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カテコラミンの勉強会
- 1.
- 2.
- 3.
- 4.
- 5.
• α作用
– 末梢血管を収縮させる作用
•β1作用
– 心拍数を増加させ、心収縮力を強める作用
• 陽性変時、陽性変力作用
• β2作用
– 末梢血管を拡張させる作用+気管支拡張作用
覚えておいてほしい用語
役に立つ薬の情報~専門薬学 管理人:深井良祐 より引用
http://kusuri-jouhou.com/medi/allergy/tulobuterol.html
- 6.
- 7.
- 8.
- 9.
- 10.
- 11.
- 12.
- 13.
• 心収縮力を上げたい…
– ドブタミン、ドパミン中用量
•徐脈をなんとかしたい…
– アトロピン、ドパミン、イソプロテレノール、ペーシング
• 頻脈をなんとかしたい…
– 急速補液、β遮断薬、Ca拮抗薬
• 末梢血管抵抗を上げたい…
– ノルアドレナリン、ドパミン高用量
なんとかしたい時の治療オプション
- 14.
- 15.
- 16.
ドパミン VS ノルアドレナリン
•多施設大規模試験(8施設:ベルギー、オーストリア、スペイン)
• ショック患者(18歳以上、種類を問わず)にドパミンを
投与した群とノルアドレナリンを投与した群をコン
ピュータで無作為に分けて28日後の死亡率を比較
• 死亡率に有意差ないがドパミン使用群で不整脈イベ
ントが多かった
• 心原性ショックの患者ではドパミン使用群はノルアドレ
ナリン使用群に比して28日死亡率が優位に高い
N Engl J Med 2010; 362:779-789March 4, 2010 より
- 17.
- 18.
- 19.
γって何?
• γ =μg / kg / min
• 1γとは「体重1kgあたり1分間に1μgの薬剤が入る
投与スピード」
• シリンジポンプの単位(ml/h)と γの単位
(μg/kg/min)の違いが混乱のもと
さらに、薬剤濃度(mg/ml)の換算がいる
= (0.06 × 体重[kg]/ 薬剤濃度[mg/ml]) [ml / h]
1 [γ] = 1 [μg/ kg/ min]
= 0.001 [mg/ kg/ min]
= (0.001 × 体重[kg]) [mg/min]
= (0.001 × 体重[kg] × 60) [mg/h]
= (0.06 × 体重[kg]) [mg/h]
- 20.
塩酸ドパミン(DopAmine:DoA)
商品名:【0.3%シリンジ】 イノバン注150mg/50ml
投与量
体重
1 [γ] 2 3 5 7 10 15 20
45 [kg] 0.9
[ml/h]
1.8 2.7 4.5 6.3 9.0 13.5 18.0
50 1.0 2.0 3.0 5.0 7.0 10.0 15.0 20.0
55 1.1 2.2 3.3 5.5 7.7 11.0 16.5 22.0
60 1.2 2.4 3.6 6.0 8.4 12.0 18.0 24.0
65 1.3 2.6 3.9 6.5 9.1 13.0 19.5 26.0
70 1.4 2.8 4.2 7.0 9.8 14.0 21.0 28.0
75 1.5 3.0 4.5 7.5 10.5 15.0 22.5 30.0
80 1.6 3.2 4.8 8.0 12.0 16.0 24.0 32.0
利尿作用 β1作用 α作用
だいたい5.0ml/hで開始して、SBP>120のとき0.5ml/h減量 SBP<90のとき0.5ml/h増量
- 21.
投与量
体重
1 [ γ]2 3 5 7 10 15 20
45 [kg] 0.9
[ml/h]
1.8 2.7 4.5 6.3 9.0 13.5 18.0
50 1.0 2.0 3.0 5.0 7.0 10.0 15.0 20.0
55 1.1 2.2 3.3 5.5 7.7 11.0 16.5 22.0
60 1.2 2.4 3.6 6.0 8.4 12.0 18.0 24.0
65 1.3 2.6 3.9 6.5 9.1 13.0 19.5 26.0
70 1.4 2.8 4.2 7.0 9.8 14.0 21.0 28.0
75 1.5 3.0 4.5 7.5 10.5 15.0 22.5 30.0
80 1.6 3.2 4.8 8.0 12.0 16.0 24.0 32.0
ドブタミン塩酸塩(Dobutamine:DoB)
商品名:【0.3%シリンジ】 ドブポン注150mg/50ml
だいたい3.0ml/hで開始して、心係数 2.2を目標に増減
- 22.
