LinuxをUSBメモリブートしようとおもって間違えてMBRを上書きした場合
Windows8マシン上で作業をしているとやはりLinux環境が欲しくなることが多く、Windows自体は消したくないのでLinux MintをUSBメモリに入れてデュアルブートしようと思った。 そうしたら失敗して何故かMBRが書き換えられてしまい、元から入っていたUEFIが消えてGrubになってしまった。GRUBでも起動すればいいのだが、GRUB自体もGUIが立ち上がらず
no device grub-rescue:
と出てきて、USBからもWindowsからも起動しなくなってしまった。grub-rescueのコンソールで修復しようと思い
ls ls (hd1...)
などとしてもunknown file systemと出て、認識できるパーティションが一つもなかったので、別のLinux Live CDからやろうと思ったら起動しないし、そもそもLinuxからWIFIドライバも動かない状況で、なおかつリカバリディスクは付属せず別パーティションに入っていただけなので、リカバリもできず詰んだなと思ったが、意外な方法で解決できた(話が長い)。
電源+ボリュームアップをホールドし、BIOS設定に入り、Linuxを入れるためにDisabledにしたSecure bootをEnabledに戻し、再起動。
これで、unsignedなGRUBのロード自体がスキップされ、Windows8が起動する。意表をつくような方法だが、Windows8さえ起動すればあとはUSBメモリからリカバリディスクを作成し、ブートローダの修復も用意なので、あとは安心。
何か特殊な作業をする前は必ずバックアップを取るという原則をおろそかにしていると肝を冷やすことになるので、気をつけよう。