米労働統計局(BLS)は、10月分の雇用統計を発表しないと明らかにした。同月分の雇用者数データは、12月に発表予定の11月分に組み込む方針だとしている。 BLSは10月分について、失業率など重要指標の算出に用いられる家計調査データを事後的に収集することができなかったと説明。11月分の雇用統計は12月16日に発表される予定。よって、米連邦準備制度理事会(FRB)当局者は、年内最後の連邦公開市場委員会(FOMC)会合前にこのデータを入手できないことになる。 関連記事:12月の米利下げ観測さらに後退、10月分雇用統計の発表中止で 雇用統計は家計調査と事業所調査の2種類から構成されており、後者が非農業部門雇用者数の基となる。BLSは11月分について、両調査のデータ収集期間を延長することも明らかにした。 エコノミストらは、家計調査データについては労働集約的な収集方法のため欠測となる可能性があると指摘