投与量
体重
0.05
[ γ]
0.1 0.150.2 0.25 0.3 0.4 0.5
45 [kg] 0/9
[ml/h]
1.8 2.7 3.6 4.5 5.4 7.2 9.0
50 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 8.0 10.0
55 1.1 2.2 3.3 4.4 5.5 6.6 8.8 11.0
60 1.2 2.4 3.6 4.8 6.0 7.2 9.6 12.0
65 1.3 2.6 3.9 5.2 6.5 7.8 10.4 13.0
70 1.4 2.8 4.2 5.6 7.0 8.4 11.2 14.0
75 1.5 3.0 4.5 6.0 7.5 9.0 12.0 15.0
80 1.6 3.2 4.8 6.4 8.0 9.6 12.8 16.0
生理食塩水 17mlにノルアドレナリン注1mg 3管を希釈
だいたい2.0ml/hで開始して、SBP>120のとき0.5ml/h減量 SBP<90のとき0.5ml/h増量
ノルアドレナリン(NOR-Adrenalin:NoA)
商品名:ノルアドレナリン注 1mg
- 23.
投与量
体重
0.05
[ γ]
0.1 0.150.2 0.25 0.3 0.4 0.5
45 [kg] 0/9
[ml/h]
1.8 2.7 3.6 4.5 5.4 7.2 9.0
50 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 8.0 10.0
55 1.1 2.2 3.3 4.4 5.5 6.6 8.8 11.0
60 1.2 2.4 3.6 4.8 6.0 7.2 9.6 12.0
65 1.3 2.6 3.9 5.2 6.5 7.8 10.4 13.0
70 1.4 2.8 4.2 5.6 7.0 8.4 11.2 14.0
75 1.5 3.0 4.5 6.0 7.5 9.0 12.0 15.0
80 1.6 3.2 4.8 6.4 8.0 9.6 12.8 16.0
生理食塩水 17mlにボスミン注1mg 3管を希釈
だいたい2.0ml/hで開始して、SBP>120のとき0.5ml/h減量 SBP<90のとき0.5ml/h増量
アドレナリン(Adrenalin:Ad)
商品名:ボスミン注 1mg
- 24.
- 25.
中心静脈カテーテルと比較して末梢静脈
カテーテルから安全に昇圧剤を投与できるか?
(Ann Emerg Med.2015 Dec;66(6):629-631.)
• 85論文のメタアナリシス分析
• カテコラミン投与による組織障害の報告例は325例.
– 318例が末梢カテーテルからの投与
• 末梢カテーテルからのカテコラミン投与開始から局所の組
織障害や血管外漏出までの時間はそれぞれ 56±68時間,
35±51時間.
• 大半は後遺症は残さないが, 壊疽が7%
• CVCからの投与では, 局所の組織障害出現までの時間は
55±47時間で壊疽は14%
Hospitalist ~病院総合診療医~ より
http://hospitalist-gim.blogspot.jp/2015/11/blog-post_23.html
- 26.
- 27.
Editor's Notes
- #3 ドパミン、ドブタミン、アドレナリン、ノルアドレナリンの4種類。
- #5 α1受容体は心筋や平滑筋などの細胞膜に分布、α2受容体は交感神経終末に存在。β1受容体は主に心筋に分布、β2受容体は血管や気道に分布する。
- #7 心拍出量増加には輸液
末梢血管抵抗には血液の粘稠度や動脈の弾力も関与
- #9 低用量での利尿作用は嘘かもしれない
- #17 ドパミンは心拍数増加により虚血性の合併症が多くなるため
ノルアドの方が強力なα作用を有し昇圧効果に優れるだけでなく、腎臓や内臓、脳、微小血管への血流を増加し心拍出量も上げる一方で、心拍数はそれほど増加させないという特徴をもつ
また、輸入・輸出細動脈ともに拡張している敗血症性急性腎傷害に対しても腎血流を保つのでよい
- #20 長ったらしい記載を省略するための記号