はじめに Web開発といえばUNIXターミナルが使えるMacが便利だったが、ついに今年WSL2が正式リリースされた。これでようやくWindowsでまともなWeb開発環境を構築することが可能になって喜びもひとしお。 それどころか、WSL2, Windows Terminal, VS Codeと便利なツールがどんどんリリースされていてMacよりも便利といえる環境になってきたため、本格的にWindowsに乗り換えることにした。 環境構築をメモしていく。 WSL2とUbuntuのインストール 公式ドキュメント通り。 ディストリはUbuntuを選んだ。 Windows Terminal マイクロソフト純正。とても使いやすく、アップデートも精力的で今後も楽しみ。 Microsoft StoreからWindows Terminalをインストール 設定ファイルがJSONなのはエモいですね。 この辺で好きな
概要 以前WindowsでおすすめのWeb開発ツールをブログで書きました。 多少重複しますが、Windows Terminalをより便利にカスタマイズしてターミナル運用を楽しめるようにしました。 前提条件として以下のツールはインストール済とします。 PowerShell 7系 Git for Windows WSL2 Scoop Windows Terminal Windows Terminalカスタマイズ Windows Terminalのデフォルトの背景画面は黒色なので、複数のWSLディストリビューションやPowerShellを入れると、どれがどのターミナルなのかわかりづらくなります。 設定の配色でターミナルのカラーや文字のフォントを変更できます。 配色やフォントはデフォルトでも種類は多いですが、自分でカスタマイズして専用のターミナルを作るのも一興です。 参考までに私のPowerShe
WSL2で開発中のWebアプリをスマホで即座に動作確認したい スマホとPCが同一のWifiに接続している状態でスマホのブラウザから http://<PCのIPアドレス>:<Webアプリのポート> にアクセスして動作確認出来ることがよく知られています。 私は普段PC向けの業務システムやライブラリを作っているのでこの方法を使う機会がほとんどないのですが、久しぶりにスマホでの確認が必要になりました。 開発環境がWSL2の場合に固有処理が必要だったのでメモ代わりに公開しておきます。 WSL2固有処理だけ知りたい人のための結論 PowerShellを管理者権限で開いてください。 以下を1行ずつ入力してもいいし、ps1ファイルに書いて実行でもいいはずです。 私はPowerShellに慣れてないので1行ずつ打ち込んでます。 開始 $ports = @(3000, 8000) # Webアプリで使うポート
これでMicrosoft initではなくsystemdが起動するようになります。Microsoftの/initはPID2で起動し、ログインプロセス?(WSL.exeから起動するコンソールアクセス)については /init の子孫として起動します。nslogin等も不要です。 先日リリースされたUbuntu 22.04には/usr/libexec/wsl-systemdというシェルスクリプトが同梱されています。中身を覗くとunshareで名前空間を分けてsystemdを起動するようです。過去様々なところで紹介されていた手法のようですね。 systemdを起動する 早速試してみましょう。 $ sudo /usr/libexec/wsl-systemd $ ps ax PID TTY STAT TIME COMMAND 1 ? Sl 0:00 /init 7 ? Ss 0:00 /init 8
この記事について WSL 上にインストールした Linux で systemctl コマンドが使用できない問題を解決します。 この記事では Ubuntu 20.04 LTS を使用して説明していますが、他のディストリビューションでも手順に大きな違いは無いと思いますので、参考にしていただければと思います。 環境 この記事は以下の環境にて動作を確認しています。 Windows 10 Pro 21H2 ( OS Build : 19044.1645 ) Windows Terminal v1.12.10982.0 Distrod v0.1.5 WSL2 ( Kernel version: 5.10.102.1 ) Distrodとは? 公式では以下の様に説明されています。 Distrod is a systemd-based meta-distro for WSL2 that allows yo
画像ファイルからテキストを抽出したい場合、何らかのOCR(光学式文字認識)ソフトウェアを利用するのが一般的だ。しかし、BetaNewsは1月6日(米国時間)、「Windows 10 has a secret way to grab text from images」において、特定のソフトウェアを使わずに、Windows 10に付属する標準機能だけでテキストの抽出を行う方法を伝えた。なお、この方法は現在のところ英語のテキストにしか対応しておらず、残念ながら日本語は読み取ることができない。 Windowsの標準機能といっても、何らかのORCツールが標準でインストールされているというわけではない。したがって、スタートメニューのアプリケーション一覧を探しても該当する機能は見つからない。Betanewsで紹介されているのは、Windowsの検索ユーティリティとスクリーンショットを取得するための「切り
こうやって分類すると、fyne というのはいったい何者なのだと思いませんか? そう思ったわたしは実際に試用してみて気に入り、社内で使う簡単な GUI アプリの開発に採用、ほんの一瞬で目的通りのアプリを実際に作れてしまいました。 作ったアプリはのちほど紹介しますが、まずは基本的な使い方と多くの人が遭遇するであろうハマりポイントをいくつか紹介したいと思います。 ただし、現状 Go の GUI 領域はまだまだ発展途上です。Fyne においてもデータバインディングやアニメーション機能が未提供だったりと GUI ツールキットとしては大穴があいているのも事実。限界を承知の上で、過度に期待せずに読んでいただけたらと思います。 はじめかた 既に Go 言語の開発環境は整っている前提で始めたいと思います。整っていない方は Getting Started してください。 では早速コードから。”Hello, w
