げひらの草子

おむこんです。じわじわきてくれれば幸いです。ねえ聞いて、言葉は無限、だったらダジャレもきっと無限。(本文の内容とタイトルはあまり関係ないことが多いです)。『うたしりとり』は、「俺はググらない!」という鉄のルールがあります。故に力を貸してください。タイトル、うたしりとりの既出はブログ内検索(プロフィールの下の「記事を検索」)で調べられます。

アリカタ。

こんばんは、若麒麟問題で世間の目が朝青龍から逸れたように、中川サンももうしばらくごっくんごっくん繰り返してれば、しばらくは麻生さんが叩かれる回数も減ったのでは…なんてことを考えてもしまうおむこんです。とはいえ安倍を降ろしたところで福田、福田を降ろしたところで麻生、そしたら麻生を降ろしたところで…はぁ(←深いため息)…
それと今日、お客さんのところでついていたテレビの『ミヤネ屋』で、自己中な動機で女性を殺害して、自己保身だけのためにその遺体をバラバラにした星島被告に無期懲役の判決が東京地裁で下されたというニュースを取り上げていたのだが、その報道の仕方にものすごく不快感を覚え、気分が悪くなった。
それというのも、番組の女性リポーターが、おそらく今日の法廷の中で明らかにされたのであろう、そのあまりに凄惨な一部始終をこと細かに紹介していたのだ。それはあまりにも惨たらしく、思い出しただけでも気分が悪くなる話だったのだが、そこまでの話をまだ日も高い時間の全国放送に載せる必要が一体どこにあるのかを強く疑問に思った。きっとこたつでお茶をすすりながら見ていたお年寄りも多かっただろうし、僕みたいに気の弱い人も多く見ていたのではないかと思うが、それがあまりにも『普通』に取り上げられていたから視聴者の皆さんは平気だったのだろうか?いや、そんなことはないと思うし、きっとあまりの惨い話に、テレビの前で気分を悪くする方は多かったに違いないと思う。そもそも視聴者は犯行の詳細な状況なんて知りたいと思っていなかったと思うんだけど。それよりなぜ被告がその犯行に至ってしまったのか、その背景を取材するのがワイドショーの仕事ではないのだろうか?過激な方向性で数字が取りたいのか、ミヤネサンのポリシーなのか知らないが、たぶん一般の人々がそこまで知らなくてもいいような惨すぎる話題を“普通”に報道する、そし
てそれに制作の過程で誰もストップをかけないそのテレビ局のあり方に強い疑問を感じました。もしこの事件の模倣犯が現れて、「『ミヤネ屋』を見て犯行を思い付きました」なんて供述したら、ミヤネサン及び制作スタッフは被害者にどう謝罪するの?そもそも包み隠したりねじ曲げたりが得意なテレビ局なんだから、今回の事件の詳細なところはオブラートに包んでおくべきところだったんじゃないかな?
小学校の時にたまに教室のテレビで映画を見せてくれた担任の先生が、例えば『インディージョーンズ』なんかのショッキングなシーンの前にはビデオを一時停止して、「これから怖いシーンがあるから、苦手な人は耳と目をしばらく閉じていてください」と呼びかけてくれた、そういう優しさや気遣いがテレビ局の制作現場にもあってもいいんじゃないかって強く思ったんだけど、それはただ僕が怖がり過ぎなだけなんだろうか?そうであっては欲しくないんだけど。