日本農林規格合板の一般要求事項
日本農林規格合板の一般要求事項
JAS
1163:2019
1015 :20**
0233
日本農林規格 ****
JAPANESE AGRICULTURAL
STANDARD
合板
Plywood
2003 年 2月 27 日 制定
2024 年 4月 15 日 改正
農林水産省
0233:2024
目 次
ページ
JAS 0233-1 合板-第 1 部:一般要求事項
1 適用範囲 ························································································································1
2 引用規格 ························································································································1
3 用語及び定義 ··················································································································1
4 接着の程度 ·····················································································································3
4.1 特類 ·····························································································································3
4.2 1 類 ······························································································································4
4.3 2 類 ······························································································································4
5 品質 ······························································································································5
5.1 普通合板 ·······················································································································5
5.2 コンクリート型枠用合板 ································································································ 13
5.3 構造用合板 ·················································································································· 18
5.4 化粧ばり構造用合板 ······································································································ 27
5.5 天然木化粧合板 ············································································································ 29
5.6 特殊加工化粧合板 ········································································································· 31
6 表示 ···························································································································· 34
6.1 普通合板の表示事項 ······································································································ 34
6.2 普通合板の表示の方法 ··································································································· 34
6.3 コンクリート型枠用合板の表示事項 ·················································································· 35
6.4 コンクリート型枠用合板の表示の方法 ··············································································· 35
6.5 構造用合板の表示事項 ··································································································· 36
6.6 構造用合板の表示の方法 ································································································ 37
6.7 化粧ばり構造用合板の表示事項························································································ 37
6.8 化粧ばり構造用合板の表示の方法 ····················································································· 38
6.9 天然木化粧合板の表示事項 ····························································································· 38
6.10 天然木化粧合板の表示の方法 ························································································· 39
6.11 特殊加工化粧合板の表示事項 ························································································· 39
6.12 特殊加工化粧合板の表示の方法 ······················································································ 40
6.13 表示禁止事項 ·············································································································· 40
附属書 A(規定)合板の表示様式 ··························································································· 41
A.1 表示様式 ····················································································································· 41
附属書 B(規定)試験試料の採取・試験結果の判定 ···································································· 45
B.1 試験試料の採取 ············································································································ 45
B.2 試験結果の判定 ············································································································ 46
附属書 C(参考)合板の標準寸法 ··························································································· 47
C.1 合板の標準寸法 ············································································································ 47
(1)
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(2)
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まえがき
この規格は,日本農林規格等に関する法律第5条において準用する同法第4条第1項の規定に基づき,独立行政法人
農林水産消費安全技術センター(FAMIC)から,日本農林規格原案を添えて日本農林規格を改正すべきとの申出があ
り,日本農林規格調査会の審議を経て,農林水産大臣が改正した日本農林規格である。これによって,合板の日本農
林規格(令和元年6月27日農林水産省告示第475号)は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意を喚起する。
農林水産大臣及び日本農林規格調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実用新案権に関わる確認に
ついて,責任はもたない。
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日本農林規格 JAS
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合板-第 1 部:一般要求事項
Plywood - Part 1 : General requirements
1 適用範囲
この規格は,ロータリーレース,スライサーその他の切削機械によって切削した単板(心板にあっては小角材を含
)を主としてその繊維方向を互いにほぼ直角にして 3 枚以上積層接着した木材(以下“合板”という。
む。 )に適用す
る。
2 引用規格
次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,その一部又は全部がこの規格の要求事項を構成して
いる。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JAS 0233-2 合板-第 2 部:試験方法
JIS K 1570 木材保存剤
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
普通合板
合板のうち,コンクリート型枠用合板,構造用合板,化粧ばり構造用合板,天然木化粧合板及び特殊加工化粧合板
以外のもの
3.2
コンクリート型枠用合板
合板のうち,コンクリートを打ち込み,所定の形に成形するための型枠として使用するもの(表面加工コンクリー
ト型枠用合板を含む。)
3.3
表面加工コンクリート型枠用合板
コンクリート型枠用合板のうち,表面又は表裏面に塗装又はオーバーレイを施したもの
3.4
塗料等
表面加工コンクリート型枠用合板の表面又は表裏面に施す,塗装及びオーバーレイ用の材料
3.5
構造用合板
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合板のうち,化粧ばり構造用合板以外の合板で建築物の構造耐力上主要な部分に使用するもの(さね加工を施した
ものを含む。)
3.6
化粧ばり構造用合板
合板のうち,構造用合板の表面又は裏面に化粧単板をはり合わせたもの(さね加工を施したものを含む。)
3.7
化粧単板
木材質特有の美観を表すことを主たる目的とした単板
3.8
天然木化粧合板
合板のうち,化粧ばり構造用合板以外の合板で表面又は表裏面に化粧単板をはり合わせたもの(側面加工を施した
ものを含む。)
3.9
特殊加工化粧合板
合板のうち,コンクリート型枠用合板,化粧ばり構造用合板及び天然木化粧合板以外の合板で表面又は表裏面にオ
ーバーレイ,プリント,塗装等の加工を施したもの(側面加工を施したものを含む。)
3.10
特類
屋外又は常時湿潤状態となる場所(環境)において使用することを主な目的とし,4.1 の要件を満たすもの
3.11
1類
コンクリート型枠用合板及び断続的に湿潤状態となる場所(環境)において使用することを主な目的とし,4.2 の
要件を満たすもの
3.12
2類
時々湿潤状態となる場所(環境)において使用することを目的とし,4.3 の要件を満たすもの
3.13
化粧単板接着層
化粧ばり構造用合板の表面又は裏面に化粧単板をはり合わせた接着層
3.14
平行層
相接する単板の繊維方向がおおむね平行するようはり合わせた接着層
3.15
特殊コアーの合板
合板のうち,心板に小角材を用いたもの
3.16
F タイプ
特殊加工化粧合板のうち,主としてテーブルトップ,カウンター等の用に供されるもの
3
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3.17
FW タイプ
特殊加工化粧合板のうち,主として建築物の耐久壁面等の用に供されるほか家具用にも供されるもの
3.18
W タイプ
特殊加工化粧合板のうち,主として建築物の一般壁面用に供されるもの
3.19
SW タイプ
特殊加工化粧合板のうち,主として建築物の特殊壁面用に供されるもの
3.20
単板処理法
単板に対して薬剤を処理する方法
3.21
接着剤混入法
薬剤を混入した接着剤を単板に塗布し,これをプレスして接着する際に薬剤を単板に浸透させる方法
3.22
製品処理法
製品に対して薬剤を処理する方法
4 接着の程度
4.1 特類
4.1.1,4.1.2 又は 4.1.3(全ての単板が針葉樹で構成されているもの。
)のいずれかの要件を満たさなければならない。
a) 全試験片の木部破断率の平均値が 80 %以上
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4.2 1 類
4.2.1,4.2.2 又は 4.2.3(全ての単板が針葉樹で構成されているコンクリート型枠用合板に限る。
)のいずれかの要件
を満たさなければならない。ただし,表面加工コンクリート型枠用合板,天然木化粧合板,特殊加工化粧合板及び特
殊コアーの合板にあっては,4.2.4 の要件を満たさなければならない。
4.3 2 類
特殊コアーの合板を除く普通合板にあっては,4.3.1 の要件,天然木化粧合板,特殊加工化粧合板及び特殊コアーの
合板にあっては,4.3.2 の要件を満たさなければならない。
表 1-木部破断率及びせん断強さの基準
単位 MPa 又は N/mm2
その試験片に用いられている単板の樹種 a) 平均木部破断率 せん断強さ
広 かば - 1.0
葉 ぶな,なら,いたやかえで,あかだ 0.9
樹 も,しおじ,やちだも
せん,ほお,かつら,たぶ 0.8
ラワン b),しなその他広葉樹 0.7
針葉樹 - 0.7
50 % 0.6
65 % 0.5
80 % 0.4
注 a) 異なった樹種の単板の組合せでできている試験片については,それぞれの樹種のせん断強さの
値のうち最も小さいものを適用する。
注 b) 熱帯産広葉樹の通称をいう。
5 品質
5.1 普通合板
5.1.1 接着の程度
5.1.2 含水率
5.1.3 ホルムアルデヒド放散量
5.1.4 防虫処理(防虫処理を施した旨の表示をしてあるものに限る。
)
ほう素化合物で処理するものにあっては単板処理法,フェニトロチオン,ビフェントリン又はシフェノトリンで処
理するものにあっては接着剤混入法(ここで用いる単板は,表板又は裏板として用いるものにあっては厚さ 2.0 mm
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5.1.5 板面の品質
次のいずれかを満たさなければならない。
a) 表板に表 3 に規定する種類の広葉樹単板を用いたものの表面については表 4 に規定する表面の品質の基準に,裏
面については表 5 に規定する裏面の品質の基準に適合しなければならない。
b) 表板に表 3 に規定する種類以外の広葉樹単板を用いたものの表面については表 6 に規定する表面の品質の基準
に,裏面については表 5 に規定する裏面の品質の基準に適合しなければならない。
c) 表板に針葉樹単板を用いたものについては表 7 に掲げる記号ごとにそれぞれ表 8 に規定する板面の品質の基準に
適合しなければならない。
表 3-表板に用いる広葉樹単板の種類
ヤナギ科,ヤマモモ科,クルミ科,カバノキ科,ブナ科,ニレ科,クワ科,カツラ科,モクレン科,クスノキ科,マンサク科,
バラ科,ミカン科,ツゲ科,モチノキ科,カエデ科,トチノキ科,ムクロジ科,シナノキ科,ツバキ科,ウコギ科,ミズキ科,
カキノキ科,ハイノキ科,エゴノキ科及びモクセイ科
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表 4-表板に表 3 に規定する種類の広葉樹単板を用いたものの表面の品質の基準
事項 基準
1等 2等 3等 4等
長径が 5 mm を超える 板面積の m2 の数(小数 板面積のm2の数の6倍 板面積の m2 の数の 10 板面積の m2 の数の 20
生き節,死に節,穴, 点以下の端数があるとき 以下 倍以下 倍以下
入り皮及びやにつぼの は,その整数値に 1 を加
総数 えた整数。以下同じ。)
の 4 倍以下
生き節 長径が 20 mm 以下 長径が 30 mm 以下 長径が 40 mm 以下 長径が 50 mm 以下
死に節 長径が 15 mm 以下 長径が 25 mm 以下 長径が 35 mm 以下 長径が 45 mm 以下
