アメリカで発表された「Amazon Alexa」の新機能がすごすぎる! 全24機能を一挙紹介

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2018年9月20日、米国アマゾンがAlexa向け新機能を多数発表した。今回の新機能は今後数週間~数ヶ月で米国で展開予定となっており、スマートスピーカーの最先端機能として非常に注目の内容となっている。今後、日本でも早期に導入されるよう期待を込めて全24機能を一挙に紹介していく。


Alexaで家庭をよりスマートに安全にする5つの新機能


1. Alexa Guard


Alexaが自宅を安全に保ってくれる機能。「Alexa、ガードをアクティブにして」と伝えると有効になる。ガード中は自宅内で検出されたガラスが割れた音、煙感知器の警報音などが検出されるとユーザーに通知する。またライトのオンオフをおこなうことで侵入者に対して警告したり、警報システムと統合することもできる。簡易セキュリティデバイスになるというアイディアは素晴らしい。

2. Alexa Hunches


Alexaでスマートホームデバイス制御するときに、勘を働かせる機能。たとえば「Alexa、おやすみ」と言われた後でリビングルームのライトが点灯している場合に、Alexaは「おやすみなさい。ところでリビングルームのライトがオンになっていますが、消しましょうか?」などと先読みした回答を行う機能だ。まさに「スマート」な機能だと思う。今年の後半に利用可能になるという。

3. Frustration Free Setup


増え続けるスマートホームデバイスだが、ネックになるのはWi-Fi接続の手間という面がある。このスマートホームデバイスのセットアップをより簡単にする機能が実装されるという。Alexaアプリを使って、スマートデバイスの背面にあるバーコードをスキャンするとWi-FiネットワークとAlexaの接続が完了するという仕組みだ。まずAmazon Smart PlugAmazonBasics Microwaveから実装され、今後様々なデバイスに展開する予定だという。

4. Local Voice Control


Alexaはインターネット接続が前提だが、インターネットが何らかの理由で接続できない、もしくは通信状況が不安定な地域などを想定した機能が、このローカル音声制御機能だ。すべての命令がローカルで対応できるわけではないが、スマートハブを内蔵したEcho Plus、Echo Show(第二世代)から、ライト、プラグ、スイッチなどの制御を可能にする機能だ。今後車載システムでも使えそうな考え方だ。

5. Video Doorbell


Echo ShowとRINGAUGUSTのビデオドアベルが双方向通話機能が実装され、ビデオドアベルの前にいる来訪者と、自宅内のEcho Showで会話できるようになる。また、来訪者が来た時、もしくはドアベルが鳴ったときに、Alexaルーチンを使ってカスタムしたアナウンスを流すことができるようになる。少々お待ち下さいというメッセージと共に好きな音楽をかけたりするのは面白かもしれない。

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6. New Alexa Routines


複数のタスクをまとめるAlexaルーチン機能が改善される。位置ベースでのルーチン、ルーチン内のアクション間でのディレイタイム制御、一定時間での音楽再生対応、温度や動きの検知によるトリガーといった細かい対応が行われている。

7. Location-Based Reminders


位置ベースのリマインダーにも対応した。「Alexa、家に帰ったら○○するように教えて」と伝えると、帰宅時にリマインドしてくれるといった機能だ。リマインドはAlexaが教えてくれると同時に、スマートフォンにも通知してくれる。

8. Cook with Alexa


Alexaによる料理アシストも強化された。「Alexa、料理をはじめよう」と伝えると、ステップバイステップで指定したレシピの手順を解説しながらハンズフリーで料理を進めることができるという。画面が大きめなEcho Show(第二世代)を台所に置いたらぜひ活用したい機能だろう。

9. Multi-step Requests


Alexaに一度に複数のコマンドを指示できるマルチステップリクエスト機能も追加される。例えば、「Alexa、バナナ、ペーパータオル、キャットフードを買い物リストに追加して」と一度に複数のアイテムを指示したり、「Alexa、パンドラをボリューム8で再生して」といった再生と音量調整を一度に伝えることができるようになるという。
なお米国のGoogle Homeでは1度に3つのコマンドを同時受付可能になっており、それに追随する形といえる。

10. Email Integration


Alexaから電子メールが確認できるようになった。パーソナルに使っているEchoであれば非常に便利な機能だろう。Gmail、Outlook、Hotmailなどを設定しておけば、「Alexa、○○さんからのメールはある?」と聞くと答えてくれる。PCやスマートフォンが手元にない時でも簡単にメールチェックができるという機能で、今までなかったのが不思議な気がするほど、違和感のない機能である。

11. Whisper Mode


Alexaにウィスパーモードが実装された。これは人間と同じように、小声で問いかけると小声で返答してくれるという機能だ。例えば、隣にパートナーが寝てるときに小さな声でAlexaに天気予報を尋ねると、Alexaはウィスパーモードで、ささやくように小声で回答してくれるというもの。これで寝ているパートナーを目覚めさせずに済むわけだ。
ささやきの検知についての技術論文「LSTM-based Whisper Detection」も公開されており、仕組みに興味のある人はご覧いただければと思う。

12. Even More Calling Options


Alexaの通話機能が拡張され、Alexa通話&メッセージングだけでなく、マイクロソフトの「Skype」が使えるようになる。これはすでにロボスタでも紹介済みのトピックだ。「Alexa、SkypeでJimmyに電話して」と伝えるだけで接続できる。
アマゾンとマイクロソフトは今回のSkype対応より前から、AlexaとCortanaの相互連携を実現しており、今後もさまざまなコラボレーションが期待できそうである。

