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アジャイル×テスト開発を考える
- 1. アジャイル×テスト開発プロセスを考える 2012.11.17 Ul)mate Agile Stories編集部 細谷 泰夫
- 2. 細⾕谷 泰夫 @yasuohosotani
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- 5. 同じアジャイルなのに 正反対の印象。 なんでだろう？
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- 7. （アジャイルに不安の人の）アジャイル に対する品質の印象 品質の良さ 品質の確定性
- 8. （理想的な）ウォータフォールに対する 品質の印象 品質の良さ 品質の確定性
- 9. やっぱり、 ウォータフォールの方が 効率良く品質を上げれそう 本当？
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- 12. よくある状況 品質の良さ 目標の品質 品質の確定性 実際の品質 テストフェーズ開始 目標の品質が共有できていないことも多い。結果論 として、不具合が多く出れば品質が低いということになる。
- 13. どうやったら 目標の品質を 達成できるんだろう？
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- 15. 目標の品質であることを確定させる テスト実施 開発対象の 目標の品質を確定さ ソフトウェア せるために開発され たテスト 修正 不具合
- 16. 開発対象の品質を上げる • 開発対象の品質が悪く、テストフェーズで品質 を改善しても手遅れになるケースがある。 • 開発対象の品質を向上させるための活動が 必要。 Wモデルは、設計の品質を早期に 向上させる方法
- 17. Wモデルとは？ 要求定義 システムテストの設計 システムテスト の実施 基本設計 結合テストの設計 結合テストの実施 詳細設計 単体テストの設計 単体テストの実施 コードミスの 逐次摘出 実装 コードインスぺクションの実施 参考：EMWEST Vol.2 「Wモデル～ソフトウェアテストによるプロセスイノベーション～」（西 康晴）
- 18. テスト開発プロセス 要求定義 システムテスト テスト要 テスト設 テスト実 の実施 求分析 計 装 基本設計 結合テストの実施 詳細設計 単体テストの実施 実装 コードインスぺクションの実施
- 19. やるべきことをキチンとやれば 目標の品質を達成することが できるんだ。 テストを開発するには、スキルを もった人が、手順を踏んで行う 必要があるんだね。 単純じゃなく、奥が深そう。
- 20. そろそろアジャイルの話しを 聞きたいよ
- 21. アジャイルの品質への効果 • アジャイル開発を行うと、早期に開発とテスト が協調しはじめる。 テストのた めの機能が テスト環境 不足 の不備 ユーザ視点 での改善点 品質のリスク
- 22. Wモデルと同じ効果 • Wモデルのもっとも単純なメリットは、テスト設計 を早期に行うことによって、設計の抜け、矛盾を 減少させることができること • アジャイル開発で早期にテストが実行される ことで得られる効果と同じ。
- 23. テストのための機能や試験環境 の洩れは実際、よくあるから、 早めにテストを開始できるのは、 確かにメリットがありそう。 テストエンジニアと開発者が早 期にコミュニケーションを開始し て、協調できることが実は大きい。
- 24. アジャイルに品質が良くなる面が あることは判ったけど、変更が加 わるのはやっぱり不安だなぁ。 目標の品質を目指すための プロセスや、品質確定への不安を アジャイルではどう解決すれば いいんだろうか？
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- 26. テスト計画 • いつ、どんな品質を確定させるかを考えるこ とが重要。 • ユニットテスト、インテグレーションテスト、受 け入れテストなど複数の粒度のテストをトータ ルで考える。 • 自動化の方針を考える。
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- 28. 品質確定の計画例1 • 下記は、最後のイテレーションリリース後に品質 を確定させる例。品質の確定は複数回でも良い イテレーション イテレーション イテレーション イテレーション イテレーション イテレーション イテレーション イテレーション イテレーション毎のテスト 品質確定のためのテスト
- 29. 品質確定の計画例2 • 全てのイテレーションでサービスとして提供で きる品質を確定する。 イテレーション イテレーション イテレーション イテレーション 品質確定のためのテスト アジャイル開発の事例などで一般的に語られ るのはこの例。広範囲なテスト自動化が必須となる。
- 30. アジャイルテストの四象限 ビジネス面 自動と手動 手動 探索テスト シナリオ 製 機能テスト 品 ユーザビリティテスト ー UAT(ユーザ受け入れテスト） 批 アルファ/ベータ 評 支 援 パフォーマンステスト 単体テスト 負荷テスト セキュリティテスト 「～性」テスト 自動 ツール 技術面 出典：実践アジャイルテスト（翔泳社）
- 31. テスト自動化ピラミッド UI Service Unit 「Succeeding With Agile」 Mike Cohn
- 33. コンテキストの収集 ü アジャイルプロセス協議会テスト・レビュー WGでメンバーのアジャイル開発でのテスト の経験を収集。 ü 「何に対して」「どんなことを」「どんな方法 で」テストしたか？
- 34. プロセス、型の検討方法 テストの粒度 機能性 信頼性 使用性 効率性 保守性 移植性 クラス 自動 レビュー レビュー ― レビュー ― API 自動 レビュー レビュー 自動 レビュー ― 画面 手動 ― 手動 ― ― ― ユーザストーリ 自動/手動 手動 手動 手動 ― ― システム全体 ― 手動 手動 手動 ― ― プロトコル 自動 レビュー レビュー 自動 レビュー ―
- 35. テストの粒度 機能性 信頼性 使用性 効率性 保守性 移植性 クラス 自動 TDD レビュー レビュー ― レビュー ― API 自動 レビュー レビュー 自動 レビュー ― CI 画面 手動 ― 手動 ― ― ― ユーザストーリ 自動/手動 手動 手動 手動 ― ― システム全体 ― 手動 手動 手動 ― ― 特殊な試験機 プロトコル 自動 レビュー レビュー 自動 レビュー ― 他にも、「どうやってレビューするか？」「どうやってテスト設計するか？」 「どうやってテスト実装、実施をするか？」など、アジャイルプラクティスに限らず色々 な要素をどう組み合わせるかを考える。
- 36. テストプロセスを並行させる例 • イテレーション毎のテストは「評価可能であること」を 確かめる。 • 動作するソフトウェアから得られる情報をテスト開発 にフィードバックする。
- 37. テストのモデリング • テスト開発プロセスにおけるテスト設計において テストの抽象度をうまく上げることで、テスト設計 のパタンを見つけることができる。 例）画面を閉じている間に情報を更新し、 画面を開いて情報が更新されていることを 確認する。 • 複数の対象に対して多くの同じパタンが出てくる 場合は、テスト対象として抽出する。 例）画面の機能によらない確認（タブ移動など）
- 38. アジャイルでも品質保証ができる ような気がしてきた。 目標の品質を達成するためのア プローチや計画作りを考えていく 必要があることが判った。
- 39. 課題 • アジャイルでのテスト開発プロセスの検討 • 色々なコンテキストでのテスト開発プロセスの 検討 皆でアジャイルとテストに ついて議論する機会を 持ちましょう！
- 40. Special Thanks ・ほそたに（あ）さん（細谷家） 猫制作 ・アジャイルプロセス協議会 テスト・レビューWG