観光客は高く、市民は安く? 京都のバス「市民優先価格」5つの疑問
山田みう
京都市民のバス運賃を観光客よりも安くする――。こう訴えて2024年2月に当選した京都市の松井孝治市長の任期がまもなく折り返しを迎える。市民と、市民以外の人とで市営バスの運賃に差をつける「市民優先価格」。松井氏が実現の時期として掲げる「27年度中」も近づく中、導入に関する「五つの疑問」を整理する。
市民優先価格は、大勢の観光客により、市民の足でもある市営バスの混雑が慢性化していることを背景に浮上した。オーバーツーリズム対策としての運賃格差が実現すれば、全国初。ただ、導入には課題があり、市はそれを乗り越えられるかが注目されている。
市民と市民以外、どう見分ける?
まずは法律との関係だ。公共…
























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