは、クラウド事業推進部の関谷です!早いもので中途入社して5ヶ月が経過しました。 私は前…
RAGでのデータ整形(改行・インデント)がLLMの回答精度に与える影響を検証したでは、ダミーのテストデータやテストケースを色々作っている。実はこのデータはAIと壁打ちしながら作ったので、やり方を共有する。 ダミーのテストデータを作る まずslack-explorer-mcpのメッセージ検索のレスポンスを模したダミーデータを用意したかった。流れとしては、slack-explorer-mcpで適当にメッセージ検索してJSONをゲット => そのJSONをClaude Codeに与えてダミーデータに変…
株式会社カミナシで VPoE を務めている pospome です。 (´・ω・`) 先日 "Chrome DevTools MCP" というMCP Serverが存在することを知りました(チームメンバーが教えてくれた)。 これによって日々沼っていたCSS修正の効率が上がって嬉しかったので記事として残します。 CSSの実装に沼る日々 "Chrome DevTools MCP" を使うと嬉しい まとめ 宣伝 CSSの実装に沼る日々 自分は最近プライベートの時間をつかって TypeScript, Re…
目次 目次 ZEN Studyにおける学力定量化の試みと狙い 項目反応理論とベイズ推定のおさらい NumPyroの概要 NumPyroによるIRTモデルの実装 環境構築 モデル定義と計算実行 人工データの生成 サンプラーの指定とサンプリングの実行 サンプリング結果の確認 事後サンプリングの可視化 ArviZの利用 トレースプロット 自己相関 フォレストプロット 事後予測モデルチェック ベイズ的 $p$ 値 垂直尺度化のためのモデル拡張 多群IRTモデルの実装 固定項目パラメタ法の実装 落ち穂拾い…
構造は、凝集度が高く、結合度が低い場合に安定する - Larry Constantine 私たちプログラマーは、その仕事において、できる限り良いコードを書きたいと考えます。しかし、「良いコードとは何か」という問いに対して答えるのは、そう簡単ではありません。「良さ」を測るには、「何に対して」という軸が必要であり、その軸は一つではなく、さらには、コードを書いている状況に応じて、大事にすべき軸が変わるということも往々にしてあるからです。そうしたとき、私たちは何らかの尺度でもってコードを測って、そのとき…
はじめに こんにちは。Algomatic AI Transformation(AX) のsergicalsix(@sergicalsix)です。 本記事では大規模言語モデル(LLM)を用いたアプリケーションないしAIエージェントの構築において切っても切り離せない「コンテキストエンジニアリング」について2025年10月時点での知見を備忘録としてまとめます。 コンテキストエンジニアリングとは コンテキストエンジニアリングとは、LLM に与える情報(コンテキスト)を制御する技術です。 コンテキストエン…
皆が忘れかけているので、ChatGPTが登場する直前のIT業界がどんなだったか、というのをちゃんと振り返っておきたい。ChatGPTの登場は2022年11月だから、2022年10月のはてなブックマークを見ていると、ちょうどいい記事があった。qiita.comReadableなコード、マネジメント、TypeScriptとReact。この記事以外のものを付け加えると、まだ皆がRTXでpytorchを動かしていた頃のPythonとWeb3.0(ブロックチェーンとメタバース)ぐらいか。僕らが大好きだった…
はじめに エンジニアがブログや登壇などを通して外部に知見を発信することは、企業の技術ブランディングだけでなく発信者本人の成長にもつながる重要な活動です。 しかしながら、Engineering Manager(以下、EM)やDevRel、DevHR等のエンジニア採用に関わる方々には「自社エンジニアがなかなか外部に技術発信してくれない」という悩みを持つ方も少なくありません。 私が先日参加した Kaigi on Rails 2025 感想戦*1 というエンジニアイベントでもまさにその声が聞こえてきまし…