抜け節又は穴 抜け落ちた部分の長径が 抜け落ちた部分の長径 抜け落ちた部分の長径が 40 mm 以下であるこ
5 mm 以下で,抜け落ち が10 mm 以下で,抜け と。なお,充填補修したものにあっては,脱落又
た部分を脱落又は陥没の 落ちた部分を脱落又は は陥没のおそれがないように行われていること。
おそれがないように充填 陥没のおそれがないよ
補修してあること。 うに充填補修してある
こと。
髄斑点(ピスフレッ 長径が 50 mm,幅が 1 長径が100 mm,幅が1 長径が 200 mm 以下, 長径が 400 mm 以下
ク) mm 以下 mm 以下 幅が 2 mm 以下
入り皮又はやにつぼ 長径が 25 mm 以下で, 長径が40 mm 以下で, 長径が 60 mm 以下であること。なお,充填補修
抜け落ちた部分を脱落又 抜け落ちた部分を脱落 したものにあっては,脱落又は陥没のおそれが
は陥没のおそれがないよ 又は陥没のおそれがな ないように行われていること。
うに充填補修してあるこ いように充填補修して
と。 あること。
腐れ ないこと。 腐れの占める面積が小さく,木材質の軟化又は脆弱の程度が比較的軽いこ
と。
開口した割れ又は欠け 長さが板長の 10 %以 長さが板長の 20 %以 長さが板長の30 %以下,幅2 mm 以下で,数が4
下,幅 1 mm 以下で,数 下,幅 1.5 mm 以下 個以下であること。ただし,脱落又は陥没のお
が 2 個以下であること。 で,数が 3 個以下であ それがないように充填補修してあること。
ただし,脱落又は陥没の ること。ただし,脱落
おそれがないように充填 又は陥没のおそれがな
補修してあること。 いように充填補修して
あること。
横割れ 長さが板幅の 10 %以下 長さが板幅の 20 %以 長さが板幅の 25 %以下
下
虫穴 脱落のおそれがないように充填補修してあるこ 利用上支障のないこと。
と。
はぎ はぎ目の透きの長さが板 はぎ目の透きの長さが板長の 30 %以下,幅 1 mm 以下で,脱落又は陥没の
長の 20 %以下,幅 0.5 おそれがないよう充填補修し,はぎ目に重なりがないこと。
mm 以下で,脱落又は陥
没のおそれがないよう充
填補修し,はぎ目に重な
りがないこと。
膨れ ないこと。
しわ ないこと。 -
プレスマーク くぼみの深さが 0.5 mm 以下で,数が 2 個以下
きず ないこと。 補修してあること。
埋め木 脱落又は陥没のおそれがないこと。
その他の欠点 軽微であること。 顕著でないこと。
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表 5-表板に広葉樹単板を用いたものの裏面の品質の基準
事項 基準
抜け節又は穴 抜け落ちた部分の長径が 50 mm 以下
開口した割れ又は欠け 長さが板長の 50 %以下,幅 10 mm 以下,又は長さが板長の 30 %以下,幅 15 mm 以下
膨れ ないこと。
その他の欠点 利用上支障のないこと。
表 6-表板に表 3 に規定する種類以外の広葉樹単板を用いたものの表面の品質の基準
事項 基準
1等 2等 3等
長径が 5 mm を超える 板面積の m2 の数の 5 倍以下 板面積の m2 の数の 6 倍以下 板面積の m2 の数の 10 倍以下
生き節,死に節,穴,
入り皮及びやにつぼの
総数
生き節 長径が 25 mm 以下 長径が 45 mm 以下 長径が 50 mm 以下
死に節 長径が 15 mm 以下 長径が 25 mm 以下 長径が 50 mm 以下
抜け節又は穴 抜け落ちた部分の長径が 3 mm 抜け落ちた部分の長径が5 mm以 抜け落ちた部分の長径が 40 mm
以下であること。なお,充填 下であること。なお,充填補修 以下であること。なお,充填補
補修したものにあっては,脱 したものにあっては,脱落又は 修したものにあっては,脱落又
落又は陥没のおそれがないよ 陥没のおそれがないように行わ は陥没のおそれがないように行
うに行われていること。 れていること。 われていること。
入り皮又はやにつぼ a) 長径が 30 mm 以下であるこ 長径が 45 mm 以下であること。 長径が 60 mm 以下であること。
と。なお,充填補修したもの なお,充填補修したものにあっ なお,充填補修したものにあっ
にあっては,脱落又は陥没の ては,脱落又は陥没のおそれが ては,脱落又は陥没のおそれが
おそれがないように行われて ないように行われていること。 ないように行われていること。
いること。
腐れ ないこと。 腐れの占める面積が小さく,木材質の軟化又は脆弱の程度が比較的
軽いこと。
開口した割れ又は欠け 長さが板長の20 %以下,幅1.5 長さが板長の40 %以下,幅4 mm 長さが板長の 50 %以下,幅が 15
mm 以下で,数が2 個以下であ 以下で,数が 3 個以下又は長さ mm 以下又は幅が 10 mm 以下で
ること。なお,充填補修した が板長の 20 %以下,幅 2 mm 以 あって先端が狭くなっているこ
ものにあっては,脱落又は陥 下で,数が 6 個以下であるこ と。なお,充填補修したものに
没のおそれがないように行わ と。なお,充填補修したものに あっては,脱落又は陥没のおそ
れていること。 あっては,脱落又は陥没のおそ れがないように行われているこ
れがないように行われているこ と。
と。
横割れ 長さが板幅の 20 %以下
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表 6-表板に表 3 に規定する種類以外の広葉樹単板を用いたものの表面の品質の基準(続き)
虫穴 次による。 集在していないこと。なお,充填補修したものにあっては,脱落の
a) 円状のものにあっては, おそれがないように行われていること。
長径が 1.5 mm 以下でふ
ちが黒くないこと。な
お,充填補修したものに
あっては,脱落のおそれ
がないように行われてい
ること。
b) 線状のものにあっては,
長径が10 mm以下でふち
が黒くなく,その個数が
板面積の m2 の数の 4 倍
以下であること。なお,
充填補修したものにあっ
ては,脱落のおそれがな
いように行われているこ
と。
はぎ はぎ目の透きがないこと。 -
膨れ ないこと。
しわ ないこと。 -
プレスマーク くぼみの深さが 0.5 mm 以下 くぼみの深さが 2 mm 以下
で,数が 2 個以下
きず ないこと。 補修していること。
埋め木 脱落又は陥没のおそれのないこと。
その他の欠点 軽微であること。 顕著でないこと。
a)
注 入り皮,やにつぼのうち欠け又は穴の存在するものにあっては,その部分についてのみ“穴”として取り扱う。ただ
し,幅 4 mm 以下の細長い状態のものにあっては,“開口した割れ”として 取り扱う。
表 7-針葉樹単板の板面の品質に関する記号
記号 表面 裏面 記号 表面 裏面
A-A A A C-C C C
A-B A B C-D C D
A-C A C C-E C E
A-D A D C-F C F
A-E A E D-D D D
A-F A F D-E D E
B-B B B D-F D F
B-C B C E-E E E
B-D B D E-F E F
B-E B E F-F F F
B-F B F
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表 8-表板に針葉樹単板を用いたものの板面の品質の基準
事項 基準
A B C D E F
長径が 5 mm を超える 長径 20 mm 以下 長径 50 mm 以下 長径 75 mm 以下 長径 100 mm 以下 長径100 mm 以下
生き節の長径とその数 で,数が板面積 で,数が板面積の で,数が板面積 で,数が板面積の 1 で,数が板面積
E 及び F にあっては, の 1 m2 当たり 3 1 m2 当たり 5 個以 の 1 m2 当たり 7 m2 当たり 7 個以下 の 1 m2 当たり 30
長径が 20 mm を超え 個以下 下 個以下 個以下
る生き節の長径とその
数
腐れ ないこと。
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表 8-表板に針葉樹単板を用いたものの板面の品質の基準(続き)
開口した割れ(欠け又 長さが板長の 長さが板長の 40 % 次による。 次による。
ははぎ目の透きを含 20 %以下,幅 1.5 以下,幅 6 mm 以 a) 板面における a) 板面における長さ方向のりょう線
む) mm 以下で,数 下で,数が 3 個以 長さ方向のり から 25 mm 以内の部分における幅
が 2 個以下 下 ょう線から が 6 mm 以下
25 mm 以内の b) a)の部分以外にあっては
又は長さが板長の 部分における 1) 板面における幅方向のりょう線
20 %以下,幅3mm 幅が 6 mm 以 から 200 mm 離れた箇所におけ
以下で,数が 6 個 下 る幅が 25 mm 以内で,かつ,先
以下 b) a)の部分以外 端が狭くなっていること。
にあっては 2) 板面における幅方向のりょう線
1) 板 面 に お から 200 mm 以内の幅が 75 mm
ける幅方 以下
向のりょ
う線から
200 mm 離
れた箇所
における
幅 が 10
mm 以 下
で , か
つ,先端
が狭くな
っている
こと又は
板面にお
ける幅の
方向のり
ょう線か
ら 200
mm 離れた
箇所にお
ける幅が
15 mm 以
下 , か
つ,長さ
が 50 %以
下
2) 板 面 に お
ける幅方
向のりょ
う線から
200 mm 以
内の幅が
50 mm 以
下
横割れ ないこと。 長さが板幅の 10 %以下
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表 8-表板に針葉樹単板を用いたものの板面の品質の基準(続き)
虫穴 次による。 集在していないこと。
a) 円状のも
のにあっ
ては,長
径 が 1.5
mm 以下
b) 線状のも
のにあっ
ては,長
径 が 10
mm 以 下
で,数が
板面積の
m2 の数の4
倍以下
その他の欠点 軽微であるこ 顕著でないこと。
と。
注 a) 入り皮,やにつぼのうち欠け又は穴の存在するものにあっては,その部分についてのみ“穴”として取り扱
う。ただし,幅 4 mm 以下の細長い状態のものにあっては,“開口した割れ”として取り扱う。
5.1.6 心重なり
次のいずれかを満たさなければならない。
a) 表板に広葉樹単板を用いたもののうち表面の品質が 1 等のものにあっては 2 個以下で長さ 150 mm 以下,表面の
品質が 2 等のものにあっては 3 個以下
b) 表板に針葉樹単板を用いたもののうち表面の品質が A のものにあっては 2 個以下で長さ 150 mm 以下,表面の品
質が B,C,D,E 及び F のものにあっては 3 個以下
製造時において単板厚さの平均値の 6 %を超えてはならない。
5.1.9 側面及び木口面の仕上げ
毛羽立ちがあってはならない。
5.1.10 反り又はねじれ
次のいずれかを満たさなければならない。
a) 矢高が 50 mm 以下[表示された厚さ(以下“表示厚さ”という。 )が 7.5 mm 以上のものにあっては,30 mm 以
下],又は手で押して水平面に接触すること。
b) 質量 10 kg(表示厚さが 7.5 mm 以上のものにあっては,15 kg)の重りを載せたとき水平面に接触すること。
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5.1.11 辺の曲がり
曲がりの最大矢高が 1 mm 以下でなければならない。
5.1.12 寸法許容差
次の要件を満たさなければならない。
a) 表示された寸法(以下“表示寸法”という。 )に対する測定した寸法(厚さにあっては0.05 mm まで,その他のも
のにあっては 1 mm まで読み取り可能な測定器具によって測定する。以下同じ。
)との差が表 9 の数値以下である
こと。
表9-寸法の許容差
単位 mm
区分 表示寸法と測定した寸法との差
厚さ 広葉樹 4未満 ±0.2
4以上 7未満 ±0.3
7以上 20未満 ±0.4
20以上 ±0.5
針葉樹 7.5以下 +0.5 -0.3
b) 対角線の長さの差が2 mm 以下であること。
5.2 コンクリート型枠用合板
5.2.1 接着の程度
4.2 の要件を満たさなければならない。
5.2.2 含水率
5.1.2 の要件を満たさなければならない。
5.2.3 曲げ剛性
次の要件を満たさなければならない。
a) 長さ方向の曲げヤング係数を測定するもの(以下“長さ方向スパン用”という。)にあっては,JAS 0233-2 の4.8
曲げ剛性試験の結果,曲げヤング係数が表 10 の値以上であること。
b) 幅方向の曲げヤング係数を測定するもの(以下“幅方向スパン用”という。)にあっては,JAS0233-2 の4.8 曲げ
剛性試験の結果,曲げヤング係数が表 10 の値以上であること。
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0233:2024
表 10-曲げヤング係数の基準
単位 GPa 又は 103N/mm2
表示厚さ a) 長さ方向スパン用 幅方向スパン用
12 mm 7.0
15 mm 6.5
18 mm 6.0 2.5
21 mm 5.5
24 mm 5.0
注 a) 表 10 と異なる厚さのものについては,長さ方向スパ
ン用にあっては比例計算(1 mm当たり0.5 /3 (GPa)
を加え又は減じ,小数点以下 2 位を四捨五入する。
)
した値を基準値とし,幅方向スパン用にあっては 2.5
GPa(又は 103N/mm2)を基準値とする。
5.2.4 塗膜又はオーバーレイ層の接着の程度,温度変化に対する耐候性及び耐アルカリ性(表面加工コンクリート型
枠用合板に限る。)
[Link] 塗膜又はオーバーレイ層の接着の程度
[Link] 温度変化に対する耐候性
[Link] 耐アルカリ性能
5.2.5 ホルムアルデヒド放散量(ホルムアルデヒド放散量についての表示をしてあるものに限る。)
5.2.6 板面の品質
[Link] 表面加工コンクリート型枠用合板を除くもの
表 12 に掲げる記号ごとにそれぞれ表 13 に規定する板面の品質の基準に適合しなければならない。
表 12-板面の品質に関する記号
記号 表面 裏面 記号 表面 裏面
A-A A A B-C B C
A-B A B B-D B D
A-C A C C-C C C
A-D A D C-D C D
B-B B B
[Link] 表面加工コンクリート型枠用合板
次の要件を満たさなければならない。
a) 表面(コンクリート型枠用として使用するために塗装又はオーバーレイを施した裏面を含む。)にあっては,
剝がれ,膨れ又は亀裂がなく,汚染,ごみ等の付着,きず,プレスマーク,その他の欠点が極めて軽微である
こと。
b) 裏面(コンクリート型枠用として使用するために塗装又はオーバーレイを施した裏面を除く。)にあっては,
表 13 に規定する板面の品質の基準の A,B,C 又は D を満たすこと。
表 13-板面の品質の基準
基準 A B C D
事項
生き節,死に節,抜け 板幅の 1/20 以下 板幅の 1/15 以下 板幅の 1/5 以下 b) 板幅の 1/5 以下 c)
節,穴,開口した割
れ,欠け,はぎ目の透
き,横割れ,線状の虫
穴及び埋め木の板幅方
向の径,幅又は長さの
合計 a)
生き節又は死に節 板幅方向の径が 25 mm 板幅方向の径が 40 mm 板幅方向の径が 50 mm 板幅方向の径が 75 mm
以下 以下 以下 以下
抜け節又は穴 抜け落ちた部分又は穴 抜け落ちた部分又は穴 抜け落ちた部分又は穴 抜け落ちた部分又は穴
の板幅方向の径が 3 の板幅方向の径が 5 の板幅方向の径が 40 の板幅方向の径が 75
mm 以下 mm 以下 mm 以下 mm 以下
埋め木 板幅方向の径が 50 mm 板幅方向の径が 100 mm 以下
以下
入り皮又はやにつぼ d) 長径が 30 mm 以下 長径 45 mm 以下で板幅 -
方向の径が 30 mm 以下
のもの又は脱落するお
それがないこと。
腐れ ないこと。
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0233:2024
表 13-板面の品質の基準(続き)
開口した割れ(欠け又 長さが板長の 20 %以 長さが板長の 40 %以 次による。 次による。
ははぎ目の透きを含 下,幅1.5 mm以下で, 下,幅 6 mm 以下で, a) 板面における長 a) 板面における長
む。) 数が 2 個以下 数が 3 個以下,又は長 さの方向のりょ さの方向のりょ
さが板長の 20 %以下, う線から 25 mm う線から 25 mm
幅 3mm 以下で,数が 6 以内の部分にお 以内の部分にお
個以下 ける幅が6 mm 以 ける幅が6 mm 以
下 下
b) a)の部分以外に b) a)の部分以外に
あっては あっては
1) 板面における 1) 板面における
幅の方向のり 幅の方向のり
ょう線から 200 ょう線から 200
mm 離れた箇所 mm 離れた箇所
における幅が における幅が
10 mm 以 下 25 mm 以 下
で,かつ,先 で,かつ,先
端が狭くなっ 端が狭くなっ
ていること又 ていること。
は板面におけ 2) 板面における
る幅の方向の 幅の方向のり
りょう線から ょう線から 200
200 mm 離れた mm 以内の幅が
箇所における 75 mm 以下
幅が 15 mm 以
下で,かつ,
長さが 50 %以
下
2) 板面における幅
の方向のりょう
線から 200 mm
以内の幅が 50
mm以下
横割れ ないこと。 長さが板幅の 10 %以下
虫穴 次による。 集在していないこと。 -
a) 円状のものにあっ
ては,長径が 1.5
mm 以下で,集在
していないこと。
b) 線状のものにあっ
ては,長径が 10
mm 以下で,その
数が板面積の m2
の数の 4 倍以下
プレスマーク くぼみの深さが 0.5 mm くぼみの深さが 2 mm 以下 -
以下で,かつ,その数
が 2 個以下
きず 補修してあること。
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0233:2024
表 13-板面の品質の基準(続き)
膨れ又はしわ ないこと。
その他の欠点 軽微であること。 顕著でないこと。
注 a) “生き節,死に節,抜け節,穴,開口した割れ,欠け,はぎ目の透き,横割れ,線状の虫穴及び埋め木の板幅方向の
径,幅又は長さの合計”とは,これらの欠点の最も多く存する板長方向に直角な30 cm 幅の部分におけるこれらの欠点
のそれぞれの板幅方向の径,幅又は長さを加えたものをいう。
注 b) 表面単板及び裏面単板の厚さが表 14 の数値以上であるときは 1/2 以下
注 c) 生き節,死に節,抜け節又は穴の板幅方向の径が 65 mm 未満であって,かつ,表面単板及び裏面単板の厚さが表 14 の
数値以上であるときは,1/2 以下
注 d) 入り皮,やにつぼのうち欠け又は穴の存在するものにあっては,その部分についてのみ“穴”として取り扱う。ただ
し,幅 4 mm 以下の細長い状態のものにあっては,
“開口した割れ”として取り扱う。
表 14-コンクリート型枠用合板及び構造用合板における表板及び裏板の単板の厚さ
単位 mm
表示厚さ 単板の層数
3 枚又は 4 枚 5 枚以上
7.5 以上 9.0 未満 2.5 -
