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LDACで再生時間が6時間と長いワイヤレスイヤホンEdifier NeoDotsがプライムセール(本日7/14まで)で発売時価格から約1/3の4,990円


強いこだわりがなく、ワイヤレスイヤホンが欲しいと思う人には、EarFun Air Pro 4を買っとけ!と言っていたのだが、まさかの伏兵が現れた。発売時15,980円のEdifier NeoDotsがなんと4,990円にまで値下げしているのだ。売れ行きが悪いせいか、4月から1万円を切る価格で販売されるようになってはいたが、まさか5000円を切るとは思わなかった。
もともとEarFun Air Pro 4より高価格帯の製品だけあって、高性能であり、他の製品にない特徴がある。

LDAC接続でも再生時間が長い

何より素晴らしいのが、ノイキャンON + LDAC接続で6時間再生できることだ。 ワイヤレスイヤホンの公称再生時間はSBCやAACのように再生時間が一番長くなるCODECの接続であることが多い。これが高音質のLDACでの接続になると公称の半分近くなってしまい、高級機種でもノイキャンがONだと再生時間が4時間を切ったりするものもある。
1日外出し、電車(湘南新宿ライン)の中で、ずっとEdifier NeoDotsをつけている状況で試したが 、LDAC接続のノイキャンON / 音量50%ほどで6時間再生できた。以前自宅で同様の条件で再生テストをした時は7時間を過ぎても、バッテリーが残っていたので、ノイズキャンセルの動作量によって再生時間が変わるのかも知れない。
iPhoneAAC接続なら10時間以上保つと思われる。

高いノイズキャンセル性能

電車の中のような低音が多い騒音はかなり低減された。動画でのテストだが、新幹線の車内音もかなり低減された。ノイズキャンセルは人間の声にはあまり効かないのだが、それでも音量低下は望めるので、飲食店内での利用も快適だった。
ノイズキャンセル性能をEarFun Air Pro 4と比較したが、NeoDotsの方が性能が上だった。ノイズキャンセルの性能が良いと、うるさい環境でも音量を下げて聴けるので耳に優しい。

LDACでマルチポイント接続可能

最近の機種だとマルチポイント接続機能は当たり前のようについているのだが、LDAC対応機種はLDAC接続だとマルチポイント機能が使えない機種が非常に多い。EarFun Air Pro 4はLDAC接続時はマルチポイントが使えないが、この価格帯の製品だと同じ仕様のものがほとんどだ。aptX adaptiveだとマルチポイント接続できる製品もあるが(EarFun Air Pro 4も可能)、aptX adaptiveに対応したTWSは少ないし、対応スマホも少ない。一番普及しているハイレゾCODECであるLDACだとマルチポイントの恩恵が受けられるのは嬉しい。
他にLDACでマルチポイント接続可能な機種として、SONY WF-1000XM5やTechnics EAH-AZ100など、ハイエンドの製品が多い。Technicsはエントリーモデルも対応していて珍しい。安価な製品では、Xiaomi Redmi Buds 5 Proがある。1万円を越せる製品では、Anker Sound Core Liberty 4 Proは当初できなかったが、ファームウェアのアップデートで可能になった。

音質

多機能でも音質が大したことがなかったりすると困るが、このイヤホンはバランスド・アーマチュアドライバーとダイナミックドライバーを各1基ずつ搭載しているおかげでクリアな高音と迫力ある低音が両立している。特に女性ボーカル+低音がよく聴けるので、最近の邦楽やK-POPは満足できるし、アコースティックな曲も、ギターなど弦楽器の音色の響きが良い。
イコライザーの設定は重低音がお勧めだ。重低音でも高音が弱くなるということもなく、いい感じのドンシャリになる。
EarFun Air Pro 4も音質は良いのだが、高音のクリアさで違いがある。アコースティックな楽曲や女性ボーカル曲が気持ち良く聴けるのはEdifiierだ。

ワイヤレスイヤホンで求められる機能が全部入っている

ハイエンドモデルなら当然装備しているが、1万円を切る低価格のワイヤレスイヤホンで省略されやすい機能として、装着検知やワイヤレス充電が挙げられる。EarFun Air Pro 4も装着検知、ワイヤレス充電の機能があるため、隙がない全部入りといわれる。

操作はクリックで

TWSで多いタッチ操作ではなく、感圧センサー式の本体を指で押さえるクリック形式だ。おかげで誤動作は少ない。

Rが赤色で表示されているので左右がわかりやすい

難点

少し重くて本体のでっぱりが大きめ

複数のドライバーが入っているせいか、本体から出ている部分が少し大きく、TWSは本体重量5gが標準なところ、重さも1gほど重い。とはいえ、8gのDENON PerL Proに比べたら、全然装着感は良いだろう。耳が小さい人は要注意だ。

1クリックの操作のみカスタマイズができない

1クリック以外の2クリック、3クリック、長押しのカスタマイズはできるので、大きな不満ではないが、完全に自由にできないのは微妙なストレスだ。

LDACの音質優先モードは機器によっては不安定さがある

POCO F6での接続は問題ないのだが、タブレットのALLDOCUBE iPlay 50 Proでは時々接続が不安定になった。LDACの音質優先モードでの接続が不安定になるのは、大抵の製品で起こるので、この機種に限った難点ではないのだが。

他の人によるレビュー

Edifier製品は発売時にブロガーやYouTuberに多数提供してレビューが多く書かれるのだが、発売当時ではなく、少し経ってからだったせいかレビューは少ない。TWSはガジェットレビュアーがよくレビューするが、音質面での評価が信用できるイヤホンに詳しい人のレビューを紹介する。


追記

自分のプッシュで、このイヤホンを買ってくれた人の感想をリンク。