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AptanaでWebプロジェクトを開発・管理する

IDE(統合開発環境)のAptana(Aptana Studio)を使うと、迅速かつスマートにWebプロジェクトを開発・管理できます。

インストール:
Aptanaのダウンロードページから圧縮ファイルをダウンロードして、手動でインストールしましょう。圧縮ファイルを解凍したフォルダ内の「AptanaStudio」が実行ファイルです。

手動でインストールする際に、「/usr/bin」フォルダに実行ファイルのリンクを保存する場合は、「AptanaStudio」と「startup.jar」ファイルのリンクを/usr/binフォルダに保存しましょう。

アプリケーションを手動でインストールする方法!2つ紹介!


Aptanaは別途JRE(JAVAランタイム)を必要としています。事前に「openjdk-6-jre」パッケージをインストールしておきましょう。

インストール:
$ sudo apt-get install openjdk-6-jre



AptanaはAJAX、AdobeAIR、Ruby on Rails、iPhone向けサイトの開発など、Webプロジェクトに適したIDE(統合開発環境)です。XHTML、CSS、JavaScriptのサポートが優れており、特に各種AJAXフレームワークを用いたWebプロジェクトの開発に力を発揮します。

PHPなど他の言語や静的なWebサイトの作成・管理にも十分な力を発揮しますよ。


Aptanaを起動するとプロジェクトファイルの保存場所に用いるワークスペース・フォルダーの選択を促されます。任意のフォルダーを選択しましょう。


メニューの「ファイル」→「新規」→「プロジェクト」からウィザードに従いプロジェクトを作成します。


Aptanaのエディターは、コードの補完、リファレンス表示、コードブロックの折り畳み、リアルタイムのエラーチェックなどをサポートします。


「Project」ビューで作成したプロジェクトとファイルを管理します。


「Sync Manager」ビューでFTPサーバーへの接続を作成できます。また、FTPサーバーにあるファイルを直接編集できます。


「Outline」ビューからコードの構造を確認し素早く目的のコードへ移動できます。


「Snipetts」ビューからよく使うコードを利用することができます。

AptanaはWebプロジェクト向けのすばらしく高機能なIDEです。aptana.tvというAptanaについて詳しく解説しているスクリーンキャストサイトが存在するので、興味がある方は見てみると良いでしょう。

SciTEでソースコードを編集する
Apache, MySQL, PHP 環境を簡単に導入する


ヒント:
AptanaはEclipseベースのアプリケーションですが、Eclipseのプラグインとしても提供されています。プラグインバージョンのAptanaはAptanaのダウンロードページから入手できます。

日本語を含む言語サポートファイルや各種プラグインをAptanaに追加できます。Aptana用の各種プラグインはAptanaのプラグインページで確認できます。

Meldでファイルを比較・マージする

DiffツールのMeld(Meld 差分ビューア)を使うと、ファイルの差分をシンプルに比較・編集、そしてマージできます。

インストール:
$ sudo apt-get install meld


インストール後はメニューバーの「アプリケーション」→「プログラミング」→「Meld 差分ビューア」からMeldにアクセスできます。


比較しているファイルの差分はブロックとインラインごとに色分け表示されます。フォルダも比較できますよ。


「新規」ボタンを押して比較するファイルを選択しましょう。2つから3つのファイルを選択できます。


Meldのビューア内でそれぞれのファイルを編集できます。ファイルの差分は矢印マークをクリックしてマージできます。

GHexでバイナリファイルを編集する

バイナリエディタのGHex(Hex エディタ)を使うと、バイナリファイルをシンプルに解析・編集できますけど...ふつう興味ないよね。

インストール:
$ sudo apt-get install ghex


インストール後はメニューバーの「アプリケーション」→「プログラミング」→「Hex エディタ」からGHexにアクセスできます。


GHexは検索と置換、指定アドレスへの移動、文字テーブル表示、基数変換、型変換など基本的な機能のみのシンプルなツールです。後でよりいっそう悩むためにデータをHTMLで保存できますよ。


メニューの「編集」→「指定した場所へ移動」から指定アドレスへ移動できます。アドレスの指定は16進数を表す「0x」から入力します。

GHexはとってもシンプルで使い勝手のよいツールです。開発したプログラムの実効速度を上げたい場合や、バイナリで保存されるログの解析や、ゲームのセーブデータあるいはそのゲーム自体の改造?に役立つでしょう。

ヒント:
GHexはデータをHTMLファイルで保存可能です。HTMLファイルのページが大量に作成されるので、新しくフォルダを作り、そのフォルダ内に保存すると良いでしょう。