9.0 以上 12.0 未満 2.0 1.5
12.0 以上 15.0 未満 2.0 1.5
15.0 以上 - 1.5
5.2.7 心重なり
次の要件を満たさなければならない。
a) 表面の品質が A のもの又は表面加工コンクリート型枠用合板にあっては,板面における凸部の高さが 1 mm 以
下,長さが 150 mm 以下で,数が 2 個以下
b) 表面の品質が B 又は C のものにあっては,板面における凸部の高さが 1 mm 以下
5.2.8 心離れ
次の要件を満たさなければならない。
a) 表面の品質が A のもの又は表面加工コンクリート型枠用合板にあっては,幅が 3 mm 以下で,数が 2 個以下
b) 表面の品質が B 又は C のものにあっては,幅が 3 mm 以下
5.2.9 心板又はそえ心板の厚薄
製造時において単板厚さの平均値の 6 %を超えてはならない。
5.2.10 構成単板
次の要件を満たさなければならない。
a) 単板の厚さ 1.0 mm 以上 5.5 mm 以下
b) 単板の数 4 以上
c) 積層数 3 以上であること。ただし,心板又はそえ心板であって単板を繊維方向に平行にはり合わせたものにあ
ってはこれを一層とする。
d) 構成比率 表面単板と同じ繊維方向の単板の合計厚さの合板の厚さに対する比率が30 %以上70 %以下
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5.2.11 側面及び木口面の仕上げ
毛羽立ちがあってはならない。
5.2.12 反り又はねじれ
次のいずれかを満たさなければならない。
a) 矢高が 30 mm 以下であること又は手で押して水平面に接触すること。
b) 質量 15 kg の重りを載せたとき水平面に接触すること。
5.2.13 辺の曲がり
最大矢高が 1 mm 以下
5.2.14 寸法許容差
次の要件を満たさなければならない。
a) 表示寸法に対する測定した寸法の差が,表 15 の左欄に掲げる区分ごとに,それぞれ同表の右欄に掲げるとおり
であること。ただし,厚さは塗膜,オーバーレイ層を含む。
表 15-寸法の許容差
単位 mm
区分 表示寸法と測定した寸法との差
厚 12.0 以上 15.0 未満 ±0.5
さ 15.0 以上 18.0 未満 ±0.6
18.0 以上 21.0 未満 ±0.7
21.0 以上 24.0 未満 ±0.8
24. 0 以上 ±0.9
幅及び長さ +0 -2
b) 対角線の長さの差が 2 mm 以下であること。
5.3 構造用合板
5.3.1 接着の程度
5.3.2 含水率
5.1.2 の要件を満たさなければならない。
5.3.3 曲げ性能
[Link] 1 級
次の要件を満たさなければならない。
a) 曲げヤング係数と曲げ強さを記号 E と F で表さない場合にあっては,JAS 0233-2 の 4.12.1 1 級の曲げ試験の結
果,曲げヤング係数及び曲げ強さが表16~表18 の値以上であること。なお,表16~表18 中0 °及び90 °は,
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0233:2024
表 16-曲げヤング係数の基準
単位 GPa 又は 103N/mm2
表示厚さ 0° 90°
6.0 mm 未満 8.5 0.5
6.0 mm 以上 7.5 mm 未満 8.0 1.0
7.5 mm 以上 9.0 mm 未満 7.0 2.0
9.0 mm 以上 12.0 mm 未満 6.5 2.5
12.0 mm 以上 15.0 mm 未満 5.5 3.5
15.0 mm 以上 18.0 mm 未満 5.0 4.0
18.0 mm 以上 21.0 mm 未満 5.0 4.0
21.0 mm 以上 5.5 3.5
表 17-曲げ強さの基準(0°)
単位 MPa 又は N/mm2
表示厚さ 板面の品質の記号
A-B A-C A-D
B-B B-C B-D
C-C C-D
D-D
6.0 mm 未満 42.0 38.0 34.0
6.0 mm 以上 7.5 mm 未満 38.0 36.0 32.0
7.5 mm 以上 9.0 mm 未満 34.0 32.0 28.0
9.0 mm 以上 12.0 mm 未満 32.0 28.0 26.0
12.0 mm 以上 15.0 mm 未満 26.0 24.0 22.0
15.0 mm 以上 18.0 mm 未満 24.0 22.0 20.0
18.0 mm 以上 21.0 mm 未満 24.0 22.0 20.0
21.0 mm 以上 26.0 24.0 22.0
表 18-曲げ強さの基準(90°)
単位 MPa 又は N/mm2
表示厚さ 基準
6.0 mm 未満 8.0
6.0 mm 以上 7.5 mm 未満 14.0
7.5 mm 以上 9.0 mm 未満 12.0
9.0 mm 以上 12.0 mm 未満 16.0
12.0 mm 以上 21.0 mm 未満 20.0
21.0 mm 以上 18.0
表 19-曲げヤング係数の基準
単位 GPa 又は 103N/mm2
強度等級 0° 90°
E50-F160 5.0 単板数が 3 枚の場合 0.4
E55-F175 5.5
E60-F190 6.0 単板数が 4 枚の場合 1.1
E65-F205 6.5
E70-F220 7.0 単板数が 5 枚の場合 1.8
E75-F245 7.5
E80-F270 8.0 単板数が 6 枚以上の場合 2.2
表 20-曲げ強さの基準
単位 MPa 又は N/mm2
強度等級 0° 90°
E50-F160 16.0 単板数が 3 枚の場合 5.0
E55-F175 17.5
E60-F190 19.0 単板数が 4 枚の場合 6.5
E65-F205 20.5
E70-F220 22.0 単板数が 5 枚の場合 9.0
E75-F245 24.5
E80-F270 27.0 単板数が 6 枚以上の場合 10.0
[Link] 2 級
5.3.5 ホルムアルデヒド放散量(ホルムアルデヒド放散量についての表示をしてあるものに限る。)
表 22-ホルムアルデヒド放散量の基準
単位 mg/L
性能区分 平均値 最大値
F☆☆☆☆ 0.3 0.4
F☆☆☆ 0.5 0.7
F☆☆ 1.5 2.1
F☆ 5.0 7.0
5.3.6 防虫処理(防虫処理を施した旨の表示をしてあるものに限る。)
5.1.4 の要件を満たさなければならない。
5.3.7 保存処理(特類であって,インサイジングを行わないもののうち,保存処理を施した旨の表示をしてあるもの
に限る。)
次の要件を満たさなければならない。
[Link] 木材保存剤
a) ほう素・第四級アンモニウム化合物系
ほう素・ジデシルジメチルアンモニウムクロリド剤(BAAC)
b) 銅・第四級アンモニウム化合物系
銅・N-アルキルベンジルジメチルアンモニウムクロリド剤(ACQ-1)
c) 銅・アゾール化合物系
銅・シプロコナゾール剤(CUAZ)
d) アゾール・ネオニコチノイド化合物系
シプロコナゾール・イミダクロプリド剤(AZN)
[Link] 浸潤度
[Link] 吸収量
表 23-吸収量の基準
単位 kg/m3
性能 使用した木材保存剤の種類 保存処理の方法 基準
区分
K3 ほう素・第四級アンモニウム 製品処理法 ほう酸・ジデシルジメチルアンモニウムクロ
化合物系 リドとして 3.2 以上
銅・第四級アンモニウム化合 単板処理法 酸化銅・N-アルキルベンジルジメチルアンモ
物系 ニウムクロリドとして 2.6 以上
銅・アゾール化合物系 製品処理法 酸化銅・シプロコナゾールとして 1.0 以上
アゾール・ネオニコチノイド 製品処理法 シプロコナゾール・イミダクロプリドとして
化合物系 0.15 以上
5.3.8 板面の品質
表 24 に掲げる記号ごとにそれぞれ表 25 に規定する板面の品質の基準に適合しなければならない。
表 24-板面の品質に関する記号
記号 表面 裏面 記号 表面 裏面
A-B A B B-D B D
A-C A C C-C C C
A-D A D C-D C D
B-B B B D-D D D
B-C B C
表 25-板面の品質の基準
基準 A B C D
事項
生き節,死に節,抜け 板幅の 1/20 以下 板幅の 1/15 以下 板幅の 1/10,針葉樹に 板幅の 1/7,針葉樹に
節,穴,開口した割 あっては,板幅の 1/5 あっては 1/5 以下 c)
れ,欠け,はぎ目の透 以下 b) なお,1 級にあって
き,横割れ,線状の虫 は,径,幅又は長さの
穴及び埋め木の板幅方 合計に生き節の径,幅
向の径,幅又は長さの 又は長さを含めなくて
合計 a) よい。
生き節又は死に節 板幅方向の径が 25 mm 板幅方向の径が 40 mm 板幅方向の径が 50 mm 板幅方向の径が 75 mm
以下 以下 以下 以下
抜け節又は穴 抜け落ちた部分又は穴 抜け落ちた部分又は穴 抜け落ちた部分又は穴 抜け落ちた部分又は穴
の板幅方向の径が 3 の板幅方向の径が 5 の板幅方向の径が 40 の板幅方向の径が 75
mm 以下 mm 以下 mm 以下 mm 以下
埋め木 板幅方向の径が 50 mm 板幅方向の径が 100 mm 以下
以下
入り皮又はやにつぼ d) 長径が 30 mm 以下 長径が 45 mm 以下 長径が 60 mm 以下
腐れ ないこと。
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0233:2024
表 25-板面の品質の基準(続き)
開口した割れ(欠け又 長さが板長の 20 %以 長さが板長の 40 %以 次による。 次による。
ははぎ目の透きを含 下,幅1.5 mm以下で, 下,幅 6 mm 以下で, a) 板面における長 a) 板面における長
む。) 数が 2 個以下 数が 3 個以下。又は長 さの方向のりょ さの方向のりょ
さが板長の 20 %以下, う線から 25 mm う線から 25 mm
幅3 mm 以下で,数が6 以内の部分にお 以内の部分にお
個以下 ける幅が6 mm 以 ける幅が6 mm 以
下 下
b) a)の部分以外に b) a)の部分以外に
あっては あっては
1) 板面における 1) 板面における
幅の方向のり 幅の方向のり
ょう線から 200 ょう線から 200
mm 離れた箇所 mm 離れた箇所
における幅が における幅が
10 mm 以 下 25 mm 以 下
で,かつ,先 で,かつ,先
端が狭くなっ 端が狭くなっ
ていること。 ていること。
又は板面にお 2) 板面における
ける幅の方向 幅の方向のり
のりょう線か ょう線から 200
ら 200 mm 離れ mm 以内の幅が
た箇所におけ 75 mm 以下
る幅が 15 mm
以下で,か
つ,長さが
50 %以下
2) 板面における
幅の方向のり
ょう線から 200
mm 以内の幅が
50 mm 以下
横割れ ないこと。 長さが板幅の 10 %以下
虫穴 次による。 集在していないこと。
a) 円状のものにあ
っては,長径が
1.5 mm 以下で,
集在していない
こと。
b) 線状のものにあ
っては,長径が
10 mm 以下で,
その数が板面積
の m2 の数の 4 倍
以下
その他の欠点 軽微であること。 顕著でないこと。
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表 25-板面の品質の基準(続き)
注 a) “生き節,死に節,抜け節,穴,開口した割れ,欠け,はぎ目の透き,横割れ,線状の虫穴及び埋め木の板幅方向の
径,幅又は長さの合計”とは,これらの欠点の最も多く存する板長方向に直角な 30 cm 幅の部分におけるこれらの欠
点のそれぞれの板幅方向の径,幅又は長さを加えたものをいう。
注 b) 表面単板及び裏面単板の厚さが表 14 の数値以上であるときは 1/2 以下
注 c) 生き節,死に節,抜け節又は穴の板幅方向の径が 65 mm 未満であって,かつ,表面単板及び裏面単板の厚さが表 14 の
数値以上であるときは,1/2 以下
注 d) 入り皮,やにつぼのうち欠け又は穴の存在するものにあっては,その部分についてのみ“穴”として取り扱う。ただ
し,幅 4 mm 以下の細長い状態のものにあっては,“開口した割れ”として取り扱う。
5.3.9 心板又はそえ心板の品質
表 26 に規定する心板又はそえ心板の品質の基準に適合しなければならない。
表 26-心板又はそえ心板の品質の基準
事項 基準
生き節,死に節,抜け ホワイトポケットを含む任意の製品の板長方向に 300 mm,製品の板幅方
節,穴,埋め木及び腐れ 向に 600 mm の長方形の区域に,表 27 の算出式によって算出した欠点数の
の欠点数の合計 合計が 3 以下
死に節,抜け節又は穴 製品の板幅方向の径が 75 mm(表板及び裏板から 3 枚以上内部にある単板
にあっては,90 mm)以下
腐れ ないこと。ただし,利用上支障のないホワイトポケットにあってはこの限
りでない。
開口した割れ(欠け又は 次による。
はぎ目の透きを含む。) a) 製品の板面における長さ方向のりょう線から25 mm 以内の幅が6 mm
以下
b) a)の部分以外にあっては次の要件による。
1) 製品の板面における幅方向のりょう線から 200 mm 離れた箇
所における幅が 25 mm 以下で,かつ,先端が狭くなっている
こと。
2) 製品の板面における幅方向のりょう線から 200 mm 以内の幅
が 75 mm 以下
横割れ 長さが製品の板幅の 10 %以下
心重なり 次による。
a) 板面の品質が A のものにあっては,2 個以下で長さが 150 mm 以下
b) 板面の品質が B のものにあっては,3 個以下
その他の欠点 顕著でないこと。
注記 そえ心板の板長方向は繊維方向に垂直,板幅方向は繊維方向に平行である。
表 27-構造用合板の心板又はそえ心板の品質の基準・欠点の算出式
区分 欠点数の算出式
腐朽が重度のホワイトポケット 製品の板幅方向の幅(mm)÷150
腐朽が軽度のホワイトポケット 製品の板幅方向の幅(mm)÷300
製品の板幅方向の径が 25 mm を超え 40 mm 以下の生き節, 個数×1/2
死に節,抜け節,穴及び埋め木
製品の板幅方向の径が 40 mm を超え 65 mm 以下の生き節, 個数×1
死に節,抜け節,穴及び埋め木
製品の板幅方向の径が 65 mm を超える生き節,死に節,抜 個数×3
け節,穴及び埋め木
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5.3.10 側面及び木口面の仕上げ
毛羽立ちがあってはならない。
5.3.11 反り又はねじれ
次のいずれかを満たさなければならない。
a) 矢高が 50 mm 以下(表示厚さが 7.5 mm 以上のものにあっては,30 mm 以下)であること又は手で押して水平面
に接触すること。
b) 質量 10 kg(表示厚さが 7.5 mm 以上のものにあっては,15 kg)の重りを載せたとき水平面に接すること。
5.3.12 材料
エンゲルマンスプルースと同等以上の強度を有する樹種でなければならない。
5.3.13 構成単板
合板の表示厚さ別の積層数,単板厚さ及び構成比率が表 28 に適合しなければならない。この場合において,心板
又はそえ心板であって単板を繊維方向に平行にはり合わせたものにあっては,これを一層とみなす。
表 28-単板の積層数,厚さ及び構成比率
表示厚さ(mm) 積層数 単板厚さ 構成比率(%)
(mm)
15.0 未満 3 以上 1.0 以上 表面単板と同じ繊維方向の単板の厚さの合
15.0 以上 18.0 未満 4 以上 5.5 以下 計の合板の厚さに対する比率が 40 %以上
18.0 以上 24.0 未満 5 以上 70 %以下
24.0 以上 7 以上
5.3.14 寸法許容差
次の要件を満たさなければならない。
a) 表示寸法に対する測定した寸法の差が,表 29 の左欄に掲げる区分ごとに,それぞれ同表の右欄に掲げるとおり
であること。
表 29-寸法の許容差
単位 mm
区分 表示寸法と測定した寸法との差
厚 7.5 以下 +0.5 -0.3
さ 7.5 を超えるもの +0.8 -0.5
幅及び長さ +0 -3
b) 対角線の長さの差が 3 mm 以下であること。
5 層の場合にあっては,有効断面係数比は次に掲げる式(1)及び(4)によって求める。5 層以外の場合にあっては,こ
れに準じて求める。
26
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[Link] 表板の主繊維方向と平行(0゜方向)の有効断面係数比
表板の主繊維方向と平行(0゜方向)の有効断面係数比は式(1)によって求める。
Z0
R0 = …………………………………………………………………………………(1)
ZP
ここで, R0: 0゜方向の断面係数比
Z0: 0゜方向の断面係数
Zp: 合板の断面係数
なお,0゜方向の断面係数 Z0 は,式(2)によって求める。
b 2
Z0 =( ×(t3 -t2 3 +t1 3 )× ) ……………………………………………………(2)
12 t
ここで, Z0: 0゜方向の断面係数
b: 製品の表示幅(mm)
t: 製品の表示厚さ(mm)
t2: 表裏面を除く単板厚さの合計(mm)
t1: 心板の単板厚さ(mm)
また,合板の断面係数 Zp は,式(3)によって求める。
bt2
Zp = ………………………………………………………………………………(3)
6
ここで, Zp: 合板の断面係数
b: 製品の表示幅(mm)
t: 製品の表示厚さ(mm)
[Link] 表板の主繊維方向と直角(90゜方向)の有効断面係数比
表板の主繊維方向と直角(90゜方向)の有効断面係数比は式(4)によって求める。
Z90
R90 = ………………………………………………………………………………(4)
Zp
ここで, R90: 90゜方向の断面係数比
Z90: 90゜方向の断面係数
Zp: 合板の断面係数
繊維方向
t2
t t1
b
図 1-有効断面係数比(5 層の場合)
5.4 化粧ばり構造用合板
5.4.1 接着の程度
5.4.2 含水率
5.1.2 の要件を満たさなければならない。
5.4.3 曲げ性能
5.4.4 温度変化に対する耐候性
5.4.5 ホルムアルデヒド放散量
5.1.3 の要件を満たさなければならない。
5.4.6 防虫処理(防虫処理を施した旨の表示をしてあるものに限る。)
5.1.4 の要件を満たさなければならない。
5.4.7 化粧単板の品質
表 31 に規定する化粧単板の品質の基準に適合しなければならない。
表 31-化粧単板の品質の基準
事項 基準
虫穴又は腐れ ないこと。
膨れ,しわ,はぎ目の ないこと。
透き又はプレスマーク
その他の欠点 極めて軽微であること。
5.4.8 台板合板の板面の品質
5.3.8 の要件を満たさなければならない。
5.4.9 心板又はそえ心板の品質
5.3.9 の要件を満たさなければならない。
5.4.10 側面及び木口面の仕上げ
5.3.10 の要件を満たさなければならない。
5.4.11 反り又はねじれ
5.3.11 の要件を満たさなければならない。
5.4.12 台板合板の材料
5.3.12 の要件を満たさなければならない。
5.4.13 台板合板の構成単板
5.3.13 の要件を満たさなければならない。
5.4.14 寸法許容差
5.3.14 の要件を満たさなければならない。
29
0233:2024
5.4.15 化粧単板の厚さ
1 mm 未満でなければならない。
5.5 天然木化粧合板