このたびラップトップを新調しました。6年ほど前に中古のノートにLinuxを入れてつかってましたが、新品のWindowsノートに乗り換えました。そこで以前から気になっていたWindows Subsystem Linuxを使って、Windows上にLinuxの開発環境を用意してみたところ、セットアップもすごく簡単かつ快適な開発環境になったので、詳細を少し調べてみました。その結果と実際の開発現場における利用シーンについて紹介します。 ※現段階ではPreview版OSへのアップデートが必要。WSL2を利用するにはbuild 18917以上のOSバージョンが必要です。それにはthe Windows Insider Programというプログラムに登録した上で、OSをPreview版にアップデートする必要があります。 ターミナルを開くとそこはもうLinuxでした 近頃の私が個人的なLinux環境でやる
オプション「--set-version」を使う 次のWindows 10であるWindows 10 バージョン2004では、WSL(Windows Subsystem for Linux)2が使用可能になる。Linuxカーネルを独自構築し、ファイルI/Oのパフォーマンスやシステムコールの互換性が向上しているのが特徴の1つ。 Windows 10 Proをお使いの読者諸氏の中は、すでに好みのLinuxディストリビューションをWSL 1上にインストールしている方もいるかもしれないが、そのままではWSL 2の恩恵を受けることはできない。今回はWindows 10 Insider Preview上でLinuxディストリビューションのバージョン変更手順を紹介する。 「Win」+「X」キー→「A」キーと順に押すか、スタートを右クリック/長押しし、「Windows PowerShell」をクリック/タッ
Windows 10 で作業をしていると、文字や画像など画面表示がぼやけてしまうことがあります。長時間作業するうえでストレスになってしまいますし、PCのスペックが低いのかと心配になってしまうでしょう。今回は、画面表示がぼやけてしまうことへの解決方法について紹介します。 PCの画像出力とモニターの解像度が一致していないと、画像がぼやけて見えることがあります。なぜこのようなことが生じるのでしょうか? ドットバイドットとスケーリングの解像度によるもの 主な原因は、PC側の画像出力設定とモニターの解像度がマッチしていないため発生します。 通常はPCが出力する解像度は、モニターの解像度に一致させます。最近のPCに多く用いられるモニターの解像度は1920×1080ドットですが、PCからの出力とモニターの解像度が一致するともっともクリアに表示されます。このような設定を「ドットバイドット」と呼びます。 一
VPNサーバー機能を持つルーターとDDNS設定が必要 最近は喫茶店に入ってもバスに乗っても、無料利用できる無線LANが用意されている。だが、その多くは暗号化されておらず、情報漏えいのリスクを拭い切れない。そこで利用したいのが、ルーターが用意するVPN機能だ。端的に説明すると、通常「デバイス→無線LANアクセスポイント→インターネット」のところ、VPN機能を使うと「デバイス→無線LANアクセスポイント→VPNサーバー→インターネット」という流れでアクセス可能になる。 VPNの詳細は割愛するが、先の説明を元にするとデバイスからVPNサーバーまでトンネル(L2TP)を通し、パケットを暗号化(IPsec)することで安全な通信を担保する仕組みだ。 VPN環境を整えるには、VPNサーバー機能を備えるルーター、そして外出先からルーターにアクセス可能にするためのD(ダイナミック)DNSが必要になる。DDN
一部の「Windows 10」ユーザーの間では1年以上前から、「G」という名称の謎のアプリによってシャットダウンが妨げられるという問題に対する懸念の声が上がっていた。Microsoftが今回、この問題について説明した。 同社はユーザーからの報告について調査し、問題を特定し、「Windows 10 Insider Preview Build 19013(20H1)」で修正した。この問題は、「Windows」が使用しているグラフィックデバイスインターフェース(GDI+)における処理上のミスによって引き起こされていたという。 Windows Insider Programチームによると、「われわれは調査の結果、GDI+に関連するウィンドウが『G』と表示されるという問題を発見した。この問題を修正したことで、今後は『GDI+ Windows (<exe name>)』という名前(<exe name>
InstChocoでChocolateyをインストールするとWindowsソフトウェアの引っ越しが超簡単にできます。 ChocolateyをインストールするならInstChocoも使うのがお勧めです。単なるパッケージ管理ソフトウェアとして利用するのはもったいないです。 ChocolateyでWindowにインストールしたパッケージリストや設定をiCloudやDropbox、GoogleDrive、OneDriveに保存してくれるChoco Package List Backup to Local and Cloudの使い方も併せてご紹介します。 InstChocoとChoco Package List Backup to Local and Cloudの使い方を日本語で説明した記事が見当たらないので書いてみました。本邦初公開記事です! Chocolateyとは Chocolateyのインス
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