SciTEでソースコードを編集する

プログラミングエディターのSciTE(Scite Text Editor)を使うと、ちょっとだけ集中してソースコードを編集できます。

インストール:
$ sudo apt-get install scite


インストール後はメニューバーの「アプリケーション」→「プログラミング」→「Scite Text Editor」からSciTEにアクセスできます。


インターフェイスはシンプルで動作は軽快です。無駄なものが無くコーディングに集中しやすいです。

構文は自動的に認識されて強調表示されます。タブ表示、セッションの保存、オートインデント、正規表現での検索・置換、インクリメンタルサーチ、外部コマンドの実行・出力、HTML・PDFなどへのエクスポートに対応しています。シンプルな見た目のわりに高機能です。


コードブロックを折り畳めます。行番号はメニューの「View」→「Line Numbers」から表示できますよ。


非常に多くの言語をサポートしています。スクロールが必要ですね。

チームでの作業やプロジェクトの管理・保守にはIDE(統合開発環境)が向いていますが、プロジェクトの初期段階で新しいアイデアを書き起こしている時や、ソースコードのちょっとした修正作業には、SciTEのシンプルさがちょうど良いでしょう。

AptanaでWebプロジェクトを開発・管理する


ヒント:
標準のエンコーディングは「8 Bit」に設定されています。日本語のコメントなどを書く場合は、メニューの「File」→「Encoding」から「UTF-8」などに設定しましょう。

プログラムのビルド環境を導入する

プログラムの開発や配布されているソースコードからのインストールのためにプログラムのビルド環境(基本ライブラリ、コンパイラ、パッケージ作成ツール)を必要としているのであれば、「build-essential」と「checkinstall」パッケージをインストールしましょう。

インストール:
$ sudo apt-get install build-essential checkinstall


インストール後にソースコードの展開されているフォルダに移り、コンフィギュレーション、コンパイル、debパッケージ作成を行います。

$ cd FolderName/
$ ./configure
$ make
$ checkinstall


完了後は作成したdebパッケージをインストールしましょう。

アプリケーションを手動でインストールする方法!2つ紹介!


Synapticパッケージ・マネージャなどでパッケージを管理するためにも、「checkinstall」によるdebパッケージの作成を常にオススメしますが、debパッケージを必要とせず、直接インストールしたい場合は「make install」でプログラムをインストールします。

$ cd FolderName/
$ ./configure
$ make
$ make install


alienでRPM形式のパッケージをdeb形式に変換する

ヒント:
ソースコードからビルドする場合、依存するライブラリの追加や設定が必要な場合があります。何が必要かわからない場合は「README」や「INSTALL」などの付属する説明書を読んでくださいね。

ソースコードでしか配布されていないアプリケーションのdebパッケージを求めているのであれば、GetDebをチェックしてみると良いでしょう。

Apache, MySQL, PHP 環境を簡単に導入する

開発やテストのためにLAMP(Linux、ApacheMySQLPHP)環境を必要としているのであれば、3分くらいで簡単に導入することができます。


インストール:
$ sudo apt-get install apache2 mysql-server
$ sudo apt-get install libapache2-mod-auth-mysql
$ sudo apt-get install libapache2-mod-php5 php5-mysql

おまけでSQLiteインストール:
$ sudo apt-get install php5-sqlite


インストール後すぐに使えるようになります。「http://localhost/」へアクセスしてみましょう。

Apacheのドキュメントルート:
/var/www/

Apacheの設定ファイル:
/etc/apache2/apache2.conf
/etc/apache2/sites-available/default

MySQLの設定ファイル:
/etc/mysql/my.cnf

PHPの設定ファイル:
/etc/php5/apache2/php.ini

Apacheのモジュールはコマンドから sudo a2enmod [モジュール名] で有効化、sudo a2dismod [モジュール名] で無効化できます。sudo a2enmod [Tabキー×2] でモジュールのリストを得られます。

mod_rewrite 有効化:
$ sudo a2enmod rewrite


モジュールの有効化や設定の変更後はApacheを再起動する必要があります。

Apache 再起動:
$ sudo /etc/init.d/apache2 restart


MySQLはphpMyAdminを使えば簡単に管理できるでしょう。

phpMyAdmin インストール:
$ sudo apt-get install phpmyadmin

インストール後に「http://localhost/phpmyadmin/」へアクセスしてください。

AptanaでWebプロジェクトを開発・管理する
アプリケーショングループをまとめてインストールする


ヒント:
Apacheモジュールのmod_rewriteを有効化した場合はApacheの設定ファイル(/etc/apache2/sites-available/default)内のディレクティブ設定「AllowOverride None」を「AllowOverride All」に変更し、リライトルールを設定した.htaccessファイルを個別に用意するとよいでしょう。

MySQLサーバーのインストール時にMySQLのrootパスワード設定が促されます。設定を行わなかった場合は、コマンドからMySQLのプロンプトを呼び出して操作を行います。
$ mysql -u root
mysql> SET PASSWORD FOR 'root'@'localhost' = PASSWORD
('YourPassword');

YourPasswordの部分に設定したいパスワードを入力してください。

設定が終わったらMySQLプロンプトを終了します。
mysql> \q