5.5.1 接着の程度
5.5.2 含水率
5.5.3 温度変化に対する耐候性
5.5.4 ホルムアルデヒド放散量
5.5.5 防虫処理(防虫処理を施した旨の表示をしてあるものに限る。)
5.1.4 の要件を満たさなければならない。
5.5.6 表面の品質
表 33 に規定する表面の品質の基準に適合しなければならない。
表 33-表面の品質の基準
事項 基準
虫穴又は腐れ ないこと。
膨れ,しわ,はぎ目の透き又はプレスマーク ないこと。
その他の欠点 極めて軽微であること。
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0233:2024
5.5.7 裏面の品質
表 34 に規定する裏面の品質の基準に適合しなければならない。
表 34-裏面の品質の基準
事項 基準
抜け節又は穴 長径が 20 mm 以下
開口した割れ又は欠け 幅が 5 mm 以下で長さが板長の 30 %以下
膨れ ないこと。
加工の程度又はその他の欠点 利用上支障のないこと。
5.5.8 側面及び木口面の仕上げ
毛羽立ちがあってはならない。
5.5.9 反り又はねじれ
次のいずれかを満たさなければならない。
a) 矢高が 50 mm(表示厚さが 7.5 mm 以上のものにあっては,30 mm)以下であること又は手で押して水平面に接
触すること。
b) 質量 10 kg(表示厚さが 7.5 mm 以上のものにあっては,15 kg)の重りを載せたとき水平面に接触すること。
5.5.10 心離れ
側面における心板のすきまの幅が 3 mm 以内でなければならない。
5.5.11 辺の曲がり
曲がりの最大矢高が 1 mm 以下でなければならない。
5.5.12 寸法許容差
次の要件を満たさなければならない。
a) 表示寸法に対する測定した寸法の差が,表 35 の左欄に掲げる区分ごとに,それぞれ同表の右欄に掲げるとおり
であること。
表 35-寸法の許容差
単位 mm
区分 表示寸法と測定した寸法との差
厚 4.0 未満 ±0.2
4.0 以上 7.0 未満 ±0.3
さ 7.0 以上 20.0 未満 ±0.4
20.0 以上 ±0.5
幅及び長さ +10 -0
b) 対角線の長さの差が 3 mm 以下であること。
31
0233:2024
5.6 特殊加工化粧合板
5.6.1 台板合板の接着の程度
5.6.2 オーバーレイ層の接着の程度
5.6.3 含水率
5.6.4 表面性能
[Link] 温度変化に対する耐候性
次のいずれかを満たさなければならない。
a) F タイプにあっては,JAS 0233-2 の [Link] 寒熱繰返し A 試験の結果,試験片の表面(裏面にオーバーレイ,プ
リント,塗装等の加工を施し,表面と同等の性能のあることについて表示のあるものにあっては,裏面を含む。
以下この項において同じ。)に割れ,膨れ,剝がれ並びに著しい変色及びつやの変化を生じないこと。
b) FW タイプにあっては,JAS 0233-2 の [Link] 寒熱繰返し B 試験の結果,試験片の表面に割れ,膨れ,剝がれ並
びに著しい変色及びつやの変化を生じないこと。
c) W タイプにあっては,JAS 0233-2 の [Link] 寒熱繰返し C 試験の結果,試験片の表面に割れ,膨れ,剝がれ並
びに著しい変色及びつやの変化を生じないこと。
d) SW タイプにあっては,JAS 0233-2 の [Link] 寒熱繰返し D 試験の結果,試験片の表面に割れ,膨れ,剝がれ並
びに著しい変色及びつやの変化を生じないこと。
[Link] 耐水性
次のいずれかを満たさなければならない。
a) F タイプにあっては,JAS 0233-2 の[Link] 耐水A 試験の結果,試験片の表面に割れ,膨れ,剝がれ並びに著しい変色
及びつやの変化を生じないこと。
b) FW タイプにあっては,JAS 0233-2 の[Link] 耐水B 試験の結果,試験片の表面に割れ,膨れ,剝がれ並びに著しい変
色及びつやの変化を生じないこと。
c) Wタイプにあっては,JAS 0233-2の[Link]耐水C試験の結果,試験片の表面に割れ,膨れ,剝がれ並びに著しい変色
及びつやの変化を生じないこと。
d) SW タイプにあっては,JAS 0233-2 の[Link] 耐水D 試験の結果,試験片の表面に割れ,膨れ,剝がれ並びに著しい変
色及びつやの変化を生じないこと。
[Link] 耐熱性
[Link] 耐摩耗性
次のいずれかを満たさなければならない。
a) F タイプおよび FW タイプにあっては,JAS 0233-2 の [Link] 摩耗 A 試験の結果,化粧面の模様又は化粧材料の
50 %以上が残っており,かつ,摩耗量が 0.1 g 以下であること。
b) W タイプにあっては,JAS 0233-2 の [Link] 摩耗 C 試験の結果,化粧面の模様又は化粧面の材料が 50 %以上残
っていること。
[Link] 引きかき硬度
次のいずれかを満たさなければならない。
a) F タイプにあっては,JAS 0233-2 の [Link] 引きかき硬度 A 試験の結果,試験片につけたきずの深さの平均値が
10μm以内であること。なお,エンボス加工を施したものにあっては,試験片につけたきずが目立たない程度で
あること。
b) FW タイプにあっては,JAS 0233-2 の [Link] 引きかき硬度 B 試験の結果,試験片につけたきずの深さの平均値
が 10μm 以内であること。なお,エンボス加工を施したものにあっては,試験片につけたきずが目立たない程
度であること。
[Link] 耐衝撃性
次のいずれかを満たさなければならない。
a) F タイプにあっては,JAS 0233-2 の [Link] 衝撃 A 試験の結果,試験片の表面に割れ及び剝がれを生じないこと。
b) FW タイプにあっては,JAS 0233-2 の [Link] 衝撃 B 試験の結果,試験片の表面に割れ及び剝がれを生じないこ
と。
[Link] 耐汚染性
次のいずれかを満たさなければならない。
a) F タイプにあっては,JAS 0233-2 の [Link] 汚染 A 試験の結果,試験片の表面に色が残らないこと。
b) FW タイプにあっては,JAS 0233-2 の [Link] 汚染 B 試験の結果,試験片の表面に色が残らないこと。
次の要件を満たさなければならない。
a) JAS 0233-2 の 4.11 耐アルカリ試験の結果,試験片の表面に割れ,膨れ,剝がれ,軟化並びに著しい変色及びつやの変
化を生じないこと。
b) JAS 0233-2 の 4.20 耐酸試験の結果,試験片の表面に割れ,膨れ,剝がれ,軟化並びに著しい変色及びつやの変化を生
じないこと。
c) JAS 0233-2 の 4.21 耐シンナー試験の結果,試験片の表面に割れ,膨れ,剝がれ,軟化並びに著しい変色及びつやの変
化を生じないこと。
5.6.5 ホルムアルデヒド放散量
表 36-ホルムアルデヒド放散量の基準
単位 mg/L
性能区分 平均値 最大値
F☆☆☆☆ 0.3 0.4
F☆☆☆ 0.5 0.7
F☆☆ 1.5 2.1
F☆ 5.0 7.0
5.6.6 防虫処理(防虫処理を施した旨の表示をしてあるものに限る。)
5.1.4 の要件を満たさなければならない。
5.6.7 表面の品質
表 37 に規定する表面の品質の基準に適合しなければならない。
表 37-表面の品質の基準
事項 基準
化粧材の状態 印刷,樹脂,塗膜,仕上げ塗装にむらがないこと。
剥がれ,膨れ又はきれつ ないこと。
汚染,ごみ等の付着,きず又はプレスマーク ないこと又は補修してあること。
その他の欠点 極めて軽微であること。
5.6.8 裏面の品質
5.1.5 の要件を満たさなければならない。
5.6.9 側面及び木口面の仕上げ
毛羽立ちがあってはならない。
5.6.10 反り又はねじれ
次のいずれかを満たさなければならない。
a) 矢高が 50 mm(表示厚さが 7.5 mm 以上のものにあっては 30 mm 以下)であること,又は手で押して水平面に接
触すること。
b) 質量 10 kg(表示厚さが 7.5 mm 以上のものにあっては 15 kg)の重りを載せたとき水平面に接触すること。
5.6.11 心離れ
側面における心板のすきまの幅が 3 mm 以内でなければならない。
5.6.12 辺の曲がり
曲がりの最大矢高が 1 mm 以下でなければならない。
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5.6.13 寸法許容差
次の要件を満たさなければならない。
a) 表示寸法に対する測定した寸法の差が,表 38 の左欄に掲げる区分ごとに,それぞれ同表の右欄に掲げるとおり
であること。
表 38-寸法の許容差
単位 mm
区分 表示寸法と測定した寸法との差
厚 4.0 未満 ±0.2
さ 4.0 以上 7.0 未満 ±0.3
7.0 以上 20.0 未満 ±0.4
20.0 以上 ±0.5
幅及び長さ +10 -0
b) 対角線の長さの差が 3 mm 以下であること。
6 表示
6.1 普通合板の表示事項
次による。
a) 次の事項を一括して表示しなければならない。
1) 品名
2) 寸法
3) 接着の程度
4) 板面の品質
5) ホルムアルデヒド放散量[d)に規定する表示をする場合を除く。]
6) 製造業者又は販売業者(輸入品にあっては,輸入業者)の氏名又は名称
b) 防虫処理を施した旨の表示をしてあるものにあっては,a)に規定するもののほか,使用した防虫剤の種類を一括
して表示しなければならない。
c) 単板の樹種名(又は“樹種群名”とする。以下同じ。)を表示する場合には,a)又は b)に規定するもののほか,
単板の樹種名を一括して表示しなければならない。
d) ホルムアルデヒドを含む接着剤を使用していないことを登録認証機関又は登録外国認証機関が認めた場合にあ
っては,a),b)又は c)に規定するもののほか,非ホルムアルデヒド系接着剤を使用している旨を表示してもよい。
なお,その旨を表示する場合にあっては,他の表示事項と一括して表示しなければならない。
6.2 普通合板の表示の方法
次による。
a) 6.1 a) 1)~5)に掲げる事項の表示は,次に規定する方法によって行われなければならない。
1) 品名 “普通合板”と記載する。ただし,防虫処理を施した旨の表示をするものにあっては“普通合板”の
次に“ (防虫処理) ”と記載する。
2) 寸法 厚さ,幅及び長さを mm,cm 又は m の単位を明記して記載する。
3) 接着の程度 “1 類”又は“2 類”と記載する。
4) 板面の品質 表板に表 3 に規定する種類の広葉樹単板を用いたものにあっては“1 等”,“2 等”,“3 等”
又は“4 等”と,表板に表 3 に規定する種類以外の広葉樹単板を用いたものにあっては“1 等”,“2 等” 又
は“3 等”と,表板に針葉樹単板を用いたものにあっては表 7 の記号の欄に掲げる記号を記載する。
5) ホルムアルデヒド放散量 性能区分が F☆☆☆☆のものにあっては“F☆☆☆☆”と,性能区分が F☆☆☆の
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6.3 コンクリート型枠用合板の表示事項
次による。
a) 次の事項を一括して表示しなければならない。
1) 品名
2) 寸法
3) 板面の品質
4) 製造業者又は販売業者(輸入品にあっては,輸入業者)の氏名又は名称
b) 使用方向を一括して表示しなければならない。
c) ホルムアルデヒド放散量についての表示をしてあるものにあっては,a)又は b)に規定するもののほか,ホルムア
ルデヒド放散量の性能区分を一括して表示しなければならない。
d) 単板の樹種名を表示する場合には,a)~c)に規定するもののほか,単板の樹種名を一括して表示しなければなら
ない。
e) 表面加工コンクリート型枠用合板であって,ホルムアルデヒドを含む接着剤及びホルムアルデヒドを放散する
塗料等(塗装及びオーバーレイ用の材料をいう。以下同じ。)を使用していないことを登録認証機関又は登録
外国認証機関が認めた場合にあっては,a)~d)に規定するもののほか,非ホルムアルデヒド系接着剤及びホルム
アルデヒドを放散しない塗料等を使用している旨を表示してもよい。なお,その旨を表示する場合にあっては,
他の表示事項と一括して表示しなければならない。
f) 表面加工コンクリート型枠用合板以外のものであって,ホルムアルデヒドを含む接着剤を使用していないこと
を登録認証機関又は登録外国認証機関が認めた場合にあっては,a)~d)に規定するもののほか,非ホルムアルデ
ヒド系接着剤を使用している旨を表示してもよい。なお,その旨を表示する場合にあっては,他の表示事項と
一括して表示しなければならない。
6.4 コンクリート型枠用合板の表示の方法
次による。
a) 6.3 a) 1)~3)及び b)~f)に掲げる事項の表示は,次に規定する方法によって行われなければならない。
1) 品名 “コンクリート型枠用合板”と記載する。ただし,ホルムアルデヒド放散量についての表示をするも
のにあっては,“コンクリート型枠用合板”の次に“(低ホル)”と記載する。
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0233:2024
2) 寸法 6.2 a) 2)と同じ。
3) 板面の品質
3.1) 表面加工コンクリート型枠用合板以外のものにあっては,表 12 に規定する記号を記載する。
3.2) 表面加工コンクリート型枠用合板のうちコンクリート型枠用として使用するために表裏面に塗装又はオーバ
ーレイを施したものにあっては,“両面塗装”又は“両面オーバーレイ” と記載する。
3.3) 表面加工コンクリート型枠用合板のうちコンクリート型枠用として使用するために表裏面に塗装又はオーバ
ーレイを施したもの以外のものにあっては,“塗装”又は“オーバーレイ” と記載し,その次に裏面の品
質の基準を表す“A”,“B”,“C”又は“D”と記載する。なお,裏面をコンクリート型枠用として使用
することを目的とせず,単に反り,ねじれの防止等のために塗装又はオーバーレイを施したものにあっては,
裏面がコンクリート型枠用に適していない旨を併せて記載する。
b) 6.3 b)による使用方向の表示については,長さ方向スパン用にあっては“長さ方向スパン用”と,幅方向スパン
用にあっては“幅方向スパン用”と記載しなければならない。
c) 6.3 c)によって,ホルムアルデヒド放散量の性能区分を表示する場合には,性能区分が F☆☆☆のものにあっては
“F☆☆☆”と,性能区分が F☆☆のものにあっては“F☆☆”と,性能区分が F☆のものにあっては“F☆”と
記載しなければならない。
d) 6.3 d)によって,単板の樹種名を表示する場合には,6.2 c)と同じ。
e) 6.3 e)によって,非ホルムアルデヒド系接着剤及びホルムアルデヒドを放散しない塗料等を使用している旨の表
示をする場合には,“非ホルムアルデヒド系接着剤及びホルムアルデヒドを放散しない塗料等使用”と記載し
なければならない。
f) 6.3 f)によって,非ホルムアルデヒド系接着剤を使用している旨を表示する場合には,“非ホルムアルデヒド系
接着剤使用”と記載しなければならない。
g) 6.3 の表示は,A.1.2 によって,各個ごとに見やすい箇所にしなければならない。
6.5 構造用合板の表示事項
次による。
a) 次の事項を一括して表示しなければならない。
1) 品名
2) 寸法
3) 接着の程度
4) 等級
5) 板面の品質
6) 製造業者又は販売業者(輸入品にあっては,輸入業者)の氏名又は名称
b) 曲げヤング係数と曲げ強さを記号 E と F で表示してあるものにあっては,a)に規定するもののほか曲げ性能を一
括して表示しなければならない。(1 級のものに限る。)
c) 有効断面係数比の表示をしてあるものにあっては,a)又は b)に規定するもののほか有効断面係数比を一括して表
示しなければならない。(2 級のものに限る。)
d) ホルムアルデヒド放散量についての表示をしてあるものにあっては,a)~c)に規定するもののほか,ホルムアル
デヒド放散量の性能区分を一括して表示しなければならない。
e) 防虫処理を施した旨の表示をしてあるものにあっては,a)~d)に規定するもののほか,使用した防虫剤の種類を
一括して表示しなければならない。
f) 保存処理を施した旨の表示がしてあるものにあっては,a)~e)に規定するもののほか,性能区分,使用した木材
保存剤の種類及び処理方法を一括して表示しなければならない。
g) 単板の樹種名を表示する場合には,a)~f)に規定するもののほか,単板の樹種名を一括して表示しなければなら
ない。
h) ホルムアルデヒドを含む接着剤を使用していないことを登録認証機関又は登録外国認証機関が認めた場合にあ
っては,a)~g)に規定するもののほか,非ホルムアルデヒド系接着剤を使用している旨を表示してもよい。なお,
その旨を表示する場合にあっては,他の表示事項と一括して表示しなければならない。
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6.6 構造用合板の表示の方法
次による。
a) 6.5 a) 1)~5)及び 6.5 b)~h)に掲げる事項の表示は,次に規定する方法によって行われなければならない。
1) 品名 “構造用合板”と記載する。ただし,ホルムアルデヒド放散量についての表示をするものにあっては,
“構造用合板”の次に“(低ホル)”と,防虫処理を施した旨の表示をするものにあっては,“構造用合板”
の次に“(防虫処理)”と,さね加工を施したものにあっては“構造用合板”の次に“(さね加工)”と記
載する。
2) 寸法 6.2 a) 2)と同じ。ただし,さね加工を施したものの幅及び長さにあっては,有効寸法[雄ざねを除いた
板面(表面)の寸法]を記載する。
3) 接着の程度 “特類”又は“1 類”と記載する。
4) 等級 “1 級”又は“2 級”と記載する。
5) 板面の品質 表 24 に規定する記号を記載する。
b) 6.5 b)によって,曲げ性能を表示する場合には,表19 及び表20 に規定する強度等級を記載しなければならない。
c) 6.5 c)によって,有効断面係数比を表示する場合には,0°及び 90°方向について 0.01 の単位で記載しなければ
ならない。
d) 6.5 d)によって,ホルムアルデヒド放散量の性能区分を表示する場合には,性能区分が F☆☆☆☆のものにあっ
ては“F☆☆☆☆”と,性能区分がF☆☆☆のものにあっては“F☆☆☆”と,性能区分が F☆☆のものにあって
は“F☆☆”と,性能区分が F☆のものにあっては“F☆”と記載しなければならない。
e) 6.5 e)によって,防虫剤の種類を表示する場合には,6.2 b)と同じ。
f) 6.5 f)によって,性能区分,木材保存剤の種類及び処理方法を表示する場合には,性能区分は“保存処理 K3”又
は“保存 K3”と記載するほか,使用した木材保存剤の種類を表 39 の左欄に掲げる木材保存剤名又は同表の右欄
に掲げる木材保存剤の記号をもって記載しなければならない。また,処理方法は性能区分の次に“ (製品処理)
”
又は“ (単板処理) ”と記載しなければならない。
表 39-木材保存剤の記号
木材保存剤名 木材保存剤の記号
ほう素・ジデシルジメチルアンモニウムクロリド剤 BAAC
銅・N-アルキルベンジルジメチルアンモニウムクロリド剤 ACQ-1
銅・シプロコナゾール剤 CUAZ
シプロコナゾール・イミダクロプリド剤 AZN