13. Built-In Web Browser


AlexaについにWEBブラウザーが搭載される。大型化されたディスプレイを搭載するAmazon Echo Showの新型にはぴったりな機能である。「Alexa、Silkブラウザーを開いて」または「Alexa、Firefoxを開いて」と言うと内臓のWEBブラウザが起動する。ブラウザには画面キーボードを使用してURLを入力することもできるし、お気に入りのWebサイトを登録し、簡単にアクセスすることができる。
こうなってくるとスマホやタブレットとどう違うのかという話にもなってくるが、Echo Showユーザーにとっては待望のブラウザ搭載なのだ。話すと長くなるのだが、初代Echo Showは発売当初閲覧できていたYouTubeをGoogleから遮断されるといった経緯があり、ブラウザ搭載によりGoogleの遮断を回避してYouTubeをブラウザ経由で閲覧できるようになるのだ。これでAmazon PrimeビデオとYouTubeをどちらも好きに楽しむことができるのだから最高だ。

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14. New Music Service – TIDAL


音楽ストリーミミングサービスに「TIDAL」が追加される。アメリカのAlexaで使える音楽サービスはAmazon Music以外にもSpotify、Pandora、Saavn、Deezerなどが対応しており、利用者は好きなサービスを選べる状況にある。今回の「TIDAL」のAlexa対応は、先日発表されたAlexa Skills Kit (ASK)の「Music Skill API」を利用したものだという。

15. Left-Right Stereo Pairing


2つのEchoデバイスを左右の音に振り分けたステレオペアリングが可能になった。複数のEchoを所有するユーザーは増えており、各部屋に1台ずつEchoを設置したマルチルーム再生にはすでに対応していたが、今回の発表は1つの部屋に複数Echoを設置したときのステレオ再生の対応だ。音楽好きには待望の機能のひとつだ。
また新製品のサブウーファー「Echo Sub」を組み合わせれば重低音を効かせた2.1チャンネルシステムが構築できる。

16. Amazon Music New Release Notifications


AlexaでAmazon Musicのお気に入りアーティストの新アルバムや新曲のリリースを通知してもらえるようになる機能。指定したアーティストが新曲を発表するとEchoデバイスやAmazon Musicアプリで通知される仕組みだ。
これは音楽ファンには非常に嬉しいニュースだろう。結果的にAmazon Prime MusicからAmazon Music Unlimitedに切り替えたくなるユーザーも増えそうだ。

17. Overlapping Groups


1台のEchoデバイスを複数のマルチミュージックグループに重複して登録できるようになった。例えば、キッチンに設置したEchoは「キッチン」グループと、週末に友達が遊びに来たときの「1F」グループの両方に含めることができる。いままで1デバイス1グループ登録で不便していた人には朗報だろう。

18. Preferred Speaker Setup


Alexaアプリで音楽再生専用のスピーカーを指定することができる機能。例えば「Alexa、ロックミュージックをかけて」と伝えると、Amazon Echoもしくはサードパーティー製のAlexa搭載スマートスピーカーなど任意のスピーカーから音楽を流すことができる。
音楽再生については音質の良いハイエンド製品で出力し、普段のAlexaとのやりとりは手元のデバイスで行うといった形で使うと便利そうだ。

19. New Video Services for Echo Show


Echo Showのためのビデオサービスの機能強化も進んだ。新製品のFire TV Recastと組み合わせることでテレビ放送を録画、Echo Showのディスプレイにストリーミングすることができる。またオンデマンドの動画サービスも拡充しており、「Alexa、Good Morning Americaを見せて」または「Alexa、HuluでESPNを見せて」と伝えるとストリーミングが開始する。

20. Skills and Games for the Screen


何万にも及ぶスキルがディスプレイ搭載の新しいEcho Showで利用可能になっている。例えば、CNBCスキルで株価情報やニューススキルをビジュアルに確認したり、Amazon Storytimeスキルでお話を読んでもらうなど。
今後日本でもEcho Spotに加え、Echo Showも発売されることもあり、ディスプレイを活用したスキルは米国に限らず増えるだろう。

21. Visual Alexa Blueprints


2018年4月に発表された「Alexa Skill Blueprints」で作った家族専用スキルを第三者に共有可能になった。例えば、誕生日や特別な日を祝うパーソナライズされたグリーティングカードスキルを作成して、メールやソーシャルネットワークサービスを通じて、簡単に共有するといったことが可能になった。
BluePrintsサービス自体の日本語対応をまずお願いしたいところだ。

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22. Kid Routines


子供用のAIアシスタント「Amazon FreeTime on Alexa」での機能改善も進んだ。
親が事前にAlexaルーチンを設定しておけば、子どもが「Alexa、おやすみ!」といったときに、親からのメッセージを発話し、ライトを消して、寝やすい音楽を再生するといった一連の作業を自動化できる。

23. Kid Podcasts


FreeTime Unlimitedの利用者はAudibleの子ども向けコンテンツを1,000以上楽しむことができる。子どもたちの年齢に合わせたニュース、ストーリーなどが用意されているので、さまざまな年齢の子どもたちも利用可能となっている。

24. Kid Activity Skills


FreeTime Unlimited向けのAlexaスキルとして、子どもが楽しんで学べるコンテンツが多数用意されている。例えば、子どもが家で動物の真似をして遊べる音声ゲーム「Animal Workout」はレビューで高評価のスキルとなっている。

僕はこう思った:

Googleにキャッチアップしている部分もいくつかありますが、他社にない新しい取り組みも多数含まれており、感心しました。Amazonが本気でAlexaの改善に取り組んでいるのがよくわかるニュースでした。


Source:Amazon

《中橋 義博》

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中橋 義博

中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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