6.7 化粧ばり構造用合板の表示事項
次による。
a) 次の事項を一括して表示しなければならない。
1) 品名
2) 寸法
3) 接着の程度
4) ホルムアルデヒド放散量[d)に規定する表示をする場合を除く。]
5) 製造業者又は販売業者(輸入品にあっては,輸入業者)の氏名又は名称
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b) 防虫処理を施した旨の表示をしてあるものにあっては,a)に規定するもののほか,使用した防虫剤の種類を一括
して表示しなければならない。
c) 単板の樹種名を表示する場合には,a)又は b)に規定するもののほか,単板の樹種名を一括して表示しなければな
らない。
d) ホルムアルデヒドを含む接着剤を使用していないことを登録認証機関又は登録外国認証機関が認めた場合にあ
っては,a)~c)に規定するもののほか,非ホルムアルデヒド系接着剤を使用している旨を表示してもよい。なお,
その旨を表示する場合にあっては,他の表示事項と一括して表示しなければならない。
6.8 化粧ばり構造用合板の表示の方法
次による。
a) 6.7 a) 1)~4)及び 6.7b)~d)に掲げる事項の表示は,次に規定する方法によって行われなければならない。
1) 品名 “化粧ばり構造用合板”と記載する。ただし,防虫処理を施した旨の表示をするものにあっては,
“化粧ばり構造用合板”の次に“(防虫処理)”と,さね加工を施したものにあっては,“化粧ばり構造用
合板”の次に“(さね加工)”と記載する。
2) 寸法 6.2 a) 2)と同じ。ただし,さね加工を施したものの幅及び長さにあっては,有効寸法[雄ざねを除いた
板面(表面)の寸法]を記載する。
3) 接着の程度 6.6 a) 3)と同じ。
4) ホルムアルデヒド放散量 6.2 a) 5)と同じ。
5) 防虫剤 6.2 b)と同じ。
6) 単板の樹種名
6.1) 化粧単板の樹種名を表示する場合にあっては,化粧単板の樹種名を最も一般的な名称で記載する。この場合,
当該樹種名が化粧単板の樹種名であることが明確に分かるように記載する。
6.2) 化粧単板以外に使用した単板の樹種名を表示する場合にあっては,単板の樹種名を最も一般的な名称で記載
する。この場合,当該樹種名が化粧単板以外に使用した単板の樹種名であることが明確に分かるように記載
する。また,複数の樹種の単板を使用した場合には,その使用量の多いものから順に記載する。
b) 6.7 d)によって,非ホルムアルデヒド系接着剤を使用している旨を表示する場合には,“非ホルムアルデヒド系
接着剤使用”と記載しなければならない。
c) 6.7 の表示は,A.1.4 によって,各個ごとに見やすい箇所にしなければならない。
6.9 天然木化粧合板の表示事項
次による。
a) 次の事項を一括して表示しなければならない。
1) 品名
2) 寸法
3) 接着の程度
4) ホルムアルデヒド放散量[e)又は f)に規定する表示をする場合を除く。]
5) 製造業者又は販売業者(輸入品にあっては,輸入業者)の氏名又は名称
b) 防虫処理を施した旨の表示をしてあるものにあっては,a)に規定するもののほか,使用した防虫剤の種類を一括
して表示しなければならない。
c) 側面加工を施したものにあっては,a)及び b)に規定するもののほか,側面加工を施した旨及び用途を一括して表
示しなければならない。
d) 単板の樹種名を表示する場合には,a)~c)に規定するもののほか,単板の樹種名を一括して表示しなければなら
ない。
e) 塗装したものであって,ホルムアルデヒドを含む接着剤及びホルムアルデヒドを放散する塗料を使用していな
いことを登録認定機関又は登録外国認定機関が認めた場合にあっては,a)~d)に規定するもののほか,非ホルム
アルデヒド系接着剤及びホルムアルデヒドを放散しない塗料を使用している旨を表示してもよい。なお,その
旨を表示する場合にあっては,他の表示事項と一括して表示しなければならない。
39
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f) 塗装していないものであって,ホルムアルデヒドを含む接着剤を使用していないことを登録認定機関又は登録
外国認定機関が認めた場合にあっては,a)~d)に規定するもののほか,非ホルムアルデヒド系接着剤を使用して
いる旨を表示してもよい。なお,その旨を表示する場合にあっては,他の表示事項と一括して表示しなければ
ならない。
g) こりに表示する場合にあっては,a)~f)に規定するもののほか,入り数を一括して表示しなければならない。
6.10 天然木化粧合板の表示の方法
次による。
a) 6.9 a) 1)~4)及び 6.9b)~f)に掲げる事項の表示は,次に規定する方法によって行われなければならない。
1) 品名 “天然木化粧合板”と記載する。ただし,防虫処理を施した旨の表示をするものにあっては,“天然
木化粧合板”の次に “(防虫処理)”と記載する。また,裏面にも木材質特有の美観を表すことを主たる目
的として単板をはり合わせたもので表面と同等の性能を有するものにあっては,“天然木化粧合板”の次に
“(両面)”,“(表裏面)”等,裏面も表面と同等の性能を有することが明確に分かるように記載する。
2) 寸法 6.2 a) 2)と同じ。ただし,側面加工を施したものの幅にあっては,有効寸法を記載する。
3) 接着の程度 6.2 a)3)と同じ。
4) ホルムアルデヒド放散量 6.2 a) 5 )と同じ。
b) 6.9 b)によって,防虫剤の種類を表示する場合には,6.2 b)と同じ。
c) 6.9 c)によって,側面加工を施した旨及び用途を表示する場合には,側面加工を施したものにあっては,“側面
加工”と記載し,“側面加工”の次に“(壁用)”等と記載しなければならない。
d) 6.9 d)によって,単板の樹種名を表示する場合には,6.2 c)と同じ。
e) 6.9) e)によって,非ホルムアルデヒド系接着剤及びホルムアルデヒドを放散しない塗料を使用している旨の表示
をする場合には,“非ホルムアルデヒド系接着剤及びホルムアルデヒドを放散しない塗料使用”と記載しなけ
ればならない。
f) 6.9) f)によって,非ホルムアルデヒド系接着剤を使用している旨を表示する場合には,“非ホルムアルデヒド系
接着剤使用”と記載しなければならない。
g) 6.9 の表示は,A.1.5 によって,各個又は各こりごとに見やすい箇所にしなければならない。
6.11 特殊加工化粧合板の表示事項
次による。
a) 次の事項を一括して表示しなければならない。
1) 品名
2) 寸法
3) 接着の程度
4) 表面性能
5) ホルムアルデヒド放散量[e)に規定する表示をする場合を除く。]
6) 製造業者又は販売業者(輸入品にあっては,輸入業者)の氏名又は名称
b) 防虫処理を施した旨の表示をしてあるものにあっては,a)に規定するもののほか,使用した防虫剤の種類を一括
して表示しなければならない。
c) 側面加工を施したものにあっては,a)及び b)に規定するもののほか,側面加工を施した旨及び用途を一括して表
示しなければならない。
d) 単板の樹種名を表示する場合には,a)~c)に規定するもののほか,単板の樹種名を一括して表示しなければなら
ない。
e) ホルムアルデヒドを含む接着剤及びホルムアルデヒドを放散する材料(台板合板を除く。)を使用していない
ことを登録認定機関又は登録外国認定機関が認めた場合にあっては,a)~d)に規定するもののほか,非ホルムア
ルデヒド系接着剤及びホルムアルデヒドを放散しない材料を使用している旨を表示してもよい。なお,その旨
を表示する場合にあっては,他の表示事項と一括して表示しなければならない。
f) こりに表示する場合にあっては,a)~e)に規定するもののほか,入り数を一括して表示しなければならない。
40
0233:2024
6.12 特殊加工化粧合板の表示の方法
次による。
a) 6.11 a) 1)~5)及び 6.11 b)~e)に掲げる事項の表示は,次に規定する方法によって行われなければならない。
1) 品名 “特殊加工化粧合板”と記載する。ただし,防虫処理を施した旨の表示をするものにあっては, “特殊
加工化粧合板”の次に“ (防虫処理) ”と記載する。
2) 寸法 6.10 a) 2)と同じ。
3) 接着の程度 6. 10 a) 3)と同じ。
4) 表面性能 F タイプにあっては“F”と,FW タイプにあっては“FW”と,W タイプにあっては“W”と,
SW タイプにあっては“SW”と記載する。ただし,裏面にもオーバーレイ,プリント,塗装等の加工を施し
たもので表面と同等の性能を有するものにあっては, “F”
,“FW”
,“W”又は“SW”の次に“
(両面)
”,“
(表
裏面) ”等,裏面も表面と同等の性能を有することが明確に分かるように記載する。
5) ホルムアルデヒド放散量 6.2 a) 5)と同じ。
b) 6.11 b)によって,防虫剤の種類を表示する場合には,6.2 b)と同じ。
c) 6.11 c)によって,側面加工を施した旨及び用途を表示する場合には,側面加工を施したものにあっては, “側面
加工”と記載し, “側面加工”の次に“ (壁用)
”等と記載しなければならない。
d) 6.11 d)によって,単板の樹種名を表示する場合には,6.2 c)と同じ。
e) 6.11) e)によって,非ホルムアルデヒド系接着剤及びホルムアルデヒドを放散しない塗料を使用している旨の表示
をする場合には, “非ホルムアルデヒド系接着剤及びホルムアルデヒドを放散しない塗料使用”と記載しなけれ
ばならない。
f) 6.11 の表示は,A.1.6 によって,各個又は各こりごとに見やすい箇所にしなければならない。
6.13 表示禁止事項
次に掲げる事項は,これを表示してはならない。
a) 6.1,6.3,6.5,6.7,6.9 及び 6.11 によって表示してある事項の内容と矛盾する用語
b) その他品質を誤認させるような文字,絵その他の表示
41
0233:2024
附属書 A
(規定)
合板の表示様式
A.1 表示様式
箇条 6 に規定する事項の表示様式を次に示す。なお,この様式は,縦書きとしてもよい。
A.1.1 普通合板の表示様式
品名
寸法
接着の程度
板面の品質
ホルムアルデヒド放散量 a)
防虫剤 b)
樹種名 c)
使用接着剤の種類 d)
製造業者 e)
注 a) ホルムアルデヒド放散量を表示しないものにあっては,この様式中“ホルムアルデヒド放
散量”を省略する。
注 b) 防虫処理を施した旨を表示しないものにあっては,この様式中“防虫剤”を省略する。
注 c) 樹種名を表示しないものにあっては,この様式中“樹種名”を省略する。
注 d) ホルムアルデヒド放散量を表示するものにあっては,この様式中“使用接着剤の種類”を
省略する。
注 e) 表示を行う者が販売業者である場合にあっては,この様式中“製造業者”を“販売業者”
と,輸入品にあっては,
“輸入業者”とする。
図 A.1-普通合板の表示の様式
42
0233:2024
A.1.2 コンクリート型枠用合板の表示の様式
品名
寸法
板面の品質
使用方向
ホルムアルデヒド放散量 a)
樹種名 b)
使用接着剤等の種類 c)
製造業者 d)
注 a) ホルムアルデヒド放散量を表示しないものにあっては,この様式中“ホルムアルデヒド放
散量”を省略する。
注 b) 樹種名を表示しないものにあっては,この様式中“樹種名”を省略する。
注 c) ホルムアルデヒド放散量を表示するものにあっては,この様式中“使用接着剤の種類”を
省略する。
注 d) 表示を行う者が販売業者である場合にあっては,この様式中“製造業者”を“販売業者”
と,輸入品にあっては,
“輸入業者”とする。
図 A.2-コンクリート型枠用合板の表示の様式
A.1.3 構造用合板の表示の様式
品名
寸法
接着の程度
等級
板面の品質
曲げ性能 a)
有効断面係数比 b)
ホルムアルデヒド放散量 c)
防虫剤 d)
性能区分及び処理方法 e)
木材保存剤 e)
樹種名 f)
使用接着剤の種類 g)
製造業者 h)
注 a) 曲げ性能を表示しないものにあっては,この様式中“曲げ性能”を省略する。
注 b) 有効断面係数比を表示しないものにあっては,この様式中“有効断面係数比”を省略する。
注 c) ホルムアルデヒド放散量を表示しないものにあっては,この様式中“ホルムアルデヒド放
散量”を省略する。
注 d) 防虫処理を施した旨を表示しないものにあっては,この様式中“防虫剤”を省略する。
注 e) 保存処理を施した旨を表示しないものにあっては,この様式中“性能区分及び処理方法”
及び“木材保存剤”を省略する。
注 f) 樹種名を表示しないものにあっては,この様式中“樹種名”を省略する。
注 g) ホルムアルデヒド放散量の表示をするものにあっては,この様式中“使用接着剤の種類”
を省略する。
注 h) 表示を行う者が販売業者である場合にあっては,この様式中“製造業者”を“販売業者”
と,輸入品にあっては,
“輸入業者”とする。
図 A.3-構造用合板の表示の様式
43
0233:2024
A.1.4 化粧ばり構造用合板の表示の様式
品名
寸法
接着の程度
ホルムアルデヒド放散量 a)
防虫剤 b)
樹種名 c)
使用接着剤の種類 d)
製造業者 e)
注 a) ホルムアルデヒド放散量を表示しないものにあっては,この様式中“ホルムアルデヒド放
散量”を省略する。
注 b) 防虫処理を施した旨を表示しないものにあっては,この様式中“防虫剤”を省略する。
注 c) 樹種名を表示しないものにあっては,この様式中“樹種名”を省略する。
注 d) ホルムアルデヒド放散量を表示するものにあっては,この様式中“使用接着剤の種類”を
省略する。
注 e) 表示を行う者が販売業者である場合にあっては,この様式中“製造業者”を“販売業者”
と,輸入品にあっては,
“輸入業者”とする。
図 A.4-化粧ばり構造用合板の表示の様式
A.1.5 天然木化粧合板の表示の様式
品名
寸法
接着の程度
ホルムアルデヒド放散量 a)
防虫剤 b)
側面加工 c)
樹種名 d)
使用接着剤等の種類 e)
製造業者 f)
注 a) ホルムアルデヒド放散量を表示しないものにあっては,この様式中“ホルムアルデヒド放
散量”を省略する。
注 b) 防虫処理を施した旨を表示しないものにあっては,この様式中“防虫剤”を省略する。
注 c) 側面加工を施さないものにあっては,この様式中“側面加工”を省略する。
注 d) 樹種名を表示しないものにあっては,この様式中“樹種名”を省略する。
注 e) ホルムアルデヒド放散量を表示するものにあっては,この様式中“使用接着剤の種類”を
省略する。
注 f) 表示を行う者が販売業者である場合にあっては,この様式中“製造業者”を“販売業者”
と,輸入品にあっては,
“輸入業者”とする。
図 A.5-天然木化粧合板の表示の様式
44
0233:2024
A.1.6 特殊加工化粧合板の表示の様式
品名
寸法
接着の程度
表面性能
ホルムアルデヒド放散量 a)
防虫剤 b)
側面加工 c)
樹種名 d)
使用接着剤等の種類 e)
製造業者 f)
a)
注 ホルムアルデヒド放散量を表示しないものにあっては,この様式中“ホルムアルデヒド放
散量”を省略する。
注 b) 防虫処理を施した旨を表示しないものにあっては,この様式中“防虫剤”を省略する。
注 c) 側面加工を施さないものにあっては,この様式中“側面加工”を省略する。
注 d) 樹種名を表示しないものにあっては,この様式中“樹種名”を省略する。
注 e) ホルムアルデヒド放散量を表示するものにあっては,この様式中“使用接着剤の種類”を
省略する。
注 f) 表示を行う者が販売業者である場合にあっては,この様式中“製造業者”を“販売業者”
と,輸入品にあっては,
“輸入業者”とする。
図 A.6-特殊加工化粧合板の表示の様式
45
0233:2024
附属書 B
(規定)
試験試料の採取・試験結果の判定
B.1 試験試料の採取
表 B.1-普通合板,コンクリート型枠用合板,天然木化粧合板及び特殊加工化粧合板における抽出数
単位 枚
荷口の合板の数 試料合板又は試験合板の数 a),b)
1 000 以下 2
1 001 以上 2 000 以下 3
2 001 以上 3 000 以下 4
3 001 以上 0,000 以下 5
a)
注 ホルムアルデヒド放散量試験以外の試験について再試験を行う場合は,上欄に掲げる数量の 2 倍の試料合板又は試験
合板を抽出する。
b)
注 曲げ剛性試験にあっては,荷口の合板の数に係わらず試験合板の数は 5 枚とする。
表 B.2-構造用合板及び化粧ばり構造用合板の防虫処理試験及びホルムアルデヒド放散量試験並びに構造用合板の浸
潤度試験及び吸収量試験以外の試験における抽出数
単位 枚
a)
荷口の合板の数 試料合板又は試験合板の数
1 000 以下 4
1 001 以上 2 000 以下 6
2 001 以上 3 000 以下 8
3 001 以上 0,000 以下 10
注 a) 再試験を行う場合は,上欄に掲げる数量の 2 倍の試料合板又は試験合板を抽出する。
表 B.3-構造用合板及び化粧ばり構造用合板の防虫処理試験及びホルムアルデヒド放散量試験並びに構造用合板の浸
潤度試験及び吸収量試験における抽出数
単位 枚
a)
荷口の合板の数 試料合板又は試験合板の数
1 000 以下 2
1 001 以上 2 000 以下 3
2 001 以上 3 000 以下 4
3 001 以上 0,000 以下 5
46
0233:2024
注 a) 防虫処理試験及び浸潤度試験について再試験を行う場合は,上欄に掲げる数量の 2 倍の試料合板を抽出する。
B.2 試験結果の判定
附属書 C
(参考)
合板の標準寸法
C.1 合板の標準寸法
日本農林規格 JAS
0233-2:2024
合板-第 2 部:試験方法
Plywood - Part 2 : Test methods
1 適用範囲
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,その一部又は全部がこの規格の要求事項を構成している。こ
れらの引用規格のうち,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)は適用
しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JAS 0233-1 合板-第1 部:一般要求事項
JIS A 1460:2021 建築用ボード類のホルムアルデヒド放散量の試験方法-デシケーター法
JIS K 1570 木材保存剤
JIS K 6902 熱硬化性樹脂高圧化粧板試験方法
JIS K 7204 プラスチック-摩耗輪による摩耗試験方法
JIS K 8032 アセトニトリル(試薬)
JIS K 8034 アセトン(試薬)
JIS K 8085 アンモニア水(試薬)
JIS K 8102 エタノール(95)(試薬)
JIS K 8150 塩化ナトリウム(試薬)
JIS K 8180 塩酸(試薬)
JIS K 8230 過酸化水素(試薬)
JIS K 8264 ぎ酸(試薬)
JIS K 8265 ぎ酸アンモニウム(試薬)
JIS K 8322 クロロホルム(試薬)
JIS K 8355 酢酸(試薬)
JIS K 8361 酢酸エチル(試薬)
JIS K 8464 シクロヘキサン(試薬)
JIS K 8490 ジチゾン(試薬)
JIS K 8576 水酸化ナトリウム(試薬)
JIS K 8625 炭酸ナトリウム(試薬)
JIS K 8660 銅(試薬)
JIS K 8680 トルエン(試薬)
JIS K 8844 ブロモフェノールブルー(試薬)
JIS K 8863 ほう酸(試薬)
JIS K 8951 硫酸(試薬)
JIS K 8978 硫酸鉄(Ⅱ)七水和物(試薬)
JIS K 8987 硫酸ナトリウム(試薬)
JIS K 9005 りん酸(試薬)
49
0233:2024
3 用語及び定義
4 試験
4.1 連続煮沸試験,スチーミング繰返し試験,減圧加圧試験,煮沸繰返し試験,スチーミング処理試験又は温冷水浸せき
試験
4.1.1 試験片の作製
試験片は,各試料合板から[Link]又は[Link]の方法によって作製する。ただし,試験片に用いられている単板の樹種が針
葉樹であるときは,切り込みは,試験を行う2接着層間の単板の厚さの2/3までとする。
単位 mm
A B
心板の裏割れ方向と 心板の裏割れ方向と
荷重方向が順の場合 荷重方向が順の場合
荷重方向 荷重方向
25 25 25 31 13 31
25 25
A B
心板の裏割れ方向と 心板の裏割れ方向と
荷重方向が逆の場合 荷重方向が逆の場合
荷重方向 荷重方向
25 25 25 31 13 31
25 25
図1-積層数が3 枚の合板の試験片の作製方法
51
0233:2024
単位 mm
A B
心板の裏割れ方向と 心板の裏割れ方向と
荷重方向が順の場合 荷重方向が順の場合
荷重方向 荷重方向
25 25 25 31 13 31
25 25
25 25 25 31 13 31
25 25
A B
心板の裏割れ方向と 心板の裏割れ方向と
荷重方向が逆の場合 荷重方向が逆の場合
荷重方向 荷重方向
25 25 25 31 13 31
25 25
25 25 25 31 13 31
25 25
図2-積層数が5 枚の合板の試験片の作製方法
52
0233:2024
単位 mm
A B
心板の裏割れ方向と 心板の裏割れ方向と
荷重方向が順の場合 荷重方向が順の場合
荷重方向 荷重方向
25 25 25 31 13 31
25 25
25 25 25 31 13 31
25 25
25 25 25 31 13 31
25 25
図3-積層数が7 枚の合板の試験片の作製方法
53
0233:2024
単位 mm
A B
心板の裏割れ方向と 心板の裏割れ方向と
荷重方向が逆の場合 荷重方向が逆の場合
荷重方向 荷重方向
25 25 25 31 13 31
25 25
25 25 25 31 13 31
25 25
25 25 25 31 13 31
25 25
図3-積層数が7 枚の合板の試験片の作製方法(続き)
54
0233:2024
4.1.2 手順
[Link] 連続煮沸試験
[Link] スチーミング繰返し試験
[Link] 減圧加圧試験
[Link] 煮沸繰返し試験
[Link] スチーミング処理試験
[Link] 温冷水浸せき試験
4.1.3 計算
せん断強さは,式(1)によって算出する。ただし,試験片の表板(化粧ばり構造用合板にあっては,表板に化粧単板の厚さ
を加えた厚さ)に対する心板の厚さの比が1.50 以上のものにあっては,その算出した数値に表1 の厚さの比の区分に従い,
それぞれ同表の右欄に掲げる係数を乗じて得た数値をそのせん断強さとする。
P
τ= ………………………………………………………………………………………………(1)
b ×h
ここで, τ : せん断強さ(MPa又はN/mm2)
55
0233:2024
P : 最大荷重(N)
b : 試験片の幅(mm)
h : 切り込みと切り込みの間隔(mm)
表1-厚さの比に対する係数
厚さの比 係数
1.50以上 2.00未満 1.1
2.00以上 2.50未満 1.2
2.50以上 3.00未満 1.3
3.00以上 3.50未満 1.4
3.50以上 4.00未満 1.5
4.00以上 4.50未満 1.7
4.50以上 4.50未満 2.0
4.2.1 試験片の作製
4.2.2 手順
[Link] 1 類浸せき剝離試験
[Link] 2 類浸せき剝離試験
4.3 含水率試験
4.3.1 試験片の作製
4.3.2 手順
4.3.3 計算
全乾質量を測定した後,式(2)によって0.1 %の単位まで含水率を算出し,同一の試料合板から作製された試験片の含水率
56
0233:2024
の平均値を0.5 %の単位まで算出する。
W1 -W2
W= ×100 ………………………………………………………………………………(2)
W2
ここで, W : 含水率(%)
W1: 乾燥前の質量(g)
W2: 全乾質量(g)
4.4 ホルムアルデヒド放散量試験
ここで, G: 試験片を入れたデシケーター内の試験用溶液中のホルムアルデヒド濃度
(mg/L)
Ad: 試験片を入れたデシケーター内の試験用溶液の吸光度
Ab: バックグラウンド用デシケーター内の試験用溶液の吸光度
F: ホルムアルデヒド標準溶液についての関係線の傾き(mg/L)
4.5 防虫処理試験
4.5.1 分析用試料の作製
各試料合板から適当な大きさの試験片を2片ずつ作製し,同一の試料合板から作製した2片の試験片から削り取った木片
を混ぜ合わせた後,細かく砕いたものを分析用試料とする。ただし,ほう素化合物で処理したものにあっては,更に
100 ℃~105 ℃の恒温乾燥器で全乾したものを分析用試料とする。
4.5.2 吸収量の計算
分析用試料に含有される薬剤を4.5.3に示す方法によって定量し,式(4)によって薬剤の吸収量を算出する。
R
A= ……………………………………………………………………………………………(4)
V
ここで, A: 薬剤吸収量(kg/m3)
R: 薬剤含有量(mg)
57
0233:2024
V: 採取した分析用試料の全乾体積(cm3)
4.5.3 定量方法
[Link] ほう素化合物で処理したもの
[Link].1 試薬の作製
次による。
a) カルミン酸溶液 カルミン酸25 mg に硫酸を加え溶解して,全量を100 mL とする。
b) 硫酸第一鉄溶液 硫酸第一鉄5 g に0.5 mol/L 硫酸100 mL を加えて溶解する。
c) ほう酸標準溶液 硫酸デシケーターの中で5 時間乾燥したほう酸250 mg を100 mL の全量フラスコに量り採り定容し
た後,この原液10 mL を500 mL の全量フラスコに採り定容する。
[Link].2 分析用試料溶液の調製
[Link].3 ほう酸の定量
[Link].4 検量線の作成
[Link].5 計算
検量線からほう酸の濃度を求め,式(5)によって分析用試料溶液全量中におけるほう酸の量を算出する。
PB ×25 ×100
RB = ………………………………………………………………………………(5)
1 000
ここで, RB: ほう酸含有量(mg)
PB: 検量線から求めたほう酸の濃度(µg/mL)
[Link] フェニトロチオンで処理したもの
[Link].1 フェニトロチオン標準溶液の作製
[Link].2 分析用試料溶液の調製
58
0233:2024
[Link].3 フェニトロチオンの定量
分析用試料溶液2 µL をガスクロマトグラフ(以下“GC”という。)に注入し,クロマトグラムを得た後,フェニトロチ
オン及びりん酸トリオクチルのピーク高さの比を求め,[Link].4 で作成した検量線から質量比を求め,[Link].5 の計算によ
って分析用試料溶液全量中におけるフェニトロチオンの量を算出する。
[Link].4 検量線の作成
[Link].5 計算
クロマトグラムを得た後,フェニトロチオン及びりん酸トリオクチルのピーク高さの比を求め,次にあらかじめ作成し
た検量線から質量比を求め,式(6)によって分析用試料溶液全量中におけるフェニトロチオンの量を算出する。
λF × mTP
RF = ………………………………………………………………………………………(6)
100
[Link] ビフェントリンで処理したもの
[Link].1 ビフェントリン標準溶液の作製
ビフェントリン標準品を正確に量り採り,所定濃度に高速液体クロマトグラフ(以下“HPLC”という。)移動相又はそ
れに準じる溶媒で溶解する。
[Link].2 分析用試料溶液の調製
[Link].3 ビフェントリンの定量
表2-ビフェントリンの定量におけるHPLC の条件
項目 HPLC条件
カラム 内径 4.6 mm 長さ 150 mm のステンレス管にシリカ-C18(ODS)を充填したもの又はこれ
と同等以上の分離能力を有するもの
移動相 CH3CN/H2O=80/20(体積比)
移動相流量 1.0 mL/min
カラム温度 40 ℃
測定波長 220 nm
注入量 10 µL
[Link].4 検量線の作成
[Link].5 計算
クロマトグラムを得た後,分析用試料溶液全量中におけるビフェントリンの量を算出する。
[Link] シフェノトリンで処理したもの
[Link].1 シフェノトリン標準溶液の作製
[Link].2 分析用試料溶液の調製
[Link].3 シフェノトリンの定量
分析用試料溶液 2 µL を GC に注入してクロマトグラムを得た後,シフェノトリン及び,測定して作成した検量線からシ
フェノトリンの量を求める。
[Link].4 検量線の作成
[Link].5 計算
クロマトグラムを得た後,シフェノトリン及びフタル酸ジ(2-エチルヘキシル)標準溶液のピーク高さの比を求め,次
60
0233:2024
に検量線から質量比を求め,式(7)によって分析用試料溶液全量中におけるシフェノトリンの量を算出する。
λcy × mDOP
Rcy = ……………………………………………………………………………………(7)
100
ここで, RCy: シフェノトリン含有量(mg)
λCy: 検量線から求めた質量比
mDOP: フタル酸ジ(2-エチルヘキシル)標準溶液作製時に量り採ったフタル酸ジ(2-エ
チルヘキシル)の質量(mg)
4.6 浸潤度試験
4.6.1 試験片の作製
4.6.2 浸潤度の計算
浸潤度は,試験片に含有される木材保存剤を4.6.3 に示す方法によって呈色させ,式(8)及び式(9)によって算出する。
Cca
Pca = ×100 ………………………………………………………………………………(8)
Sc
ここで, Pca: 断面積の浸潤度(%)
Cca: 試験片の切断面の呈色面積(mm2)
Sc: 試験片の切断面の面積(mm2)
Cd
Pd = ×100 ……………………………………………………………………………(9)
Sd
ここで, Pd: 材の表面から深さ10 mmまでの浸潤度(%)
Cd: 試験片の材の表面から10 mmまでの呈色面積(mm2)
Sd: 試験片の材の表面から深さ10 mmまでの面積(mm2)
4.6.3 手順
[Link] ほう素・第四級アンモニウム化合物系木材保存剤で処理されたもの
[Link] 銅・第四級アンモニウム化合物系木材保存剤で処理されたもの
[Link] 銅・アゾール化合物系木材保存剤で処理されたもの
61
0233:2024
[Link] に同じ。
[Link] アゾール・ネオニコチノイド化合物系木材保存剤で処理されたもの
4.7 吸収量試験
4.7.1 試料の作製
4.7.2 吸収量の計算
また,採取した試料の全乾体積は,採取した試験片又は近接した部分から採取した木片から全乾密度を求め,これを用
いて式(11)によって算出する。
Mt
V0 = …………………………………………………………………………………………(11)
Dt
ここで, V0: 採取した試料の全乾体積(cm3)
Mt: 採取した試料の全乾質量(g)
Dt: 全乾密度(g/cm3)
4.7.3 手順
[Link] ほう素・第四級アンモニウム化合物系木材保存剤で処理されたもの
[Link].1 ほう素化合物
[Link].1.1 クルクミン法
次による。
a) 試験溶液の調製 試料約 1 g をるつぼ又は蒸発皿に正確に量り採り,炭酸ナトリウム溶液を加えてアルカリ性として,
水浴上でその混合物を乾燥させる。次に,マッフル炉を用いてできる限り低い温度でゆっくり灰化させ,次第に温度
を上げて暗い赤熱状態(約580 ℃)とし,それ以上の温度にならないようにする。放冷した後,灰分を塩酸(1+9)で
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酸性とした後,100 mL の全量フラスコに移し入れ,水で定容したものを試験溶液とする。
b) 試薬の調製 次による。
1) 炭酸ナトリウム溶液 無水炭酸ナトリウム10 g を水に溶解して全量を1 000 mL にしたもの
2) クルクミン溶液 クルクミン(植物製)0.1 g をエタノールに溶解して400 mL にしたもの
3) しゅう酸アセトン溶液 しゅう酸50 g をアセトンに溶解して500 mL とし,ろ過したもの
4) ほう酸標準溶液 硫酸デシケーター中で 5 時間乾燥したほう酸約 0.5 g を正確に量り採り,水に溶解して 1 000 mL の
全量フラスコで定容したものをほう酸標準原液とし,使用時にこの原液を水で50 倍に希釈したもの
c) 検量線の作成 ほう酸標準溶液 0 mL~4 mL を,段階的に内径 5 cm のるつぼに正確に量り採り,d)の定量方法と同様
に操作してほう酸の量と吸光度との関係線を作成し,検量線とする。
d) 定量方法 試験溶液 1 mL を内径 5 cm のるつぼに正確に量り採り,炭酸ナトリウム溶液を加えてアルカリ性とした後,
水浴上で蒸発乾固させる。次に,残留物を放冷した後,塩酸(1+4)1 mL,しゅう酸アセトン溶液5 mL及びクルクミ
ン溶液2 mL を加えて,55 ℃±2 ℃の水浴上で2 時間30 分加熱する。これを放冷した後,残留物にアセトン 20 mL~
30 mL を加えて溶出し,ろ過しながら100 mL の全量フラスコに入れる。アセトンで容器及び残留物を数回洗い,洗液
を合わせてアセトンで定容したものを調製溶液とする。調製溶液の一部を吸収セルに移し,空調製溶液を対照液とし
て波長540 nm における吸光度を測定し,あらかじめ作成した検量線からほう酸の量を求める。調製溶液の吸光度が検
量線の範囲を超える場合には,アセトンで一定量に希釈し,検量線の範囲内に入るように調製溶液の濃度を調製して
測定する。
e) 木材保存剤含有量の計算 d)によって求めた値から式(12)によって木材保存剤含有量を算出する。
[Link].1.2 カルミン酸法
次による。
a) 試験溶液の調製 試料約1 g を石英ガラス製又は無ほう酸ガラス製の200 mL~500 mL の共通すり合わせトラップ球付
き丸底フラスコに正確に量り採り,過酸化水素水 15 mL,硫酸 2 mL 及びりん酸2 mL を添加する。次に,これを砂浴
上で徐々に加熱し,内容物を分解し,内容物が黒色になったところで過酸化水素水 5 mL を追加する。この操作を繰
り返し,試料が完全に分解して内容物が透明になり,硫酸白煙が発生するまで濃縮した後,放冷する。その後,丸底
フラスコの中の内容物を200 mL の全量フラスコに移し入れ,水で定容したものを試験溶液とする。
b) 試薬の調製 次による。
1) カルミン酸溶液 カルミン酸25 mg を硫酸に溶解して,100 mL にしたもの
2) 硫酸第一鉄溶液 硫酸第一鉄[硫酸鉄(Ⅱ)七水和物]5 g を0.5 mol/L 硫酸100 mL に溶解したもの
3) ほう酸標準溶液 硫酸デシケーター中で5 時間乾燥したほう酸約0.25g を正確に量り採り,水に溶解して100 mLの全
量フラスコで定容したものをほう酸標準原液とし,使用時にこの原液を水で50 倍に希釈したもの
c) 検量線の作成 ほう酸標準溶液 0 mL~2 mL を,段階的に 25 mL の全量フラスコに正確に量り採り,それぞれの全量
が2 mLになるよう水を加えた後,d)の定量方法と同様に操作してほう酸の濃度と吸光度との関係線を作成し,検量線
とする。
d) 定量方法 試験溶液2 mL を25 mL の全量フラスコに正確に量り採り,塩酸3 滴,硫酸第一鉄溶液3 滴及び硫酸10 mL
を加えて混合し,全量フラスコに共栓を付して水冷した後,カルミン酸溶液 10 mL を加えて混合する。次に,これを
再び水冷し,硫酸で定容し,45 分間室温で放置して,調製溶液とする。調製溶液の一部を吸収セルに移し,空調製溶
液を対照液として波長600 nm における吸光度を測定して,あらかじめ作成した検量線からほう酸の量を求める。調製
溶液の吸光度が検量線の範囲を超える場合には,硫酸で一定量に希釈し,検量線の範囲内に入るように調製溶液の濃
度を調製して測定する。
e) 木材保存剤含有量の計算 d)によって求めた値から式(13)によって木材保存剤含有量を算出する。
[Link].1.3 高周波融合結合プラズマ(以下“ICP”という。)発光分光法-1
次による。
a) 試験溶液の調製 [Link].1.2 a)によって分解濃縮した内容物を100 mL の全量フラスコに移し,内部標準として原子吸光
分析用イットリウム標準原液(1 g/L)1 mL を加えた後,水で定容したものを試験溶液とする。
b) 検量線の作成 原子吸光分析用ほう素標準原液1 mL を100 mL の全量フラスコに正確に量り採ったものと,これとは
別に 100 mL の全量フラスコを用意し,それぞれに原子吸光分析用イットリウム標準原液(1 g/L)1 mL を正確に加え
た後,水で定容し,ほう素とイットリウムとの発光強度比から関係線を作成し,検量線とする。
c) 定量方法 ICP 発光分光分析装置によって,試験溶液の発光強度を表 3 の各成分ごとの測定波長によって測定し,あ
らかじめ作成した検量線からほう素の量を求める。試験溶液の吸光度が検量線の範囲を超える場合には,検量線の範
囲内に入るように試験溶液を調製して測定する。
表3-分析成分ごとの波長
単位 nm
成分 測定波長
ほう素 249.773
イットリウム 371.030
d) 木材保存剤含有量の計算 c)によって求めた値から式(14)によって木材保存剤含有量を算出する。
[Link].1.4 ICP発光分光法-2
次による。
a) 試験溶液の調製 試料約0.5 g を石英ガラス製,無ほう酸ガラス製又はテフロン製の100 mL のサンプル管又はビーカ
ーに量り採り,濃硝酸 5 mL を添加する。次に,これを砂浴上で 115 ℃に加熱して内容物の分解を開始し,内容物か
ら暗褐色の煙が上がってきたところで過酸化水素水 1 mL を添加する。この操作を繰り返し,試料が完全に分解して
内容物が透明になった後,放冷する。その後,サンプル管又はビーカーの中の内容物を 200 mL の全量フラスコに移
し入れ,内部標準として原子吸光分析用イットリウム標準原液(1 g/L)1 mL を加えた後,水で定容したものを試験
溶液とする。
b) 検量線の作成 [Link].1.3 b)に同じ。
c) 定量方法 [Link].1.3 c)に同じ。
d) 木材保存剤含有量の計算 [Link].1.3 d)に同じ。
[Link].2 ジデシルジメチルアンモニウムクロリド(以下“DDAC”という。)
次の分光光度法による。
a) 試験溶液の調製 試料約 1 g を球管冷却器付き 300 mL の平底フラスコに正確に量り採り,塩酸-エタノール混液 50
mL を加えて湯浴上で 3 時間煮沸する。放冷した後,抽出物を吸引ろ過するとともに,木粉を約 30 mL のエタノール
で洗浄する。ろ液を100 mL の全量フラスコに移し,エタノールで定容したものを試験溶液とする。
b) 試薬の調製 次による。
1) DDAC 標準溶液 DDAC0.1 g を正確に量り採り,水に溶解し,1 000 mL の全量フラスコで定容したもの
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[Link] 銅・第四級アンモニウム化合物系木材保存剤で処理されたもの
[Link].1 銅化合物
[Link].1.1 原子吸光光度法
次による。
a) 試験溶液の調製 試料1 g~2 g を正確に量り採り,500 mL の共通すり合わせトラップ球付き丸底フラスコに入れ,過
酸化水素水(質量分率 30 %のものをいう。以下同じ。)20 mL 及び硫酸 2 mL を添加する。これを砂浴上で徐々に加
熱し,内容物を分解する。フラスコの内容物が約2 mL になったところで,過酸化水素水5 mL を追加する。この操作
を繰り返し,木材が完全に分解して内容物が透明な緑色になったところで約2 mLになるまで濃縮した後,放冷する。
フラスコの内壁を水で洗いながら内容物を250 mL の全量フラスコに移し,水で定容としたものを試験溶液とする。
b) 試薬の調製 次による。
1) 銅標準原液 原子吸光分析用の銅標準液(1 000 mg/L)5 mL 及び硫酸(1+4)4 mL を,水に溶解し,100 mL の全量フ
ラスコで定容したもの
2) 硫酸(1+4)溶液 硫酸(97 %)及び水を1:4(体積比)で混合したもの
3) 硫酸(1+124)溶液 硫酸(97 %)及び水を1:124(体積比)で混合したもの
c) 検量線の作成 銅標準原液 0 mL~15 mL を段階的に 100 mL の全量フラスコに正確に量り採り,硫酸(1+124)溶液
で定容としたものを標準溶液とする。それぞれの標準溶液について,波長 324.8 nm における吸光度を原子吸光光度計
によって測定し,検量線を作成する。
d) 定量方法 試験溶液を検量線の範囲内に入るように硫酸(1+124)溶液で一定量に希釈し,波長324.8 nmにおける吸光
度を原子吸光光度計によって測定し,検量線の直線領域から銅の濃度を求める。
e) 木材保存剤含有量の計算 d)によって求めた値から次の式(16)によって木材保存剤含有量を算出する。
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250×MCR1
RCR1 =PCR1 × ×1.252 ……………………………………………………………(16)
1 000
ここで, RCR1: 木材保存剤含有量(mg)
PCR1: 検量線から求めた銅の濃度(mg/L)
MCR1: 試験溶液の希釈倍数
[Link].1.2 ICP発光分光法-1
次による。
a) 試験溶液の調製 [Link].1.1a)によって調製した溶液のうち25 mLを100 mLの全量フラスコに量り採り,硫酸(1+124)
溶液で定容としたものを試験溶液とする。
b) 試薬の調製 [Link].1.1 b)に同じ
c) 検量線の作成 原子吸光分析用銅標準原液 0 mL~5 mL を,段階的に100 mL の全量フラスコに正確に量り採り, 硫酸
(1+124)溶液で定容としたものを標準溶液とする。それぞれの標準溶液について ICP 発光分光分析装置で測定し,
検量線を作成する。
d) 定量方法 ICP 発光分光分析装置によって,試験溶液の発光強度を測定し,あらかじめ作成した検量線から銅の量を
求める。試験溶液の吸光度が検量線の範囲を超える場合には,原子吸光光度法と同様に検量線の範囲内に入るように
試験溶液の濃度を調製して測定する。
e) 木材保存剤含有量の計算 d)によって求めた値から次の式(17)によって木材保存剤含有量を算出する。
1 000 × MCR2
RCR2 =PCR2 × ×1.252 ……………………………………………………………(17)
1 000
ここで, RCR2: 木材保存剤含有量(mg)
PCR2: 検量線から求めた銅の濃度(mg/L)
MCR2: 試験溶液の希釈倍数
[Link].1.3 ICP発光分光法-2
次による。
a) 試験溶液の調製 試料約 0.5 g を石英ガラス製,無ほう酸ガラス製又はテフロン製の 100 mL のサンプル管又はビーカ
ーに正確に量り採り,濃硝酸5 mLを添加する。次に,これを砂浴上で115 ℃に加熱して内容物の分解を開始し,内容
物から暗褐色の煙が上がってきたところで過酸化水素水 1 mL を添加する。この操作を繰り返し,試料が完全に分解
して内容物が透明になった後,放冷する。その後,サンプル管又はビーカーの中の内容物を 200 mL の全量フラスコ
に移し入れ,水で定容したものを試験溶液とする。
b) 試薬の調製 [Link].1.1 b)に同じ
c) 検量線の作成 [Link].1.2 c)に同じ
d) 定量方法 [Link].1.2 d)に同じ
e) 木材保存剤含有量の計算 [Link].1.2 e)に同じ
[Link].1.4 蛍光X線法
次による。
a) 試料ペレットの調製 試料を2 g~3 g 採取し,ボールミル型粉砕器で5 分間粉砕し,粉砕された試料から約150 mg を
正確に量り採り,錠剤成型器に入れて試験ペレットを作製する。
b) 試薬の調製 [Link].1.1 b)の1)及び2)に同じ
c) 検量線の作成 試料合板と同じ樹種の木片であって,無処理のもの約3 g を採取し,105 ℃の乾燥器中で恒量になるま
で乾燥し,ボールミル型粉砕器を用いて5 分間粉砕する。粉砕した木粉を10 mL のビーカーに150 mg ずつ正確に5 つ
量り採る。それぞれのビーカーに,銅標準原液0 mL~5 mL を段階的に100 mL の全量フラスコに正確に量り採り,水
で定容としたものを0.5 mL 正確に加え,かくはんする。それぞれのビーカーを105 ℃の乾燥器中で恒量になるまで乾
燥し,錠剤成型器に入れてペレットを作製する。当該ペレットを蛍光X線分析装置にセットし,蛍光X線強度から関
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係線を作成し,検量線とする。
d) 定量方法 蛍光X 線分析装置によって,試料ペレットのX線強度を測定し,あらかじめ作成した検量線から銅の量を
求める。
e) 木材保存剤含有量の計算 d)によって求めた値から次の式(18)によって木材保存剤含有量を算出する。
[Link].2 N-アルキルベンジルジメチルアンモニウムクロリド(以下“BKC”という。)
次の分光光度法による。
a) 試験溶液の調製 [Link].2 a)に同じ。
b) 試薬の調製 [Link].2 b)に同じ。ただし,“DDAC”とあるのは,“BKC”と読み替える。
c) 検量線の作成 [Link].2 c)に同じ。ただし,標準溶液としてBKC を用いる。
d) 定量方法 [Link].2 d)に同じ。ただし,“DDAC”とあるのは,“BKC”と読み替える。
e) 木材保存剤含有量の計算 [Link].2 e)に同じ。ただし,“DDAC”とあるのは,“BKC”と読み替える。
[Link] 銅・アゾール化合物系木材保存剤で処理されたもの
[Link].2 シプロコナゾール
[Link].2.1 HPLC 法
次による。
a) 試験溶液の調製 試料約 1 g を共栓付き三角フラスコ等のメタノールに対する耐性を有する密栓可能な容器に正確に
量り採り,メタノール20 mLを加えて栓をし,30分ごとによく振り混ぜながら超音波による抽出工程(水温は約30 ℃
~40 ℃とする。)を 2 時間行う。静置した後,抽出物を吸引ろ過し,木粉を約 5 mL のメタノールで洗い込み,洗液
をろ液と共に回収する。得られたろ液はメタノールを用いて25 mL に定容したものを抽出溶液とする。
抽出溶液 25 mL のうち,予想されるシプロコナゾール濃度に応じて 1 mL~5 mL を分取し,ロータリーエバポレー
ターに装着して45 ℃の湯浴上で減圧しながら留去する。残さを表4 に定める比率で調製した移動相に溶解しながら1
mL~5 mL に定容したものを試験溶液とする。
なお,この試験溶液による分析で,木材成分などの影響によって,シプロコナゾールのピークが不明確な場合にあ
っては,以下による抽出(固相抽出法)を更に行い,それを試験溶液とする。
抽出溶液25 mL のうち5 mL を分取し,事前にメタノール 2 mL 及び水2 mL で洗浄した固相抽出カートリッジに導
入する。ただし,HPLC 分析においてシプロコナゾールのピーク高さが検量線の範囲を超えた場合は,導入量を 5 mL
以下で行う。また,シプロコナゾールの濃度が低い場合は,抽出溶液 25 mL のうち 5 mL を超える量を固相抽出して
よいが,その場合は,溶液を濃縮し,メタノール5 mL で溶解,導入する。
この固相抽出カートリッジを,メタノール3 mL 及びメタノール-アンモニア混液A 3 mL で洗浄した後,メタノー
ル-アンモニア混液B 5 mL で溶出する。
その後,溶出した液をロータリーエバポレーターに装着して 45 ℃の湯浴上で減圧しながら留去する。残さを表 4 に
定める比率で調製した移動相に溶解しながら1 mL に定容したものを試験溶液とする。
b) 試薬の調製 次による。
1) シプロコナゾール標準溶液 シプロコナゾール標準品(純度95 %以上で既知のもの)約0.05 g を正確に量り採り,表
4 に定める比率で調製した移動相に溶解して100 mL の全量フラスコで定容したもの
2) 0.1 mol/L りん酸緩衝液(pH2.1) りん酸二水素ナトリウム二水和物7.8 g 及びりん酸(85 %)3.4 mL を水に溶解して
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1 000 mL の全量フラスコで定容したもの
3) メタノール-アンモニア混液A メタノール及び1 mol/Lアンモニア水を20:80(体積比)で混合したもの
4) メタノール-アンモニア混液B メタノール及び28 %アンモニア水を95:5(体積比)で混合したもの
5) 固相抽出カートリッジ 強陽イオン交換基としてスルホン基が導入されたジビニルベンゼン-N-ビニルピロリドン共
重合体あるいはそれと同等の保持能力を持つ物を担体とするものであること。また,担体の充填量は 1.0 meq/g が 60
mg 以上充填されている場合に相当する量であること。
c) 検量線の作成 シプロコナゾール標準溶液をアセトニトリル,0.1 mol/L りん酸緩衝液(pH2.1)及び水 50:10:40(体
積比)で混合した溶液で段階的に 1 µg/mL~20 µg/mL になるよう調製した後,HPLC 専用フィルタでろ過したものを
HPLC で測定し,濃度とピーク面積によって検量線を作成する。
d) 定量方法 試験溶液を HPLC 専用フィルタでろ過し,表 4 に掲げる条件を標準として HPLC で測定して作成した検量
線からシプロコナゾールの量を求める。ただし,カラムの内径等の変更,それに伴うアセトニトリルの割合や流量等
の変更は可能とする。
表4-シプロコナゾールの定量のHPLC の条件
項目 HPLCの条件
カラム 内径4.6 mm長さ150 mmのステンレス管にシリカ-C18(ODS)を充填したもの又はこれ
と同等以上の分離能力を有するもの
移動相 アセトニトリル:0.1 mol/Lりん酸緩衝液(pH2.1):水=50:10:40(体積比)
移動相流速 1.0 mL/min
カラム温度 40 ℃
測定波長 220 nm(UV検出器)
注入量 10μL
e) 木材保存剤含有量の計算 d)によって求めた値から式(19)によって木材保存剤含有量を算出する。
PCE1 ×YCE1
RCE1 = ………………………………………………………………………………(19)
XCE1 ×25
ここで, RCE1: 木材保存剤含有量(mg)
PCE1: 検量線から求めたシプロコナゾールの濃度(mg/mL)
XCE1: 抽出溶液から分取した量(mL)。ただし,固相抽出を用いた場合は,
固相抽出に供した量(mL)とする。
YCE1: 表4に定める比率で調製した移動相で定容とした量(mL)
[Link].2.2 GC法
次による。
a) 試験溶液の調製 試料約1 g を200 mLのなす形フラスコに正確に量り採り,水10 mLを加えて30 分間膨潤させる。こ
の試料にアセトン50 mLを加えて30 分間振とうしながら抽出し,抽出物を吸引ろ過するとともに,試料を約50 mLの
アセトンで洗い込む。ろ紙上の試料を再度200 mLのなす形フラスコに移し,水10 mL及びアセトン50 mLを加えて上
記の抽出操作を行う。ろ液をロータリーエバポレーターに装着して40 ℃の湯浴上で減圧しながら,おおむね10 mLに
なるまで濃縮する。これに水を加えて約20 mL とする。これをけい藻土カラムに加え,10 分間保持する。けい藻土カ
ラムに注射器を取り付け,トルエン 120 mL を加えて溶出させる。溶出液をロータリーエバポレーターに装着して
40 ℃の湯浴上で減圧しながら留去する。残さをトルエン10 mL で溶解し,10 mL 容注射器を取り付け洗浄を終えたシ
リカゲルミニカラムに10 mL/min の速度でこれを通液する。同様に,酢酸エチル-シクロヘキサン溶液5 mL を通液し
た後,これを酢酸エチル10 mLで溶出し,溶出液をロータリーエバポレーターに装着して40 ℃の湯浴上で減圧しなが
ら留去する。残さをアセトンで溶解しながら5 mL に定容したものを試験溶液とする。
b) 試薬の調製 次による。
1) シプロコナゾール標準溶液 [Link].2.1 b) 1)に同じ。ただし,“表4 に定める比率で調製した移動相”とあるのは,
“アセトン”と読み替える。
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2) 酢酸エチル-シクロヘキサン溶液 酢酸エチル及びシクロヘキサンを2:3(体積比)で混合したもの
3) シリカゲルミニカラム 使用時に酢酸エチル10 mL で洗浄した後,更にトルエン10 mL で洗浄したもの
c) 検量線の作成 シプロコナゾール標準溶液をアセトンで段階的に 10 µg/mL~50 µg/mL になるよう調製した後,GC で
測定し,検量線を作成する。
d) 定量方法 試験溶液を,表5 に掲げる条件を標準としてGC で測定し,作成した検量線からシプロコナゾールの量を
求める。
表5-シプロコナゾールの定量におけるGC の条件
項目 GCの条件
カラム 内径:0.32 mm,長さ:30 m の溶融シリカ製の細管に,5 %フェニルメチルポリシロキサンを
0.25 µmの厚さでコーティングしたもの
分析条件 昇温分析 60 ℃,1 min→(20 ℃/min)→240 ℃,10 min→(20 ℃/min)→260 ℃
注入法 スプリット
注入口温度 250 ℃
検出器温度 昇温Max と同じ又は+10℃
メイクアップガス He 30 mL/min
キャリアガス He 2 mL/min又は45 cm/s
燃焼ガス 水素30 mL/min,空気370 mL/min
検出器 FID
注入量 2 µL
e) 木材保存剤含有量の計算 d)によって求めた値から式(20)によって木材保存剤含有量を算出する。
[Link] アゾール・ネオニコチノイド化合物系木材保存剤で処理されたもの
[Link].2 イミダクロプリド
[Link].2.1 HPLC法-1
次による。
a) 試験溶液の調製 試料約 5 g を共栓付き三角フラスコに正確に量り採り,ジメチルスルホキシド(DMSO)5 mL を試
料全体に滴下した後,エタノール 50 mL~100 mL を加えて栓をし,1 時間ごとによく振り混ぜながら超音波による抽
出工程(水温は約40 ℃とする。)を3 時間行う。静置した後,抽出物を吸引ろ過するとともに,木粉を約30 mLのエ
タノールで洗い込む。ろ液をロータリーエバポレーターに装着して 45 ℃の湯浴上で減圧しながら,おおむね 5 mL に
なるまで濃縮する。これを少量のエタノールで溶解した後,25 mL の全量フラスコに移し,エタノールで定容したも
のを試験溶液とする。
b) 試薬の調製 イミダクロプリド標準品(純度 95 %以上で既知のもの)約 0.05 g を正確に量り採り,エタノールに溶解
して50 mL の全量フラスコで定容したもの
c) 検量線の作成 イミダクロプリド標準溶液を段階的に 5 µg/mL~50 µg/mL になるよう調製し(ただし,試験溶液の濃
度が検量線から外れる場合には,検量線の濃度を調製してもよい。),HPLC 専用フィルタでろ過したものを HPLC
で測定し,検量線を作成する。
d) 定量方法 試験溶液を HPLC 専用フィルタでろ過し,表 6 に掲げる条件を標準として HPLC で測定し,作成した検量
線からイミダクロプリドの量を求める。
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表6-イミダクロプリドの定量におけるHPLC-1 の条件
項目 HPLCの条件
カラム 内径4.6 mm,長さ150 mmのステンレス管にシリカ-C18(ODS)を充填したもの又はこ
れと同等以上の分離能力を有するもの
移動相 アセトニトリル:水=60:40(体積比)
移動相流速 1.0 mL/min
カラム温度 40 ℃
測定波長 271 nm(UV検出器)
注入量 10 µL
e) 木材保存剤含有量の計算 d)によって求めた値から式(21)によって木材保存剤含有量を算出する。
次による。
a) 試験溶液の調製 試料約 1 g を共栓付き三角フラスコ等密栓可能なガラス製容器に正確に量り採り,アセトニトリル
20 mL~30 mLを正確に加えて栓をし,時々振りませながら超音波による抽出工程(水温は約40 ℃を超えない。)を2
時間行う。水温の上昇や超音波洗浄器の過熱を避けるため,超音波照射を複数回に分け照射時間の合計を 2 時間とし
てもよい。その後,ガラス製容器を超音波洗浄器から取り出し,室温下で静置する。静置後,上澄液をアセトニトリ
ルに対する耐性を有するシリンジフィルタ等を用いてろ過したものを抽出溶液とする。
抽出溶液のうち 1 mL~5 mL を分取しロータリーエバポレーター等を用いて減圧濃縮乾固する。この際,抽出溶液
の加温は45 ℃以下とする。濃縮後の残さをアセトニトリルと水を1:1(体積比)で混合した溶液1 mL~5 mL に溶解
したものを試験溶液とする。
なお,この試験溶液による分析で,木材成分などの影響によって,イミダクロプリドのピークが不明確な場合等に
あっては,以下による精製(分散型固相抽出法)を更に行い,それを試験溶液とする。
抽出溶液のうち約6 mL を1 200 mg の硫酸マグネシウム,400 mg のPSA が入った15 mL のプラスチック製スピッツ
バイアルに加えたのち密栓する。バイアルを30秒間激しく振り混ぜた後,1時間静置する。1 mL~3 mLの上澄液を分
取し,減圧濃縮乾固する。濃縮後の残さを,アセトニトリルと水を 1:1(体積比)で混合した溶液 1 mL~3 mL に溶
解し,HPLC 専用フィルタでろ過したものを試験溶液とする。
b) 試薬の調製 次による。
1) イミダクロプリド標準溶液 [Link].2.1 b)に同じ。ただし,“エタノール”とあるのは,“アセトニトリルと水を1:1
(体積比)で混合した溶液”と読み替える。
2) ぎ酸アンモニウム緩衝液 59.5 mmol/L ぎ酸2.74 g 及び40.5 mmol/L ぎ酸アンモニウム2.55 g を水に溶解して1 000 mL の
全量フラスコで定容したもの
c) 検量線の作成 イミダクロプリド標準溶液をアセトニトリルと水を 1:1(体積比)で混合した溶液で検量線の直線性
が確保される濃度範囲(例えば 0.5 µg/mL~50 µg/mL の濃度範囲)で段階的に調製した後,HPLC 専用フィルタでろ過
したものをHPLC で測定し,検量線を作成する。
d) 定量方法 試験溶液を,表 7 に掲げる条件を標準として HPLC で測定し,作成した検量線からイミダクロプリドの量
を求める。HPLC の条件はイミダクロプリドの保持時間以降に有機溶媒比率を上げ,きょう雑物をカラム中から除去
するためグラジエント分析とする。記載のグラジエント条件は一例であり,分析に影響のない範囲での変更は可能と
するが,イミダクロプリドの保持時間までは移動相(A)を100 %で通液する。分析を行う上で支障がなければ,表7
の移動相組成にある“ぎ酸アンモニウム緩衝液”を“水”として実施してもよい。ただし,カラムの内径等の変更,
それに伴う移動相(A)のアセトニトリルの割合や流量等の変更は可能とする。
70
0233:2024
表7-イミダクロプリドの定量におけるHPLC-2 の条件
項目 HPLCの条件
カラム 内径3 mm,長さ150 mmのステンレス管に粒子径3 µmのシリカ-C18(ODS)を充填し
たもの又はこれと同等以上の分離能力を有するもの
移動相 (A)アセトニトリル:水:ぎ酸アンモニウム緩衝液(0.1 mol/L,pH3.5)=20:70:10(体積比
)
(B)アセトニトリル:ぎ酸アンモニウム緩衝液=90:10(体積比)
グラジエント分析 0-13分 A:100 %,B:0 %
13-14分 A:100 %→0 %,B:0 %→100 %
14-29分 A:0 %,B:100 %
29-30分 A:0 %→100 %,B:100 %→0 %
30-45分 A:100 %,B:0 %
移動相流速 0.4 mL/min~0.6 mL/min
カラム温度 40 ℃
測定波長 271 nm(UV検出器)
注入量 10 µL
e) 木材保存剤含有量の計算 d)によって求めた値から式(22)によって木材保存剤含有量を算出する。
PID2 ×Y
RID2 = …………………………………………………………………………………(22)
X×Z
ここで, RID2: 木材保存剤含有量(mg)
PID2: 検量線から求めたイミダクロプリドの濃度(mg/mL)
X: 抽出溶液から分取した量(mL)。ただし,分散型固相抽出を用いた場
合は,採取した上澄液の量(mL)とする。
Y: 抽出溶液から分取した溶液を濃縮乾固した残さを溶解したアセトニト
リルと水を1:1(体積比)で混合した溶液量(mL)。ただし,分散型
固相抽出を用いた場合は,採取した上澄液を濃縮乾固した残さを溶解
したアセトニトリルと水を1:1(体積比)で混合した溶液量(mL)と
する。
Z: 木材からの抽出に用いたアセトニトリル量(mL)
4.8 曲げ剛性試験
4.8.1 手順
4.8.2 計算
4.8.1 において測定されたたわみ量から,式(23)によって曲げヤング係数を算出する。
ΔP ×ℓ3
σ= ………………………………………………………………………………(23)
4 ×b ×h3 ×Δy
ここで, σ: 曲げヤング係数(MPa又はN/mm2)
ℓ: スパン(mm)
b: 試験合板の表示幅(幅方向の曲げ剛性試験にあっては表示長さ)(mm)
h: 試験合板の表示厚さ(mm)
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0233:2024
ΔP: 比例域における上限荷重と下限荷重との差(N)
Δy: ΔPに対応するスパン中央のたわみ量(mm)
分 銅 単位 mm
荷 重 棒(木製 50×70)
合 板
鋼 管(外径 48.6)
支 持 台 (
ダイヤルゲージ 側
スタンド 面
図
)
L
L/2 L/2
750 750
1500
W/4
W/2
(
平
W 測 点
面
W/2 図
W/4 )
支 持 台
鋼 管
分 銅 L:合板の長さ
荷 重 棒 W:合板の幅
合 板
図4-長さ方向スパン用の曲げ剛性試験の方法(例)
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0233:2024
分 銅 単位 mm
荷 重 棒(木製 50×70)
合 板
鋼 管(外径 48.6)
支 持 台
ダイヤルゲージ
スタンド
荷 重 棒 750
支 持 台
鋼 管
L/4
分 銅
L/4
測 点 L
L/4
L/4
L:合板の長さ
W/2 W/2 W:合板の幅
図5-幅方向スパン用の曲げ剛性試験の方法(例)
4.9 平面引張り試験
4.9.1 試験片の作製
4.9.2 手順
合板に達する深さの切りきずを付けた後,試験片及び金属盤を図 6 のようにチャックに固定し,接着面と直角の方向に毎
分5 880 N 以下の荷重速度で引張り,剝離時又は破壊時における最大荷重を測定する。
4.9.3 計算
N
A= …………………………………………………………………………………………(24)
20×20
ここで, A: 接着力(MPa又はN/mm2)
N: 最大荷重
チャック
金属盤
試験片
図6-平面引張り試験の方法
4.10 寒熱繰返し試験
4.10.1 試験片の作製
4.10.2 手順
[Link] 寒熱繰返しC 試験
試験片を図 7 のように金属枠に固定(表面加工コンクリート型枠用合板の場合は,試験片そのままとする。)し,60 ℃
±3 ℃の恒温器中に2時間放置した後,-20 ℃±3 ℃の恒温器中に2時間放置する工程を2回繰り返し,室温に達するまで
放置する。
[Link] 寒熱繰返しD 試験
試験片を図7 のように金属枠に固定し,40 ℃±3 ℃の恒温器中に2 時間放置した後,-20 ℃±3 ℃の恒温器中に2 時間
放置する工程を2 回繰り返し,室温に達するまで放置する。
74
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単位 mm
(平面図)
ボルト
15
表面
15 15
金属枠
15
15 130 15
(正面図)
表面
金属枠
裏面
ボルト
図7-試験片の固定方法
4.11 耐アルカリ試験
4.11.1 試験片の作製
4.11.2 手順
次による。
a) 表面加工コンクリート型枠用合板 試験片を水平に置いた後,試験片の表面(4.11.1によって4片の試験片を作製する
場合にあっては,当該試験片のうち 2 片の試験片にあっては,裏面)に 1 %水酸化ナトリウム水溶液を約 5 mL 滴下
し,時計皿等で48 時間被覆した後,ただちに水洗いし,室内に24 時間放置する。
b) 特殊加工化粧合板 試験片を水平に置いた後,試験片の表面(4.11.1 によって 4 片の試験片を作製する場合にあって
は,当該試験片のうち 2 片の試験片にあっては,裏面)に 1 %炭酸ナトリウム水溶液を滴下し,時計皿等で 6 時間被
覆した後,ただちに水洗いし,室内に24 時間放置する。
4.12 曲げ試験
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0233:2024
4.12.1 1 級の曲げ試験
[Link] 試験片の作製
次による。
a) 各試料合板から図 8 のように表板の主繊維方向と直角に板幅の 65 %以上の長さ,平行に表示厚さの 50 倍の長さの長
方形状のもの及び表板の主繊維方向と平行に板幅の 65 %以上の長さ,直角に表示厚さの 50 倍の長さの長方形状のも
のをそれぞれ1片ずつ作製する。ただし,試験する合板の寸法が図 8 の試験片を作製するのに十分でない場合は,作
製できる最大の大きさの試験片を作製する。また,試験機の容量や寸法等の制約のため,合板の板幅の65 %以上の幅
の試験片の試験が不可能な場合は,試験片の幅が小さくなるように,同一幅に試験片を切断分割して試験してもよい。
b) 全ての単板がラワンである場合は,図9のように,表板の主繊維方向と直角に50 mmの長さ,平行に表示厚さの24倍
に50 mm を加えた長さの長方形状のもの及び表板の主繊維方向と平行に 50 mm の長さ,直角に表示厚さの24 倍に50
mm を加えた長さの長方形状のもの(以下“小試験片”という。)であってもよい。この場合,それぞれ 2 片ずつ作
製する。
50 h 50 h
h:試験片の厚さ
図8-試験片の作製方法(ラワン以外用)
50mm 50mm
24 h + 50 mm 24 h + 50 mm
h:試験片の厚さ
図9-試験片の作製方法(小試験片を使用する場合)
[Link] 手順
次による。
a) 試験片を図 10 に示す方法,裏板が引張り側になるように表板に毎分 14.7 MPa 以下の平均荷重速度の力を加え,表板
の繊維方向が平行な場合と直角な場合について,比例域における上限荷重及び下限荷重並びにこれらに対するたわみ
量及び最大荷重を測定する。ただし,試験機の容量や寸法等の制約のため,合板の板幅の 65%以上の幅の試験片の試
験が不可能な場合にあっては,試験片の幅が小さくなるように試験片を切断分割して試験してもよい。この場合にお
いて,分割試験片のそれぞれの幅は同じとし,分割したそれぞれの試験片の曲げ強さ及び曲げヤング係数の平均
値をもってその合板の曲げ強さ及び曲げヤング係数とする。
b) 小試験片を用いた試験を実施する場合にあっては,図11 に示す方法による。
76
0233:2024
[Link] 計算
次による。
a) [Link] で求めたたわみ量並びに最大荷重から式(25)及び式(26)によって曲げ強さ及び曲げヤング係数を算出する。試験
片を切断分割して試験する場合,分割したそれぞれの試験片の曲げ強さ及び曲げヤング係数の平均値をもってその合
板の曲げ強さ及び曲げヤング係数とする。
P×l
σb = …………………………………………………………………………………………(25)
bh2
ここで, σb: 曲げ強さ(MPa又はN/mm2)
P: 最大荷重(N)
l: スパン(mm)
b: 試験片の幅(mm)
h: 試料合板の表示厚さ(mm)
23×ΔP×𝑙 3
Eb = …………………………………………………………………………(26)
108× bh3 × Δy
ここで, Eb: 曲げヤング係数(MPa又はN/mm2)
l: スパン(mm)
b: 試験片の幅(mm)
h: 試料合板の表示厚さ(mm)
ΔP: 比例域における上限荷重と下限荷重との差(N)
Δy: ΔPに対応するスパン中央のたわみ量(mm)
b) [Link] で小試験片を使用した場合は求めたたわみ量並びに最大荷重から式(27)及び式(28)によって曲げ強さ及び曲げヤ
ング係数を算出する。
3× P× 𝑙
σb = …………………………………………………………………………………(27)
2× bh2
ここで, σb: 曲げ強さ(MPa又はN/mm2)
P: 最大荷重(N)
l: スパン(mm)
b: 試験片の幅(mm)
h: 試料合板の表示厚さ(mm)
ΔP× 𝑙 3
Eb = …………………………………………………………………………(28)
4× bh3 × Δy
ここで, Eb: 曲げヤング係数(MPa又はN/mm2)
l: スパン(mm)
b: 試験片の幅(mm)
h: 試料合板の表示厚さ(mm)
ΔP: 比例域における上限荷重と下限荷重との差(N)
Δy: ΔPに対応するスパン中央のたわみ量(mm)
77
0233:2024
単位 mm
たわみ測定点
荷重棒
50
50
たわみ測定点
l
上からみた図
直径 25 以上 P/2 P/2
支点 荷重点 h 支点
ダイヤルゲージ
2.5h 15h 15h 15h 2.5h
50h
h:試料合板の表示厚さ
横から見た図
l:スパン
図10-1級の曲げ試験の方法(ラワン以外用)
単位 mm
試験片
支点 (ナイフエッヂ又はローラーベアリング)
荷重ブロック
(先端部の曲率半径がほぼ 1.5 h のもの)
ダイヤルゲージ
h
ℓ/2 ℓ/2
25 25
図11-1 級の曲げ試験の方法(小試験片を使用する場合)
78
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4.12.2 2 級の曲げ試験
[Link] 手順
図 12 に示す方法(例)によって,実大の試験合板の表面(化粧ばり構造用合板にあっては,表面及び裏面それぞれ)を
上面とし,スパンの中央に直交して置いた荷重棒の有効長さ(合板の幅)の上に,試験合板の表示厚さ,幅及び長さに応
じ,それぞれ荷重を加えてたわみ量を測定する。
[Link] 計算
[Link] で求めたたわみ量から式(29)によって曲げヤング係数を算出する。
ΔP×l3
Eb = …………………………………………………………………………(29)
4× bh3 × Δy
ここで, Eb: 曲げヤング係数(MPa又はN/mm2)
l: スパン(mm)
b: 試料合板の表示幅(mm)
h: 試料合板の表示厚さ(mm)
ΔP: 比例域における上限荷重と下限荷重との差(N)
Δy: ΔPに対応するスパン中央のたわみ量(mm)
分 銅 単位 mm
荷 重 棒(木製 50×70)
合 板
鋼 管(外径 48.6)
支 持 台 (
ダイヤルゲージ 側
スタンド 面
図
)
l
l/2 l/2
750 750
1500
W/4
W/2
(
平
W 測 点 面
図
W/2
)
W/4
支 持 台
鋼 管
分 銅 l:合板の長さ
荷 重 棒 W:合板の幅
合 板
図12-2 級の曲げ試験の方法(例)
79
0233:2024
4.13 面内せん断試験
4.13.1 試験片の作製
4.13.2 手順
4.13.3 計算
4.13.2 で求めた最大荷重から面内せん断強さを式(30)によって算出する。
Ps
Sm = ………………………………………………………………………………(30)
h×l
ここで, Sm: 面内せん断強さ(MPa又はN/mm2)
Ps : 最大荷重(N)
h: 試料合板の表示厚さ(mm)
l: 試験片の長さ(mm)
80
0233:2024
単位 mm
30 P
25
70
高力ボルト
M10b)
265
約 5°
65
70
55°
25
厚さ10 mm 16
以上の鋼板 P
25 30 厚さ 10 mm
以上の鋼板 a)
(平面図) (側面図)
注a) 鋼板の合板に接する面は滑り防止のためヤスリ目を入れてもよい。
注 b) ボルトは,試験片と鋼板とが滑らないようにしっかり締め付ける。滑りの発生を防止する手段を講じてもなお滑
りが生ずるときは,ボルトを太くしてもよい。この場合,鋼板の幅を30 mm より大きくしてもよい。
図13-面内せん断試験の方法
4.14 耐水試験
4.14.1 試験片の作製
4.14.2 手順
[Link] 耐水A 試験
[Link] 耐水B 試験
[Link] 耐水C 試験
[Link] 耐水D 試験
4.15 湿熱試験
4.15.1 試験片の作製
4.15.2 手順
4.16 摩耗試験
4.16.1 試験片の作製
4.16.2 手順
[Link] 摩耗A 試験
[Link].1 計算
摩耗量は,式(31)によって算出する。ただし,4.16.1によって4片の試験片を作製する場合にあっては,表面,裏面それぞ
れの摩耗量を算出する。
82
0233:2024
Mav
M= ………………………………………………………………………………………(31)
2
ここで, M: 摩耗量(g)
Mav: 各試験片の摩耗減量(g)の和
注記 摩耗減量とは,試験前の試験片の質量から100回転後の試験片の質量を引いたもの。
[Link] 摩耗C試験
試験片を図14,図15又は図16のいずれかに示す試験装置の回転盤に水平に固定し,軟質摩耗輪(JIS K 7204に定めるCS1
7に適合するものをいう。)2個を取り付けて試験片を200回転させる。この場合,試験片面上に加わる総質量は,軟質摩耗
輪の質量を含め1 000 gとする。
単位 mm
ゴム製円板の軌跡
ゴム製円板
89
試験片固定枠
38
63.5
止めネジ
ゴム製円板
プ ラ グ
試 験 片
試験片固定枠
図14-摩耗試験の方法1
83
0233:2024
ゴム製円板の軌跡
ゴム製円板
試験片固定枠
19.0±0.2mm
止めネジ A1 A2 A1=A2=39.4±0.15mm
ゴム製円板
プ ラ グ
試 験 片
試験片固定枠
図15-摩耗試験の方法2
ゴム製円板の軌跡
ゴム製円板
試験片固定枠
19.1±0.1mm
B A1 A2 B A1=A2=26.2±0.1mm
止めネジ
B=12.7±0.1mm
ゴム製円板
プ ラ グ
試 験 片
試験片固定枠
図16-摩耗試験の方法3
4.17 引きかき硬度試験
4.17.1 試験片の作製
4.17.2 手順
[Link] 引きかき硬度A 試験
[Link] 引きかき硬度B 試験
結合金具
バランスウェイト ビーム
軸
ウェイト
ビーム ダイヤ針
ガイド 試験片取付台
試験片固定ネジ
調整脚 基台 移動用
ギヤ 送りハンドル
ホルダー
ダイヤ針ホルダー
45°
ダイヤ針
R5/100 mm
図17-引きかき硬度試験機
4.18 衝撃試験
4.18.1 試験片の作製
4.18.2 手順
[Link] 衝撃A 試験
[Link] 衝撃B 試験
落下重すい
465
試験片
試験片取付枠
カウンター
固定盤
動力
固定盤調整装置
ハンドル
250
図18-衝撃試験の方法
4.19 汚染試験
4.19.1 試験片の作製
4.19.2 手順
[Link] 汚染A 試験
[Link] 汚染B 試験
4.20 耐酸試験
4.20.1 試験片の作製
4.20.2 手順
4.21 耐シンナー試験
4.21.1 試験片の作製
4.21.2 手順
5 試験の方法の一般条件
箇条4の試験を行う場合には,特に定めがない限り原則として次に従って行わなければならない。
a) 試験機器は,適合基準を満足するかどうかを十分判定できる性能及び精度を有するものでなければならない。
b) 測定値は,試験機器の読みとり可能な単位まで読みとらなければならない。ただし,たわみ量については0.01 mmの単
位まで読みとらなければならない。
c) せん断強さ等の算出は,基準値の最小単位の1/10を四捨五入して基準値の最小単位までとする。
d) 使用する薬品(JISに規定されていないものを除く。)は,当該薬品(試薬)のJISに規定する特級のものを使用しなけ
ればならない。
e) “約”は指定値の±10 %以内とし,“正確に量り採り”は0.001 gの単位まで測定しなければならない。
f) 各試験での処理時間は,指定された時間の-0分,+5分以内とする。
g) 曲げ剛性試験,曲げ試験及び面内せん断試験は,温度20±2 ℃,相対湿度65±5 %(以下“関係温湿度”という。)
の 条件の中で質量が一定(24 時間間隔で測定した質量差が試験片質量の0.1 %以下の状態をいう。以下同じ。)にな
るまで調湿した試験片を用い,関係温湿度の条件の中で試験を行わなければならない。ただし,関係温湿度の条件の中
での試験が困難な場合には,試験片の調湿後,直ちに試験を行わなければならない。なお,設備の都合により関係温湿
度の条件を作ることが困難な場合又は製造上の理由により関係温湿度条件で質量が一定に達するまでに長期間を要する
場合には,関係温湿度条件によらずに試験を行ってよいが,この場合,試験の結果と試験片の含水率の関係等によって
関係温湿度条件下における曲げヤング係数,曲げ強さ又は面内せん断強さが確保されていることが適切に評価できるも
87
0233:2024
のでなければならない。
制定等の履歴
制定文、改正文、附則等(抄)
○ 令和 6年 4月 15 日農林水産省告示第 782 号
令和 6年 5月 15 日から施行する。